遠隔医療に取り組むスタートアップ『リモハブ』 「健康ハートの日2024」に協賛

心疾患の啓発プロジェクト「健康ハートの日」(日本心臓財団、日本循環器学会、日本循環器協会、日本AED財団)を通じ、心臓病に対する意識の向上と予防に貢献します

株式会社リモハブのプレスリリース

株式会社リモハブは、健康ハートの日 (kenko810.com)に協賛しています 
7月から9月は健康ハートの強化月間!

楽しく学べる参加型の啓発イベントが企画されています

健康ハートの日

1985年に公益財団法人日本心臓財団が毎年8月10日(810「ハート」)をハートの日と定め、心臓病予防啓発イベント「健康ハートの日」を実施されてきました。今年は7月から9月にかけて一般市民向けの循環器病啓発活動が展開されています。

健康ハートライトアップ

8月10日、全国各地の名所や協力施設が赤いハートの色に灯ります。「健康ハートの日」公式Xにライトアップ写真を投稿できます。


心疾患は、国民の死亡原因の第2位を占めると言われています。中でもさまざまな心疾患の終末像である心不全は、国内患者数が約120万人¹⁾と推定されており、高齢化が進む日本では、今後もしばらくは増加することが見込まれます。運動療法をはじめとする包括的なプログラムである心臓リハビリテーションは、心不全をはじめとした心血管疾患が及ぼす再入院の低減やQOLの改善においてその有効性が報告されており、関連する診療ガイドライン²⁾で推奨されている治療のひとつです。しかし、患者数に対する実施率は低く、特に後期回復期における外来での実施率は7.1%³⁾というデータもあり、多くの患者さんが受けられていません。その理由のひとつには、高齢あるいは病院から遠方に暮らす患者さんにとって、心臓リハビリテーションのために継続的に通院することの難しさがあると知られています。リモハブでは、この心臓リハビリテーションを在宅にて有効かつ安全に実施できる「遠隔システム」を開発し普及させることで、心疾患の患者さんの予後やQOLを改善することを目指しています。

出典:

¹⁾ Yuji Okura et al. Impending Epidemic: Future Projection of Heart Failure in Japan to the Year 2055. Circulation Journal. 2008, 72(3),p. 489-491.

²⁾ 日本循環器学会. “2021年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン”.日本循環器学会ホームページ.(参照 2024‐04‐11).

³⁾ Koshiro Kanaoka et al. Multifactorial effects of outpatient cardiac rehabilitation in patients with heart failure. European Journal of Preventive Cardiology, 2023, 30(6), p.442-450.

株式会社リモハブ 代表取締役・医師 谷口達典 コメント

この度、心疾患の疾病啓発プロジェクト”健康ハートの日2024″の趣旨と活動に賛同し、協賛いたしました。私自身、循環器内科の一人の医師として、これまで多くの心疾患に悩める患者さんとそのご家族に出会ってきました。この取り組みが、全国の方が心臓のことを思いやり、健康について少しでも考えるきっかけになることを願っています。

株式会社リモハブ | 遠隔医療をデザインする会社 (remohab.com)

スタンフォード大学発の医療機器開発アントレプレナー育成プログラム「ジャパンバイオデザイン」のフェローシップ 第1期メンバーである循環器内科専門医の谷口達典が2017年に設立した大阪大学医学部発スタートアップ企業です。”世界のヒトに健幸を”をビジョンに掲げ、IoT技術を活用することで実施率が低い心臓リハビリテーションを在宅にて適切に実施できる遠隔システムを開発し、心疾患の予後を改善することを目指しています。

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