花王、いい歯の日(11月8日)に先がけ「全国歯磨き本音調査」を実施 全国の歯磨き自己採点は平均「61.6点」!? 約7割は「ながら磨き」 令和の歯磨きスタンダードを徹底調査!

花王PR事務局のプレスリリース

 花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は11月8日“いい歯の日”に先がけ、 「全国歯磨き本音調査」を実施いたしました。調査は、47都道府県の20代~60代の男女計1万人を対象とした「生活者1万人の歯磨きの本音・実態」と、“歯のプロ”である歯科医、歯科衛生士100人ずつにアンケートした「歯のプロ200人に聞いた歯磨きの実態」の、2つのパートで構成。生活者とプロ、双方の視点から“歯の健康は大切だけど、わかっていても毎日正しい歯磨きはできない”リアルな現状が見えてきました。

※ながら磨き:テレビやスマホを見たり、家事など他の事をしながら、もしくはぼーっと考え事をしながら歯を磨いている状態のこと

         【全国歯磨き本音調査 調査結果サマリー】

PART1:生活の基本的な習慣のひとつ“歯磨き”。本当は歯磨きをどう思っているのか
データから見る「生活者1万人の歯磨きの本音・実態」

●「歯の健康は大事」、だけど「歯磨きは頑張れない」!?

現代人の“オーラル意識と行動ギャップ”が明らかに
 「お口や歯を健やかに保つことは重要」と感じる人が9割を超える一方、
 「丁寧に歯磨きをしたいが、毎日実践するのは難しい」と感じる人が7割以上。

●令和の歯磨きスタンダード?国民の約7割が「ながら磨き」
約7割の人が「週1回以上」ながら磨きをしている実態が明らかに。「ながら磨き率」が最も高い20代は、週1回以上が8割以上。 

夜は平均約5分のながら磨きをしており、スマホやテレビを見ながらが主流。

●マルチタスクはここまで!?わずかな時間も“何かをしないともったいない”、

歯磨き中も「ながら」の現代人
「ながら磨き」をする理由は「歯磨きだけを行うのは時間がもったいないと思う」など、時間の有効活用が上位に。

PART2:正しく磨けている人は実際どのくらい?正しい歯磨きって、できて当たり前?
歯科医100人・歯科衛生士100人に聞く「歯のプロ200人から見る歯磨きの実態」

●正直自信なし…?自己採点の平均は「61.6点」、90点以上はわずか約6%!

全国各地の“歯磨き肯定感”が露わに

● “歯のプロ”が答える真実…約8割が「みんな正しく磨けていない」
歯科医、歯科衛生士ともに約8割が「歯磨きをちゃんとできている人はあまりいない」と回答。
その一方で、「毎日正しい歯磨きを実践するのは大変だと思う」と答えたのは歯科医78%、歯科衛生士86%とプロの視点からも「日々の正しい歯磨き実践」の難しさが証明される結果に。


PART 1 
「生活者1万人の歯磨きの本音・実態」

<「わかっていてもできない」歯磨きの本音と実態>

「歯の健康は大事」、だけど「歯磨きは頑張れない」!?

歯やお口の健康は大切に思うものの、日々の歯磨きは頑張りきれない 現代人の“オーラル意識と行動ギャップ”が明らかに

 歯磨きに対する意識では、約93%の人が「肌や髪と同じくらい、お口や歯を健やかに保つことは重要だと思う」と回答。歯の健康を大事に思う意識がある一方で、「本当はもっと長い時間(丁寧に)歯磨きをしたいが、毎日実践するのは難しい」と回答する人は約74%と多く、理想と現実のギャップが浮き彫りになりました。また、「毎日の歯磨きで、歯医者で指導されたことを常に実践できている」と答えた人は半分に満たず、 きちんと正しいオーラルケアを毎日実践することは難しい、という生活者の本音がうかがえます。

<「ながら磨き」実態 >

令和の歯磨きスタンダード?国民の約7割がしている「ながら磨き」

なんと全体の半数近い人がほぼ毎日「ながら磨き」していることが判明!週1回以上は約7割で、

多くの人にとって定番の歯磨き習慣になっていることがわかった。30分以上かけて磨く、「ながら磨き」猛者も!?

 週1回以上「ながら磨き」する人は、全体のなんと約7割にのぼりました。特に20代は「ながら磨き」をする人が多く、その構成は実に8割以上。60代以上でも2人に1人が当てはまるなど、現代のスタンダードな習慣であることが明らかに。「ながら磨き」にかける時間は、夜は平均5分以上など一般的な歯磨き時間よりも長めの傾向であることもわかりました。中には「30分以上」と回答した猛者も。

<「ながら磨き」中の行為 >

マルチタスクはここまで!?歯磨き中も「ながら」の現代人
テレビを見ながら、またはスマホで動画、漫画、SNSを見ながら…わずかな時間も“何かをしないともったいない”

 「ながら磨き」する理由には、「歯磨きの間は手持ち無沙汰だと思う(約35%)」、「歯磨きだけを行うのは時間がもったいないと思う(約34%)」が上位に並びました。「ながら磨き」中の行動で最も多かったのは、テレビやスマホの視聴。世代ごとの特徴が色濃くでており、 20代の1位は「スマホを見ながら」で約53%、 60代の1位は「テレビを見ながら」で 約45%でした。

 具体的に何を見ているのか尋ねると、「テレビ番組」「SNS」「YouTubeなどの動画」の声が多くあがりました。昨今、メディアコンテンツが多様化・増大したこと、スマートフォンの普及によりメディア視聴の自由度が高まったことなどから、それぞれの「ながら磨き」が生まれやすい環境になっているのかもしれません。生活者の現代のライフスタイルと、歯磨き習慣の関連が垣間見える結果となりました。

<全国の「歯磨き自己採点」>

歯磨き自己採点、全国平均は61.6点!
90点以上をつける人はわずか約6%。全国的にも大きな差は見られず、日本の”歯磨き肯定感”が明らかに

 調査対象者に「普段の歯磨き」を自己採点してもらったところ、全国平均は61.6点、90点以上をつけた人は全体のわずか約6%。世代やエリアによる平均点の差はあまり見られませんでした。

 お口や歯を健やかに保ちたい気持ちはありながらも、毎日正しい歯磨きは頑張りきれない、そんな生活者のリアルな歯磨き実態が背景にあるのかもしれません。国民の“歯磨き肯定感”の実態が浮き彫りとなりました。


PART 2 
歯科医100人・歯科衛生士100人に聞く「歯のプロ200人から見る歯磨きの実態」

<歯のプロの視点で明かされる歯磨きの実態と意識>

“歯のプロが答える歯磨きの真実” !約8割「みんな正しく磨けていない」
毎日正しく歯を磨くのは実はプロから見ても大変…ちゃんとできている人も、教えたことができている人も少数派

 歯科医と歯科衛生士それぞれ100人に、生活者の歯磨き実態や、歯磨きへの意識について質問しました。生活者の歯磨き実態について尋ねると、約8割が「歯磨きをちゃんとできている人はあまりいない」、さらに約9割が「教えた歯磨きのやり方をきちんと実践できている人は少ない」と手厳しい回答。

 一方で「毎日正しい歯磨きを実践するのは、結構大変なことだと思う」と答えた歯科医は約8割、歯科衛生士は約9割と、プロの目線からも「日々の正しい歯磨き実践」の難しさが認められる結果となりました。


補足:「PART 1:生活者1万人の歯磨きの本音」 都道府県別データ

<熊本県歯科医師会 髙水間 奨(こうずま つとむ)理事からのコメント>

 予想以上にどの年代にもながら磨きをしている人が多いと思いました。時間に追われ忙しい現代人は、時間を効率的に使いたい思いがあることから、ながら磨きをしている傾向がみられるようです。
歯磨きをしながらテレビを見たり、スマートフォンを使ったりすることで、時間を効率的に使えます。ただし、磨き残しがないようにしっかり磨くことが大事です。

 実際、私たち歯科医療従事者からみても、指導した歯磨きのやり方をきちんと実践できている人は少ないと感じますし、毎日正しい歯磨きを実践するのはかなり大変なことです。

 そこで、いつもの磨き方でもサポートしてくれる、歯垢を落としやすく、むし歯や歯周病予防効果があるオーラルケア製品を選んでいただきたいと思います。

髙水間 奨(こうずま つとむ)

こうずま歯科医院院長/熊本県歯科医師会理事

平成8年に福岡歯科大学卒業、平成12年に九州歯科大学大学院修了、歯学博士に。

平成16年よりこうずま歯科医院の院長となり、令和元年から熊本県歯科医師会理事に就任。

「全国歯磨き本音調査」調査概要

<PART 1:生活者1万人の歯磨きの本音>

●調査手法:WEB調査 ●集計手法:生年代別人口構成比に準じてウエイトバック集計

●エリア:全国 ●調査実施日:2024年8月9日(金)~2024年8月13日(火)

●調査対象;20歳~69歳男女 10,000サンプル(47都道府県×約213サンプル)

<PART 2:歯のプロ200人に聞く歯磨きの実態>

●調査手法:WEB調査 

●エリア:全国 ●調査実施日:2024年8月9日(金)~2024年8月13日(火)

●調査対象;歯科医・歯科衛生士 各100サンプル(合計200サンプル)

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