レーザーや電気のような刺激を与えずに「保湿と導入が行える」とクリニックで話題のWINDSCELL(ウィンセル)に搭載のナノサイズ微細水粒子AIR(アイル)のメカニズムや臨床研究の成果を学会で相次ぎ報告

株式会社アイシン AIR事業推進部のプレスリリース

株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、以下、アイシン)は、自社で開発し販売を開始したクリニック用美容機器WINDSCELL(ウィンセル)に搭載した世界最小※1の「ナノサイズ微細水粒子・AIR(アイル)」について、詳細なメカニズムや作用の解明に向け精力的に研究を続けています。2024年6月に京都で開かれた第123回日本皮膚科学会総会でもその成果を発表。8月に名古屋で開催される第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会でも臨床研究について報告する予定です。

※1水粒子大きさ

 国内外論文及び特許の調査結果 〈2024年7月26日現在アイシン調べ〉

自動車部品総合メーカーのアイシンは、さまざまな事業で培った技術をもとに、空気中の水をナノサイズの水粒子に変換して放出するシステムを開発。それにより、世界最小※1の微細水粒子「AIR(アイル)」を生み出しました。この非常に小さな目に見えない水粒子AIR(アイル)は、生体との相性が良く、美容・理容・医療・ヘルスケア・バイオ・食品・工業など、生活のさまざまな場面で活用できる可能性を秘めています。

特に肌への作用については、開発初期の段階から「この水粒子を浴びると肌がしっとりし、潤いが持続する」という体験をきっかけに、さまざまな分野の専門家の協力のもとで研究を続けてきました。その結果、AIR(アイル)は、肌を潤す保湿効果を持続させること、皮膚に塗布した美容成分を肌の角質層まで浸透させる導入効果を持つことなどが判明。「肌に触れることなく、水分と成分で潤す」ことが可能なため、「保湿」と同時に、摩擦やレーザー、針、電気のような刺激を生じることがない「非接触導入」が行え、乾燥肌や敏感肌はもちろん、さまざまな肌悩みに対応できる機器としてクリニックで効果を発揮しています。

 世界最小の微細水粒子※1AIR(アイル)のメカニズムと特徴

AIR(アイル)は、約 1.4nm(ナノメートル)

サイズの水粒子。スチームの約 1/600、ウルトラ

ファインバブルや帯電微粒子イオンよりも小さく、電荷を帯びず、極性を持たず、生体に作用しやすく、水粒子の構造が安定していることが最大の特徴です。

※1水粒子大きさ

※2水粒子変換技術を応用した「非接型導入機器」

※3角層まで

国内外論文及び特許の調査結果 〈2024年7月26日現在アイシン調べ〉

微細な水粒子が皮膚に取り込まれるメカニズム 角層の脂質にも働きかける新たな可能性 肌への効果を裏付ける結果に

この世界最小※1の水粒子が肌にどのように入りどのように作用しているのか、詳細なメカニズムの解明について研究は引き続き積極的に行われており、今年6月に開かれた日本皮膚科学会総会のモーニングセミナーでも、「AIR(アイル)」(以下、ナノサイズ微細水粒子)」の皮膚への作用について、新しい研究結果が発表されました。

東京大学物性研究所の原田慈久教授は、「放射光軟 X 線を用いたナノサイズ微細水粒子の吸着状態可視化」と題して、どのように皮膚へ吸着し入り込むか、そのメカニズムについての研究結果を紹介。人工皮膚膜を使い放射光軟 X 線を用いた実験で、皮膚に吸着したナノサイズ微細水粒子が、通常の水では入れない脂質内に入り電荷を残すことで新たに水が取り込まれることを解明。それにより肌に保湿効果をもたらす可能性を報告しました。

城西大学薬学部の藤堂浩明教授は、「水の皮膚浸透性および皮膚に及ぼすナノサイズ微細水粒子噴霧の影響」と題し、皮膚にとって水は最も安全な吸収促進剤であるというお話から、ナノサイズ微細水粒子の皮膚への透過性の高さを示す研究結果や、さらには、ナノサイズ微細水粒子が角層で脂質に働きかけるという、驚くべき可能性について発表されました。

※薬機法により一部表現を変えています

先生方のコメント

無帯電のナノサイズ微細水粒子が皮膚で電荷を持つことがカギ

東京大学物性研究所

原田慈久(はらだ・よしひさ)教授

「軟X線」と呼ばれる光を用いて物質を原子・分子レベルで測定し、水をはじめ多くの物質の電子構造や機能のメカニズムを解明している。

「今回、このナノサイズ微細水粒子による持続的な肌の保湿効果について、“電荷”というキーワードからその一端を解明できたと思っています。さらに研究を続けて特性を解明したいですね」

皮膚への透過性の高さと角層の脂質にも作用する可能性に期待

城西大学薬学部

藤堂浩明(とうどう・ひろあき)教授

専門は、経皮吸収や皮膚透過性の研究。薬物や有効成分の皮膚浸透性を高めるよう製剤や外部デバイスなどさまざまな観点から研究を行う。

「水は肌にとって最も安全な吸収促進剤ですが、この水粒子は特に浸透性が高く、成分の導入作用を高めることがわかってきています。今回、肌のバリア機能を担う脂質にも作用する可能性があることも判明し、驚いています」

敏感でデリケートな肌と相性抜群のナノサイズ微細水粒子

野村皮膚科医院

野村有子(のむら・ゆうこ)院長

アトピー性皮膚炎の治療をはじめ、「一人ひとりの患者を大切にし、最高の医療を提供する」という理念のもとに、あらゆる皮膚疾患の治療に当たる。

「敏感でデリケートな肌はバリア機能が弱まり、常にトラブルが起こりやすい状態です。外的刺激から肌を守るためにも保湿とバリア機能のサポートはとても重要。角質層に素早く浸透するナノサイズ微細水粒子は、安全で効果的だと考えています」

※薬機法により一部表現を変えています

学会・セミナー概要

第123回日本皮膚科学会総会(国立京都国際会館)/2024年6月6〜9日開催

6月8日(土)株式会社アイシン共催モーニングセミナー

「ナノサイズ微細水粒子が皮膚に作用するメカニズムを知る」

 座長:東京都済生会中央病院 海老原 全院長、昭和大横浜市北部病院 渡辺秀晃教授

8月の日本美容皮膚科学会総会でも新たな臨床研究成果を報告

「ナノサイズ微細水粒子・AIR(アイル)」の皮膚への作用については、これまでもさまざまな臨床研究が報告されていますが、メカニズムについてはまだ解明されていないことも多く、アイシンでは今後も基礎研究と臨床研究の双方を通して全容を解明していきます。8月31日〜9月1日に行われる第42回日本美容皮膚科学会総会・学術大会のスポンサードセミナーでも新しい臨床研究結果を発表する予定です。

WINDSCELL(ウィンセル)とは

寝姿勢モデル(sleeping/model)
座姿勢モデル(sitting/model)

AIR(アイル)技術を活用した美容機器「WINDSCELL(ウィンセル)」は、目に見えない約1.4nm(ナノメートル)の極小の水粒子AIR(アイル)を肌の深層(角質層)まで届け、肌に潤いや美容成分をとどめて、美肌作用を持続させます。保湿と導入の”W”効果で、さまざまな肌トラブルに対応でき、肌悩みに合ったカクテル処方でパーソナルな施術を可能にします。推奨導入剤の「avleauアヴロ」シリーズは、効果と安全性の両面を考慮して開発しており、肌に刺激がなく高濃度配合を可能にした中性ビタミンCをはじめ、メニューに合わせてご提案しています。

本製品は医療機器ではなく、疾病の治療・予防を目的とするものでありません。

関連リンク

・WINDSCELL公式サイト

https://windscell.jp/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。