花王株式会社のプレスリリース
花王株式会社のスキンケアブランド「ビオレ」は、株式会社インターブランドジャパン(東京都港区、代表取締役会長兼社長兼CEO:並木将仁)が主催する、「ブランディング」の取り組みを評価する日本初のアワード「Japan Branding Awards 2024」にて、最高賞である「Gold」を受賞しました。
1. 受賞ブランド「ビオレ」について
「Japan Branding Awards 2024」は、株式会社インターブランドジャパンが主催する「ブランディング」の取り組みを評価するアワードです。
このたび「Japan Branding Awards 2024」にて、最高賞である「Gold」を受賞したスキンケアブランド「ビオレ」は、1980年に誕生しました。以来、生活者の快適な生活を実現するため、常に新しいスキンケア習慣を提案してきました。肌を「人と人」「人と社会」がつながるための大切なコミュニケーションツールであり、暮らしを支える「ヒューマン・インターフェイス」であるととらえ、肌を通して社会とのつながりを広げるためにさまざまな活動やモノづくりに取り組んでいます。
現在、66の国と地域で展開し、日本国内における「肌」に関連する主要なカテゴリーで売上No.1*1 を獲得するブランドへと成長しました。
*1 インテージ SRI+ 2023年10月~2024年9月
シリーズ別販売金額 洗顔料(セルフ)、メイク落とし(セルフ)、全身洗浄料、日焼け止め、制汗防臭剤市場
「ビオレ」ブランドサイト:
https://www.kao.co.jp/biore/about/
2. 本アワードにて「Gold」を受賞した「ビオレ」評価のポイント
「Japan Branding Awards 2024」にて、「ビオレ」は下記のように評価をいただきました。
『コロナ禍を経た社会の潮流/生活者の変化を捉え、将来にわたり取り組むべき社会課題は何か、Bioréのあるべき姿を見直し、新たなパーパスを製品事業にアジャイルに取り入れ事業成長に繋げた取り組みである。具体的には、革新的な製品開発を通じて新たな生活習慣を提案し、既存市場の変革に挑戦。社内では健全な競争意識を持ちつつ、「いいものを作る」という精神を堅持しながらも、社員自身が顧客との対話を楽しみ、Bioréに愛着を持って取り組んでいる。今後の展望として、Bioréは「肌」を取り巻く環境ストレスのグローバルな社会課題に挑むというアンビションがあり、変化する社会ニーズに応え続けることで、持続的な成長を目指している。』
3. 「ビオレ」ブランディングの取り組み概要
「ビオレ」ブランドの根底にあるのは、「本来の肌」に着目する技術思想とイノベーション精神。現代社会において人々は、「環境汚染」「赤外線・紫外線」「暑さ・寒さ」「湿気・乾燥」「洗浄による摩擦」など、肌に影響を与えるストレスに囲まれています。これらのストレスは、例えば、紫外線による日やけの不安から外出を控えさせるなど、人と社会のつながりを阻害する要因となっていると考えます。「ビオレ」は肌を、「人と人」、「人と社会」をつなぐ「ヒューマン・インターフェイス」と定義。肌を通して、誰もが環境ストレスを気にせず人間らしく生きる実感と喜びを得られる社会をめざしています。
「ビオレ」は、「実感」「感動」を重視したユニークな製品開発でブランド体験を構築。特に、2023年に発売した『ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト』(通称:瞬感ミストUV)は、外出先での日やけ止めの塗り直しを快適な「しゅっ!ぴたっ!」体験に変えるなど、活動的な生活をサポート。塗り直し実施率やSNSエンゲージメント量が増加するなど、生活者から高く支持されています。
さらに、ブランドパーパスに基づき、長年にわたり小学校などで『ビオレu 泡で出てくるハンドソープ』とオリジナルの手洗い歌を活用した「手洗い教室」を実施、児童に正しい手洗いを啓発してきました。
また、2021年からは「SUN & SMILES ACTION」を開始し、保育園での日やけ止め啓発や屋外スポーツイベント支援を通じて、太陽の下での活動的な生活を推進しています。
結果として、「ビオレ」ブランドは3年連続売上伸長、日やけ止めカテゴリーでは市場を大きく上回る成長を達成しました。
4. 「Japan Branding Awards」について
「Japan Branding Awards」は、2018年、株式会社インターブランドジャパンにより、ブランディングのナレッジプラットフォームとして、優れたブランディングを実行している組織(企業・団体、事業、製品・サービス)を評価し、その活動内容を紹介、社会に広く共有することで、ブランド戦略を展開する企業・団体のさらなる成長の支援を目的に創設された、日本初のブランディングを評価する賞です。
2024年より、現在の変化が激しく、先行きが見えにくい環境下におけるブランディングのあるべき姿について広く議論を重ね、評価基準の更新を行いました。
「Japan Branding Awards 2024」公式サイト: