株式会社MEMOCOのプレスリリース
<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負う西日本新聞社のGranza Beautyと合同でデンタルフロスを使ったことがある男女111名を対象に、「デンタルフロス選びに関しての実態調査」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「デンタルフロス選びに関しての実態調査」についてのアンケート
調査期間:2024年5月3日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:111人
調査対象:男性34人、女性77人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合に関してご紹介します。
回答者の年代
20代:約9%
30代:約39%
40代:約31%
50代:約18%
60代以上:約3%
回答者の性別
女性:約69%
男性:約31%
デンタルフロスを回答者はどう使っていたのか
使ってみたデンタルフロスを紹介する前に、ここでは回答者がどれくらい、そしてどのようにデンタルフロスを使っていたのかを明らかにします。回答者のこれまでのデンタルフロスの使用に関して、以下の質問をしました。
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デンタルフロスの使用歴は?
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デンタルフロスを使い始めたきっかけは?
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使っているデンタルフロスのタイプは?
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デンタルフロスを使うタイミングは?
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デンタルフロスの習慣を友人にも勧めたい?
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3年以上:約59%
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1年以上3年未満:約19%
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1年未満:約9%
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3ヶ月未満:約7%
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6ヶ月未満:約6%
今回の回答者は3年以上使っている人が最も多い結果となりました。1年以上使っている人に至っては約78%。今回のアンケートの回答は、少なくとも1年間はデンタルフロスを使っている人から得られたものと言えるでしょう。
では、デンタルフロスを使い始めたきっかけを見てみましょう。
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歯医者の勧め:約58%
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歯間の汚れが気になった:約15%
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家族・知人の勧め:約13%
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虫歯・歯周病ができたため:約6%
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口内環境改善:約3%
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口臭ケア:約2%
ほかには「歯並びが悪い」、「歯の勉強をしたため」、「テレビCMを見て」がありました。基本的には歯の治療の一環として勧められて始めた人が多いようです。続いて、使っているデンタルフロスのタイプについて聞いてみました。
デンタルフロスには形状がホルダータイプとロールタイプの2種類。それに付随してワックスの有無が合わさって計4種類になります。それぞれの特徴を紹介します。
ロールタイプの特徴
糸を40〜50cm程の長さに切って、使用するデンタルフロスです。歯並びが悪い人や詰め物、被せ物がある人におすすめ。
コストパフォーマンスがよく、持ち運びに便利です。ただし、慣れるまでは外出先で使用するのは難しいかもしれません。
ホルダータイプの特徴
プラスチック製の柄に糸がセットされており、片手で手軽に使用することができるタイプです。初めてデンタルフロスを使用する人に向いています。
ホルダータイプは「F字型」と「Y字型」に分かれており、前歯にはF字型、奥歯にはY字型が使用しやすいです。
ワックス有りの特徴
すべりがよく、初めて使用する人に向いています。清掃性はワックス無しに劣ります。
ワックス無しの特徴
すべりがないため慣れるまで時間がかかりますが、繊維が広がり、歯垢を絡め取るので、しっかり歯垢を除去したい人に向いています。
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ホルダータイプ/ワックス無し:約42%
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ホルダータイプ/ワックス有り:約10%
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ロールタイプ/ワックス無し:約29%
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ロールタイプ/ワックス有り:約20%
使用者が最も多いのはホルダータイプのワックス無しのもの。ただし、ホルダータイプとロールタイプとで分けるとほぼ半々。一方ワックスの有無で比較してみるとワックス無しが約71%とワックス有りに比べるとかなり高いことがわかります。
今回の回答者は1年以上使用している人が大半のため、滑りが悪くてもきちんと汚れが取れるワックス無しが人気のようです。
では、回答者たちはどのタイミングでデンタルフロスを使うのでしょうか?
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歯磨き後:約48%
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歯磨き前:約32%
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特に決めていない:約20%
最も多いのが歯磨き後。ついで歯磨き前と回答者たちは自分なりのルールでデンタルフロスを使っているようです。では、デンタルフロスの習慣を友人に勧めたいかを聞いてみました。
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勧めたい:約43%
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どちらかというと勧めたい:約46%
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どちらかというと勧めたくない:約5%
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勧めたくはない:約6%
勧めたい・どちらかというと勧めたいと回答した人は全体の90%近くになりました。
それぞれの回答者の理由を抜粋して紹介します。
勧めたい:約43%
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歯磨きだけではすべて汚れを除去できないため(30代男性、使用歴:3年以上)
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すっきりした感じがあることと、歯周病予防や歯石の付着を防ぐことができ口内環境を整えることができるからです(40代男性、使用歴:3年以上)
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歯茎の調子が明らかに良くなるから。(50代女性、使用歴:3年以上)
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歯ブラシだけでは素人だとどうしても取り切れない食べ残しを取り除くのに限界があるからです。口臭予防にもなると思っています。(30代女性、使用歴:3年以上)
どちらかというと勧めたい:約46%
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自分の歯の状態がよくなりメンタル的にもさわやかになれたからです。(40代男性、使用歴:1年以上3年未満)
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歯の健康には良いが、手間がかかることなので、どちらかというと勧めたい。(50代女性、使用歴:3年以上)
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歯医者へ行った際に歯石除去で痛い思いをすることが減ったため(20代男性、使用歴:1年未満)
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歯医者さんに勧められ、デンタルフロスの研磨の結果が良かったから(50代男性、使用歴:3年以上)
どちらかというと勧めたくない:約5%・勧めたくはない:約6%
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結構面倒くさいし、歯並びによってはやりにくいから。(50代女性、使用歴:3年以上)
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歯と歯茎がくっついてない場合に限りデンタルフロスがいいのでは。(50代男性、使用歴:3年以上)
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めんどくさいのと歯と歯の間に入れる時痛い(20代男性、使用歴:3ヶ月未満)
勧めたい理由として「口内環境改善ができた」「歯ブラシでは取れない汚れが取れる」「スッキリする」などがありました。対して勧めない理由として「歯間が狭いと入りづらい」「歯茎に当たると痛い」「面倒」「手間」という声もありました。
いつもの歯磨きにもう一手間なので確かに面倒であったり、痛みがある場合は億劫になりますね。デンタルフロスを使い始めたきっかけが「歯医者に勧められて」と回答した人が多いので、プロから背中を押されたりアドバイスを受けたことが、長期で使用できている理由なのかもしれません。
使ってみたいデンタルフロスとは?
回答者にGranza Beautyの記事『デンタルフロスにおすすめの10品をオーラルケアアドバイザーが実際に試してランキング|種類や選び方を解説』にある商品の中でどの商品を使ってみたいかを聞いてみました。ここでは『使ってみたいデンタルフロスのTOP5』を紹介します。
第1位 クリニカアドバンテージデンタルフロスY字タイプ(29票/111人中)
Y字型の柄が付いたフロスは奥歯に入れやすいので、子どもからシニアまで家族みんなで使えそうです。
<選ばれた理由>
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使いやすくて強度があるので、歯と歯の間が狭い自分にぴったりだと思うから(20代男性、使用歴:3ヶ月未満)
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老若男女問わず使い勝手が良い点に魅力を感じた(30代女性、使用歴:1年以上3年未満)
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歯医者でもそれに近い形のを使用しているから(40代男性、使用歴:3年以上)
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特に奥歯へ使用しやすいから(50代男性、使用歴:3年以上)
第2位 ホワイトエッセンス フロスエフトリオ(17票/111人中)
糸が3本に分かれているデンタルフロスは珍しいです。コンパクトサイズなので歯ブラシケースに収まりやすく、持ち歩き用に便利そうです。
<選ばれた理由>
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1本の糸しか使用した事がないので、3本だとより取れそう(30代女性、使用歴:3年以上)
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3種類の成分が配合された糸がどれほどのものか興味があるから(30代女性、使用歴:3年以上)
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持ちやすそうで力が入れやすいと思ったからです(40代女性、使用歴:3年以上)
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ホルダータイプかつ、柔らかめの素材のため(30代男性、使用歴:3年以上)
第3位 GC ルシェロフロスミントワックス(14票/111人中)
ワックスつきなので初心者の人も使いやすそうです。また、糸の断面が鋭いエッジのあるくさび状になっているため、歯垢をしっかりかき取ります。
<選ばれた理由>
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爽やかなフレーバーが良く使用しやすいと思うからです(30代女性、使用歴:1年以上3年未満)
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ワックス有りで使いやすそうなのと、ミントフレーバーが魅力的だと思いました。(30代女性、使用歴:3ヶ月未満)
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ロールタイプで容量もありそうだから。使いやすそう。(20代女性、使用歴:3年以上)
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ワックス無しに劣らない清掃性が魅力的だったから。(30代女性、使用歴:3年以上)
第4位 ブラシモ(Brushmo) BBフロス(13票/111人中)
コンパクトなのでポーチに入れて持ち運びしやすそうです。ミントのフレーバーで、フロスをした後に口内がすっきりします。
<選ばれた理由>
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黒いので白いものより汚れが見えてスッキリしそう(40代女性、使用歴:3年以上)
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柔らかいタイプのが好きで、黒色のためにどれぐらい歯垢が除去できているかがわかりやすいので(50代男性、使用歴:3年以上)
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ワックス有りで、持ち運びしやすい大きさ、使い勝手の良さそう(30代女性、使用歴:3年以上)
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いくらか取れたかというのは続けるモチベーションにもつながると思った(30代男性、使用歴:1年以上3年未満)
第5位 クリニカ アドバンテージ なめらかスリムフロス(10票/111人中)
歯と歯の間がとても狭い人にもぴったりで、フラットタイプでワックスが付いているタイプは使いやすいです。初心者におすすめです。
<選ばれた理由>
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スリムな方が初めてでも使いやすいから(40代女性、使用歴:3年以上)
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歯肉を痛めなさそうだから(30代女性、使用歴:1年未満)
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有名企業の商品だから。(40代男性、使用歴:3年以上)
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いつも使用しているものに一番近いから(40代女性、使用歴:6ヶ月未満)
ホルダータイプ、ロールタイプともに人気がありました。高い順位のものはワックス無しのものが多い印象。また、「どれだけ取れたかが継続のモチベーションにつながる」という声もあり、使用している実感、汚れが取れている実感が重要のようです。
まとめ
デンタルフロスに関して、ホルダータイプとロールタイプ、ともに人気がある一方で、ワックスの有無では無しを選ぶ人が全体の約72%いることがわかりました。
一方、実際の商品に関しては「汚れが取れている実感」を重要視している印象でした。やはり、日頃使う商品のため、デンタルフロスをする意義や歯がキレイになっている実感は重要のようです。