クリームなのにサラサラ感続く日焼止め処方に乾燥環境下でも保湿維持機能もあることを確認

日中の環境変化に合わせてサラサラ感と潤いを両立する新機能を確認

株式会社ナリス化粧品のプレスリリース

株式会社ナリス化粧品(代表取締役社長:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、当社のクリームタイプでありながらサラサラ感が続く日焼止めの処方に、乾燥した環境下でも高い保湿力を維持する機能も併せ持つことが確認できましたので、以下にその内容をまとめます。

日焼止めのニーズと課題

当社の調査では紫外線をカットすることが美肌にとって重要であり、日焼止めは単に夏場の紫外線対策だけではなく、年中必要なスキンケアの一環としてとらえている若年層が増加していることがわかっています。また、春と秋が短く猛暑が長く続く高湿度な国内の環境下では、日焼止めを塗布する期間が長くなり、より簡便に快適な塗り心地が求められています。市場では、ジェルタイプやミルクタイプ、スプレー状やパウダー状と多くのテクスチャーの日焼止めが販売されており、さらっと薄くよく伸びる軽い塗り心地の日焼止めが好まれる傾向があります。ただし、伸びが良い日焼止めは塗膜が薄くなってしまったり、オイル成分が多いために時間が経つとよれたり、べたつきが気になる傾向があると考えられます。パウダーを配合することでサラサラと感じる使用感を実現することはできますが、当社では肌の乾燥を防ぐために保湿効果とサラサラ感の両立を目指しました。そこで検討を重ねて見つけた新しい吸水性ポリマーの「ぽてさらポリマー」を配合することで、しっかりと塗布できるクリームタイプの日焼止めでありながら、サラサラ感が持続する新感覚の日焼止めクリームの処方化に成功しました。

ぽてさらポリマー、乾燥後の保水力も高いことを確認

今回、新たに確認できたのは日焼止めの塗膜が環境に応じて快適な肌状態を保持する機能。塗膜を乾燥させ、高湿度下に置くと90%以上も水分を保持し、サラサラ感が持続します。さらに乾燥下では水分を長時間保持して保湿し続ける機能も持つことがわかりました。夏場のべたつきやクーラーによる乾燥など変化の大きい外部環境に対応できる処方であることが確認できました。

発見したのはイクメンパパの研究員

 肌の上にのせたときは「ぽてっ」としたクリームが、伸ばすとスルスルと広がりパウダーに変化する使用感の日焼止め処方。「クリームタイプの日焼止めはべたつくのが当然」といった概念を覆し、塗ったことを忘れてしまうほどの軽いつけ心地でしっかりと肌を覆って密着します。サラサラ感が持続するため、塗り直しや塗り重ねも快適にできます。独特な使用感は、水分を抱えた「ぽてさらポリマー」を肌の上にのせたと時に感じる「ぽてっ」と、表面に残る「さらっ」とした質感が合わさることで生まれます。今まで両立することができなかった潤いとさらりとした心地よさの両方を実現した処方により、適度な塗膜を保ちながら厚塗り感なく、心地よく肌の上を覆いながら伸ばすことができます。このポリマー配合のアイデアは入社14年目の男性研究員によるもの。長くスキンケアや日焼止めの処方開発に携わる中でヒントにしたのは、おむつに入っている吸水ポリマー。高保湿環境下でも長時間肌をサラサラに保つテクスチャーは、男性社員の育児経験から生まれたものです。

■研究者

株式会社ナリス化粧品 研究開発部 処方技術開発グループ リーダー 河内佑介

ナリス化粧品 河内佑介

2011年 ナリス化粧品入社 研究開発部に配属

2018年 特許出願10件

2020年 育児休暇3か月取得

2021年 研究開発部 リーダー

2023年 特許出願25件

2児の父

 

研究者コメント

日焼止めは、以前は大人の女性が夏場に使用するものという考え方が主流でしたが、現在ではこどもや男性も使用することが一般的になってきており、より快適に使用できることが必須だと考えます。日本は、外はジメジメしており室内はクーラーで乾燥してるという環境です。「べたつきやすい環境や乾燥しやすい環境のどちらでも快適に使ってほしい」という思いから新しい機能とテクスチャーの日焼止めを開発しました。日焼止めは紫外線カット機能だけでなく、快適に使えることやスキン効果も重要です。今後も多くの人が快適で安全に使用できる化粧品の開発に取り組みたいと思います。

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