ヤクルトレディが、区のがん検診の受診を推進。8月27日には無料のがん講座も開始

城北ヤクルト販売株式会社のプレスリリース

城北ヤクルト販売株式会社(東京都足立区)は足立・荒川区のがん検診率向上を目的として区と提携し、区のがん検診案内や受診の促進を行うほか、8月27日(金)から月に1~2回無料のがん講座を開催します。

 

 
日本でもっとも亡くなる人が多い病気はがんで、この結果は40年間変わっていません。

平成28年〜30年に亡くなられた方のうち、がんが占める割合は平均27.92%でした。この数字から、4人に1人ががんで亡くなったことになります。
(出典:厚生労働省及び東京都福祉保健局人口動態調査)

 当社の販売所がある足立区のがん死亡率は、日本全国・東京都における平均値よりも高い数値となっています。

 都内においてがんで亡くなる方がもっとも少ない区と比べると、同時期の調査では約2%の差が出ています。

 一見、小さな数値の差に見えるかもしれませんが、この2%を足立・荒川区の人口に換算すると1万8000人になります。

 私たちは、少なくともこの1万8000人は、何らかの方法によってがんによる死亡を避けられたのではないかと考えています。

 がんはひと昔前までは、「不治の病」と言われていました。しかし今では、早期に発見すれば90%以上が完治する病気です。全体的に見ても、2/3は治ります。

 そして早期発見をするには、定期的に検診を受けることが重要です。
しかしまだ日本においてはがん検診が浸透しておらず、関心も低いのが現状です。
がんについての情報を得る場が少ないために、早期発見すればコントロールできる病気である認識に至っていない事が課題となっています。

 
さらに昨年は新型コロナ感染症の影響により、全国データにおいて約45%も健康診断数の減少が確認されています。(1月〜7月を対象)

■社会課題への取組みとして、街ぐるみのがん対策を決意

現代において「がん対策」は企業や社会にとって大きな課題の一つですが、かつては当社の従業員の中でも検診意識は高くはありませんでした。

そこでまず昨年より、社員とヤクルトレディに対してがん検診受診を推進してきました。その結果、検診受診率が大きく向上しました。今年度は、100%を目指して雇用形態に関わらず、全スタッフの検診費用を一部当社で負担することにして意識向上に取り組んでいます。

 
検診で見つかるがんはほとんどが早期ですから、もし仮にがんが発見されても完治に向けてすぐに治療に入ることができます。
会社としても、治療をしながらでも働きやすい環境づくりにも努めています。

 
昨年の4月からは創業時からの「まず何よりも地域の健康を守り、奉仕すること」をもっとも重要とする理念にもとづき、当社のヤクルトレディが地域住民の方へもがん検診を勧める活動を開始いたしました。

 
以前より当社では、地域の方に社会奉仕活動の一環として、足立区と荒川区で、下記の活動も行っています。

 ・学校や保育園への出張授業
・区民に向けた健康講座
・独居の高齢者に対して、安否確認や健康状態を確認する為の訪問

■地域のヤクルトレディだから、できることがある

どれだけデータが揃っていても、初対面で「区のがん検診を受けてください」といきなりお伝えしたのでは、その話を受け入れてくれる方は多くありません。

そこで私たちはヤクルトレディの地域密着性をいかし、ヤクルトをご愛飲されていない区民の方に対しても最初の3ヶ月は商品の販売を一切せずに、がん検診に関する冊子の無料配布を通じて検診のお知らせや定期受診の大切さについて、複数回の訪問をして少しずつお話をさせてもらいます。

2020年4月から2021年7月まででお渡しした冊子は、のべ9300冊になりました。

がん検診受診券をお持ちでない方には、ハガキの取り寄せからご記入までのサポートも行います。
これらの活動の結果、徐々にではありますが、がん検診の受診者が増えてきました。

今後は11月から会社全体で、受診券取寄せが難しい方の代行取り寄せまで行うことも予定しています。

この地域で活動をする企業として、地域の皆さまの健康を守ることが当社のミッションであると認識しています。

■ヤクルトが紡いできた歴史を生かして

ヤクルトの創業者である代田 稔は、腸内細菌についてのスペシャリストでした。

当時は衛生状態の悪さから、子ども達が次々と感染症で命を落としていました。

まだ日本には抗生物質もなく、病院で診察を受けられる人も限られており、コレラや赤痢などの腸内感染症から免疫の弱い子どもを守る術がありませんでした。

代田はそうした助かるはずの命を救いたいと、感染症での子供の死を大きな社会課題と捉え、1935年に腸内の善玉菌を増やす飲料であるヤクルトを薬としてではなく、食品として開発し、誰もが手に入れられる価格で販売することにしたのです。

私たちはこうして予防医学に尽くしてきた創業当時の想いを、「代田イズム」として継承しています。

■がん講座について

「おとなのがん講座」

講師:脊山 泰治 先生

・駒込病院 肝胆膵外科 医長
・日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
スピーカー/がんサバイバー:河野 美和さま(乳がんからの回復)

2021年8月27日(金)、9月9日(木)
13:30〜15:10 /13:00開場
場所:東和地域学習センター
住所:足立区東和3丁目12番9(最寄り駅 亀有駅)
費用:無料

参加希望の方は下記までご連絡下さい。9月以降も月1~2回の頻度で、がん講座の開催を予定しています

 ■講座に関するお問い合わせ先

城北ヤクルト販売株式会社
東京都足立区千住宮元町30-4
03-3882-8960
Mail info@johoku-yakult.co.jp
担当:清水・青山

2019年より厚生労働省が行う、がん対策推進企業アクションに参加
2021年3月に、3,516社の中からパートナー賞(中小企業部門)を受賞

2021年6月に、「がん対策推進企業アクションアドバイザリーボード」議長を務める中川恵一特任教授の初回講座を実施、今回はそれに続き2回目の講座となります。

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