社会人履修プログラム「研究開発型オープンイノベーター(ビヨンドURA)」を2025年4月に開講

―ヘルスケア×データサイエンス分野で新たな価値を創出する人材を育成―

横浜市立大学COI-NEXT拠点 Minds1020Labのプレスリリース

横浜市立大学 COI-NEXT拠点*1(プロジェクトリーダー:宮﨑智之教授)は、社会人向け履修プログラム「研究開発型オープンイノベーター(ビヨンドURA)」を2025年4月に開講し、以下の資質を備えた人材の育成を行います。

◆自らが事業にコミットする意思力を持ち、産学官それぞれのセクターを超えてプロジェクトを推進する力

◆研究成果を活用し、内部調整に必要な事業計画作成やマーケティングを含めた事業開発ができる力

◆研究企画および倫理申請など産学官共創での研究開発マネジメントを行う力

本プログラムは、社会人が受講しやすいように、週末やオンライン授業を活用した柔軟なカリキュラムを採用しながら、現場で実際に感じている問題を分析、研究する実践的な学びを特長に、実務経験豊富な専門家によるフォローアップ体制も整えています。

2025年度(初年度)の受講生の募集概要は以下のとおりです。

募集概要

出願資格:企業・行政・大学等で3年以上の実務経験を有する方

募集人員:10名(2025年度)

履修期間:標準1年(最大2年まで在籍可能)

履修内容:必修科目・選択科目を合わせて60時間以上履修

必修科目:特別研究、グローバル・サービス・サイエンス、ヘルス情報テクノロジー学、研究倫理

選択科目:ビジネス・マネジメント、サービス・サイエンス、ヘルス情報マネジメント、医療経営分析

履修料:2025年度は無料(2026年度以降は有料となる予定)

出願受付期間:2025年2月24日(月)~27日(木)

選考方法:書類選考(必要に応じて面接を実施)

合格発表:2025年3月上旬(予定)

 

詳細は、こちらのウェブサイトに掲載している「募集要項」をご参照ください。

https://minds1020lab.yokohama/information/971/

横浜市立大学COI-NEXT拠点 プロジェクトリーダー 宮﨑智之教授のコメント

当拠点では、大学等が中心となって未来のあるべき社会像(拠点ビジョン)を策定し、その実現に向けた研究開発を推進するとともに、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指しています。また、生きづらさを感じる若者の心の課題を包括的に研究する新たな学術領域を立ち上げ、得られる知見を基に心理的レジリエンス*2の獲得を促すコンテンツ(デジタルメディスン*3)を提供するインタラクティブプラットフォーム*4の構築に取り組んでいます。

 このたび、当拠点の新たな取組として、社会人向け履修プログラムを新たにに開講することとしました。本学の医学・商学・データサイエンスの強みを活かした科目履修をベースに、今まさに社会人が直面している課題解決を実践的に学ぶことで、医療分野における新たな価値創造を担う「研究開発型オープンイノベーター(ビヨンドURA)」を育成します。

 

*1 横浜市立大学COI-NEXT拠点(Minds1020Lab):国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が公募する令和4年度「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」共創分野本格型に採択されたプロジェクト。若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するメタケアシティ共創拠点を構築するプロジェクトの拠点で、メタバースを活用した若者のこころの支援に向けた開発を産学官共創により進めている。

*2 心理的レジリエンス:困難な状況から立ち直り適応する能力のうち個人の心理に関わるもの

*3デジタルメディスン:デジタルデバイスに搭載したアプリなどを用いて疾病の治癒を行うものの総称

*4インタラクティブプラットフォーム:高い匿名性を担保しパーソナルデータを取得し、データに基づいて必要なサービスを提供するシステムであり、本拠点では「MeeTaa」と定義

公式ページ:https://minds1020lab.yokohama/

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