株式会社AppBrewのプレスリリース
こんにちは、LIPS編集部です。美容オタクの美容事情や、ビューティトレンドをピックアップする『LIPS labo』。2025年1月号では、2024年にはSNSで話題沸騰、2度の大バズりが生じた「セラム シールド」に注目。頻繁に生じるバズりや、「LIPSベストコスメ 2024」をW受賞した背景について、LIPSデータやユーザーアンケートを用いて深掘りしていきます。
1、2024年を代表する名品「セラム シールド」
<受賞歴>
LIPSベストコスメ2024 総合大賞5位
LIPSベストコスメ2024 フェイスバーム部門1位
2023年夏の発売ながらも、昨年をとおして頻繁にSNSで注目を浴びたのが「セラム シールド」。
2024年12月3日に発表した「LIPSベストコスメ 2024」では、「総合大賞5位」そして、「フェイスバーム部門1位」に輝くなど、絶大な人気となりました。
2、何度もSNSで注目を集めた「セラム シールド」。複数回にわたるバズりの背景とは?
SNSでバズが生じれば、連動してLIPSでの検索数も増加するため、LIPS内インプレッション数の推移を調べてみることに。
LIPS内における「セラム シールド」に関するクチコミのインプレッション数推移を見ると、年間を通して絶えず注目を集め続ける人気者であったことがうかがえます。また、乾燥シーズンの1月から2月にかけて、そして7月以降の下半期にバズりの波が2度生じていることがわかります。
なかでも大きなバズりを生み出したXやInstagramの投稿内容について調べると、2024年1月前後の投稿では、主にユーザー独自の2023年のベスコスレビュー投稿や、ベスコス情報などの話題に便乗する形でマイクロインフルエンサーが実施した投稿に大きな反響が寄せられていることがわかりました。
一方で、下半期以降に話題になった投稿内容を見てみると、主に「薄肌」文脈で、非常に大きな注目を集めていることが判明。2024年の上半期・下半期でバズり投稿の内容に変化が生じているという面白い傾向が見受けられました。
3、「BEAUTY流行語大賞2024」を受賞!「セラム シールド」人気の火付け役”薄肌ブーム”について
「薄肌・厚肌」については、明確な定義は存在しないとされつつも、2024年に新しく誕生したSNS発の概念。「BEAUTY流行語大賞2024」にも選ばれており、現在では肌の厚みにあわせて、スキンケアやベースメイクを選ぶといった消費行動はかなり身近なものとして広く受け入れられている印象です。
また、大きな盛り上がりを牽引していると考えられるXのコミュニティ「薄肌友の会」は、今や6万人を超えるほどの規模に。(*2025年1月時点)
コミュニティのページの冒頭で紹介されている「薄肌」の特徴について、下記のようにまとめられています。
▫️顔全体に色むらが目立つ
(まぶたのくすみ、目の下のクマ、血管、シミ、頬の赤み)
▫️拭き取りケアが苦手
▫️化粧品がヒリヒリ沁みやすい
▫️粘度の高いハイカバーファンデーションやコンシーラーが似合わない
▫️メイクは透明感重視で選ぶとまとまる
▫️肌治療の効果が出やすい ⇦これが唯一の救い
▫️ベースメイクを引っかける力が弱く崩れやすい
▫️毛細血管が透けてるせいで頬全体にモヤモヤと赤みが広がってる(必ずしも太い血管が見えている人ばかりではない)
▫️若い頃から目の周りに(目頭、目尻、下まぶた)ちりめんじわが出やすい
▫️乾燥肌の人もいれば脂性肌の人もいるので皮脂量とは相関関係がないと思われる
「薄肌・厚肌」の大きな盛り上がりを受け、LIPSユーザーに対して肌タイプを聞いてみました。
ユーザーの45%が、自称「薄肌」と回答
美容オタクの半数以上が、自身が「薄肌」「厚肌」のいずれかに該当すると認識していることが判明。
年代別にみてみると、肌悩みが気になり始める20代・30代がもっとも自身が「薄肌」と感じている人が多い傾向にあるようです。
先述で「セラム シールド」のバズりは、2024年下半期以降は、”薄肌の救世主”といった文脈で注目を集める傾向にあったことから、ユーザー全体・薄肌ユーザーとを比較する形で「セラム シールド」の認知度について調査しました。
商品自体の認知度は、35%に止まる結果に。
認知度については、年代が上がるごとに「セラム シールド」を知っている人の割合が増える傾向が見られます。全体でみると35%の認知度となりましたが、40代以上の中年層の半数以上が商品を知っていることがわかりました。
今回は都合上、商品画像は使用せず、商品名を提示する形で認知度の調査を実施しました。商品名はわからなくとも印象的な青いパッケージに見覚えがあるというユーザーは多いと推察されるため、商品画像を添えた場合は認知度がより上がった可能性も考えられます。
薄肌ユーザーに限定すると、認知度は43%にまで上昇
続いては、自身を「薄肌」と考えるユーザーに限定してみてみると、認知度は「35%」から「43%」に伸びる結果に。そして、どの世代別においても、「セラム シールドを知っている」と回答した人の割合が増えていることがわかります。
また、「厚肌・わからない」と回答した人の認知度に関しては、29%であったことからも、「セラム シールド」は特に「薄肌」の人から厚い支持を得ていると言えるでしょう。
4、ユーザー投稿からひも解く。「セラム シールド」が支持されるポイントとは?
続いては、実際にどんな商品特徴がユーザーの心を惹きつけているのか、実際のクチコミをもとに深掘りしていきます。
<秘訣1> 「薄肌」の”心強い味方ポジション”を獲得!
発売当初から愛用してるセラムシールド ちょっと肌に水分足りないなってときにスペシャルケアで追加するとセラミド溢れる感じがする。 オールシーズン使えるから気づいたらなくなってる…(by sunaさん @_f_ch__)
2024年下半期から続く「薄肌」トレンドの波に乗る形で、注目度をより一層高めた「セラム シールド」。薄肌や敏感肌のユーザーから広く支持を集めていることがクチコミ投稿からもわかります。
このように、「薄肌」のような新しい概念が生まれた際に、クチコミ投稿やメディア発信の記事などをとおして、いちはやく既存商品と結びつけたイメージを醸成していく施策も、今後より重要になりそうな予感。
<秘訣2>肌悩みに寄り添った処方技術の理解が広がる◎
「薄肌」におすすめなのはもちろん、毛穴やシミなどのエイジングサインを気にする人からの支持が厚いのも「セラム シールド」の特徴のひとつ。
ユーザーに対して現在の肌悩みを聞いてみたところ、「ニキビ・ニキビ跡」「毛穴」「乾燥」の順に票が集まる結果に。
年代別にみると、「セラム シールド」の認知度が高くなる傾向にある30代、40代以上のユーザーの主な肌悩みは、「毛穴」「乾燥」「シミ」であることがわかります。「ワンバイ シールド」は、これらの肌悩みに適した商品である旨を訴求するクチコミをたびたび見かけることからも、処方技術の理解が正確に浸透していることがうかがえます。
【ちゅるっと潤う】 私のTゾーンの毛穴にいい!(絶賛) 一瞬で水分になる不思議な使い心地のバーム
(by 冬クールPDボーイッシュさん @cool_winter_boyish)
これらの背景として、主にスキンケアの成分理解の浸透が進んだことで、処方技術を理解することへのハードルが下がっていることが推察されます。成分紹介はもちろん、処方技術についても厚みを持たせて訴求することが、美容オタクの関心を得るための有効手段であると言えるでしょう。
<秘訣3>目新しい使用感も、”伝えたくなる”投稿モチベUPのカギか。
固いバームのようなテクスチャーなんですが伸ばすと水分みたいになってスーーっと馴染む!!!なにこれーーー!!
ベタつくわけではないけど肌が吸い付くような仕上がりです!
もっちもち!!私の中で新感覚すぎて感動!!(by ☆ふくすけ☆さん@hukusuke831)
やや硬めのバーム状のテクスチャを肌になじませると、じゅわっととろけるような使用感も話題に。LIPSでは、☆ふくすけ☆さんのように新感覚の使い心地に驚いたといった切り口で紹介されたレビュー投稿がたびたび見受けられます。
このように、今までに体験したことのないような新感覚のアイテムは、たくさんの人に伝えたいという美容オタクの心を鷲掴みにするうえ、投稿モチベに寄与しやすいのではないかと考えられます。
5、2度のバズりの波を受けて、絶対的な名品となった「セラム シールド」
2024年の「セラム シールド」のバズりの軌跡、その背景を振り返ることで、「薄肌・厚肌」などのトレンドにみられるような、新たな概念の芽が生じた際におすすめ商品の想起に結びつけられるような、商品の魅力を多面的に発信していくことへの重要性を感じました。
例えば、クチコミでバズが生まれた際に、さらに盛り上げるための起爆剤として公式アカウントによる発信やバズと連動したPR施策を実施するなど、新概念誕生からPR施策に落とし込むまでのスピード感が命であると考えられます。バズワードのアンテナを張るために、日頃からLIPSをはじめとしたトレンドに精通した媒体とのリレーションがより一層求められるのではないでしょうか。
また、商品理解を促す際に、おすすめポイントを並べるだけではなく、「なぜおすすめなのか」といった観点で処方技術をもとに理解を促すことが、ブランドやアイテムへの根強いファンを獲得する第一歩なのかもしれません。
調査結果詳細
調査方法:アンケート調査
調査期間:2024年12月19日(木)~12月25日(水)
調査対象:LIPSユーザーである10代〜50代の男女
対象者数:1,881名
引用時のお願い
本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載お願いいたします。(例:「『LIPS』による調査」「『LIPS』調べ」など)
LIPSについて
2017年1月にサービスをローンチし、2021年には「コスメ・メイクのクチコミ検索アプリダウンロード数No.1」(出典:App Annie 日本国内 iOS & Android、合計:2021年1月〜12月)を記録。2022年10月には「なりたい自分を、もっと自由に。」のコンセプトを体現するロゴへリデザイン。性別・世代を問わず、メイクや美容を通じて個々人の「幸せ」や「なりたい姿」を自由に追求できるプラットフォームに。さらに2024年8月には累計1,200万ダウンロード(※当社調べ/調査期間:2017年1月〜2024年8月、調査対象:App store・Google Playからのダウンロード数総合計)を突破。メイクやスキンケアに関する商品レビューやユーザー間コミュニケーション、人気ランキング、新商品情報やプレゼント企画など様々な機能やコンテンツを無料で提供しております。
会社概要
社名:株式会社AppBrew
所在地:東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル4階
代表取締役社長:松田崇
事業内容:美容プラットフォームアプリ「LIPS」の企画・開発・運用
LIPS(iOS):https://apple.co/2Q4XoTL
LIPS(Android):http://bit.ly/2zfUGAT
LIPS(WEB):https://lipscosme.com/
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