「なんとなく調子が悪いなぁ…」心身が発している不調のサインを受けとめるとき、東洋医学の知恵が役立ちます。「薬膳レシピ」や「ツボ療法」などの東洋医学的セルフケア=“養生”を日常生活に取り入れましょう。
株式会社NHK出版のプレスリリース
西洋医学的な血液検査や画像診断をしても「病気」と診断はされない、でもやっぱり調子が悪い。そんな「なんとなく不調」は、東洋医学で「未病」と呼ぶケースに当たることがあります。本書では、そうした東洋医学の見地から、現代に生きる多くの人が感じている不調の原因を探り、それを改善する生活術である「養生」の提案をします。
東洋医学的考え方の基本を押さえながら、専門的になり過ぎない、ふだんの生活や暮らし方に取り入れやすいエッセンスとしての情報を網羅し、今日から実践できるセルフケアを紹介します。
自分自身や身の回りのことを自然に受け止めるーそんな“無理しない”スタンスを東洋医学から学んでみませんか?
内容紹介
はじめに 木村容子先生からのメッセージ
「なんとなく不調」は心と体の変化を知らせるサイン
医師として多くの患者さんを診察している木村先生だからこそ、リアルに感じている「なんとなく不調」の実態や、なぜ今そう感じる人が多いのか?を解説。さまざまな気づきを与えられる、木村先生からのメッセージです。
「本書でできるセルフケア」 このムックの使い方
「東洋医学」は難しいものではありません! 基本的な考え方のなかに、日常に取り入れやすいセルフケアのヒントがあります。まず、考え方を知り、そして手軽な薬膳をつくったり、ツボを押したり。手軽に実践できるセルフケア情報満載の一冊。
「東洋医学」ってどんなもの?&「養生」のすすめ
東洋医学の考え方を、図やイラストなどのビジュアルを交えて優しく伝えます。
体質チェックで自分を知り、タイプに合った薬膳をつくってみよう!
今回のムックでは、体質を5つに分類しています。自分の感じる不調がどのような原因から来ているのか、そんなことを知るきっかけに。山田奈美先生のつくりやすく、おいしい薬膳レシピも必見です。
不調をやわらげるツボを紹介
「だるい」「頭痛」「イライラ」など、「なんとなく不調」の代表選手的な12の症状を取り上げ、症状をやわらげる効果が期待できるツボと、気をつけたいポイントなどを紹介。
著者紹介
木村容子(きむら・ようこ)
医師、医学博士。東京女子医科大学附属東洋医学研究所所長、教授。日本内科学会認定医、日本東洋医学会専門医、指導医。お茶の水女子大学を卒業後、中央官庁入省(国家公務員1 種)。英国・オックスフォード大学大学院留学中に漢方と出会う。帰国後、退職して東海大学医学部に学士入学。2002 年から同研究所に勤務。著書は『女40 歳から「不調」を感じたら読む本』(静山社文庫) など多数。NHK 趣味どきっ!「体ととのう おうち薬膳」講師など。
◆薬膳レシピ提供
山田奈美(やまだ・なみ)
薬膳・発酵料理家。国際中医薬膳師。編集者・ライターとして活動中に薬膳に出会い、東洋医学や食養生などを学ぶ。雑誌やウェブなどで発酵食や薬膳レシピを提案しながら、結婚を機に移住した神奈川県・葉山の築90 年以上の古民家で、発酵教室や和食薬膳教室などのワークショップを開催。『いつもの食材と調味料で 体が整うごはん』(ナツメ社)ほか著書多数。
◆ツボ指導
髙田久実子(たかた・くみこ)
はり師、きゅう師。こどもと女性のためのめぐり鍼灸院院長。東京女子医科大学附属東洋医学研究所(非常勤鍼灸師)。全日本鍼灸学会認定鍼灸師、不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。小児はりから手技を用いたセルフメンテナンスまで幅広く対応。
水野公恵(みずの・きみえ)
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師。出張施術専門の水野はり灸指圧院院長。東京女子医科大学附属東洋医学研究所鍼灸臨床施設(非常勤)では、女性特有のお悩みから整形外科疾患、顔面神経麻痺などの施術にあたる。全日本鍼灸学会専攻鍼灸師、不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
◆ツボ監修
蛯子慶三(えびこ・けいぞう)
東京女子医科大学附属東洋医学研究所鍼灸臨床施設長
商品情報
書名:『いつもだるい、不眠、頭痛、肩こり、プチうつ・・・“なんとなく不調”と上手につき合うためのセルフケア』
著者:木村容子
レシピ提供:山田奈美
ツボ指導:髙田久実子、水野公恵
出版社:NHK出版
発売日:2024年7月24日
定価:1,430円(税込)
判型:B5判並製
ページ数:96ページ
ISBN:978-4-14-199345-2
URL:
NHK出版サイト→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000061993452024.html