身体・栄養データを用いた独居高齢者の一次予防DXの実装を愛媛県で開始！

事業概要

「デジタル実装加速化プロジェクト」は、デジタル・ソリューションと関連技術を愛媛県内事業者・自治体等に実装し、稼ぐ力の向上やデジタル人材の育成など地域課題の解決にチャレンジするプロジェクトです。当社は、即時尿検査キットを有する株式会社ユーリア（本社：愛知県名古屋市, 代表取締役：水野将吾）と愛媛県内で薬局や介護事業を展開する株式会社FESREC（本社：愛媛県松山市, 代表取締役：三谷洋右）と共にコンソーシアムを組成し、当社の高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL（スタートウェル）」の実装検証を行います。

• トライアングルエヒメ推進事業「デジタル実装加速化プロジェクト：https://dx-ehime.jp/

STARTWELL（スタートウェル）について

STARTWELL（スタートウェル）は、高齢者の健康不安や孤独・孤立の解決を目的とし、ウェアラブルデバイスから得られる身体データと尿検査キットから得られる栄養データを基にした健康管理アドバイスを、看護師がユーザー宅に月に1回訪問して行うヘルスケアサービスです。これまでのところ、独居高齢者ユーザーにおける解約率はゼロ%であり、「長寿命化」「医療費・介護費の抑制」という大きな時代の変化によって顕在化された顧客ニーズに応えられていると考えております。今回の「デジタル実装加速化プロジェクト」では、特に、独居高齢者の睡眠改善を図ることで高齢者のQOL向上と新たな産業づくりで社会的インパクトの創出を目指します。

• サービスサイト https://startwell.nurseandcraft.io/

一次予防がもたらす社会的インパクト

愛媛県の健康寿命は、男性がワースト2位で女性はワースト4位となっており、心疾患の粗死亡率も全国2位と高い水準にあります。独居高齢者の増加や高齢者全体の約3割が睡眠障害を抱えていると言われる背景から、主に介護保険利用前の高齢者に対する一次予防のインパクトは非常に大きいと考えており、STARTWELL（スタートウェル）を通じて睡眠改善を図ることでQOLの向上と、医療費削減や外出機会増加、コミュニケーション支出の増加が見込め、松山市への経済効果は最大約64億円と試算しています（愛媛県全体では約195億円）。今回の「デジタル実装加速化プロジェクト」を通じて、まずは松山市から実装し、その後は県内で横展開を図ります。

スケジュールとオブザーバー参加について

8月30日松山市で開催されるキックオフイベントを皮切りに、令和7年3月31日まで実施されます。期間中は、愛媛県内の各市町関係者や県内事業者（主に医療・介護事業者等）を対象とした、二度の外部向けの勉強会を実施します。また、オブザーバー参加も随時受け付けております。

Nurse and Craft株式会社について

瀬戸内海に浮かぶ大崎下島を拠点とし、「今が一番楽しく、明日が楽しみになる社会」をビジョンとして掲げるインパクトスタートアップです。2020年より、「まちを再生する訪問看護」として過疎地における持続可能な医療・介護インフラの整備「訪問看護サービス」、高齢者の健康の維持増進を図るヘルスケアサービス「STARTWELL」の開発、医療・介護従事者向けの「ヘルスツーリズム」の開発に努めて参りました。当社が拠点とする大崎下島での社会実装を経て、さらに他の地域へと展開することで社会的インパクト創出を図っていきます。

• ビジョン：今が一番楽しく、明日が楽しみになる社会

• ミッション：人生100年時代の新しい暮らし方をつくり、それを支えるナースの精神を調整する

• タグライン：100年生きたら、おもしろかった