Craif、社外取締役にX&KSKの本田圭佑氏が就任

Craif株式会社のプレスリリース

 尿がん検査「マイシグナル®」を提供するCraif株式会社(本社:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、日本事業の非連続な成長と海外事業展開を見据えた経営体制の強化を目的に、X&KSK代表取締役の本田圭佑氏が社外取締役に就任したことをお知らせいたします。

左からCTO 市川裕樹、COO 水沼未雅、本田圭佑氏、CEO 小野瀨隆一、技術顧問 安井隆雄

■ 就任の背景

 Craifは、2018年に名古屋大学発のベンチャー企業として創業し、「人々が天寿を全うする社会の実現」というビジョンのもと、疾患の早期発見と治療の最適化に取り組んでいます。2024年のノーベル生理学・医学賞の受賞テーマとなった「マイクロRNA」の実用化にいち早く着手し、尿中マイクロRNAをAIで解析する技術を開発。これにより、すい臓がんや肺がんといった難治性がんリスクの超早期発見を可能にする「マイシグナル・スキャン」を国内で提供しています。2024年4月には、すい臓がん診断を目的とした医療機器プログラムの薬事承認取得を目指し、臨床試験を開始しています。また、米国での保険適応を見据え、FDA承認取得に向けた米国研究開発拠点の設立や事業開発組織の立ち上げを進めています。その中で、本田氏の豊富な国際経験やグローバルネットワークを経営に取り入れることで、すい臓がんの早期検出技術を含むがん検査事業の非連続な成長と、グローバルでの事業展開を加速してまいります。

■ 本田圭佑氏のプロフィールとコメント

X&KSK Co-Founder & General Partner。

プロサッカー選手/指導者、エンジェル投資家、起業家。サッカーワールドカップにて3大会連続でゴール・アシストを達成した史上6人目のサッカー選手となった。ベンチャー投資においては、2016年、自身の資産を運用する個人ファンド「KSK Angel Fund」を設立し、2018年、俳優のWill Smithと共同で「Dreamers Fund」を設立。さらに2024年に「日本初のデカコーン企業を生み出す」というミッションのもと「X&KSK」を設立。

<コメント>

昨年初めて小野瀨さんとお会いして以来、その情熱や挑戦する姿勢、そして事業の成長スピードをずっと近くで見てきました。がんの早期発見という困難な課題に真正面から向き合い、革新的な技術で社会を変えようとしているCraifの取り組みには、本当に大きな可能性を感じています。今回、社外取締役としてその挑戦にさらに深く関われることをとても嬉しく思います。これからも全力で伴走し、Craifの成長とグローバルな展開を後押ししていきたいと思います。一緒に、新しい未来を切り拓いていきましょう。

■ Craif株式会社 代表取締役CEO小野瀨 隆一からのコメント

 この度、「人々が天寿を全うする社会の実現」というビジョンのもと、経営体制のさらなる強化を図るため、本田圭佑さんを社外取締役に迎えることとなりました。本田さんは、既存の枠にとらわれず、高い志と本気の挑戦を続ける姿勢を持つ方です。

Craifは現在、革新的な技術を基盤に社会課題を解決し、世界に挑戦するフェーズにあります。本田さんと共に、Craifを世界規模で事業を展開する企業へと成長させていく所存です。がんの早期発見を通じて、がん医療に抜本的な改革をもたらし、がんによる死亡者数を大幅に減少させることに貢献してまいります。

■ 「X&KSK」について

 X&KSKは、プロサッカー選手として活躍する本田圭佑が創業したベンチャーキャピタル。約154億円のファンドを運用し、「日本初のデカコーン企業を生み出す」というミッションのもと、主にシリーズAのスタートアップを対象に投資を行う。対象領域は幅広く、1-10億円の投資を中心に、日本発のスタートアップや日本人起業家が手がける事業の成長を支援。本田圭佑の国内外での影響力とグローバルネットワークを最大限に活用し、投資先企業の海外進出や海外VCからの資金調達をサポートすることで、デカコーン企業への成長を支援する。

■ 「マイシグナルシリーズ」について 

 「マイシグナルシリーズ」は、予防と早期発見につなげる、がんリスク検査です。このシリーズはマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する検査「マイシグナル・スキャン」、より手軽にがんリスクを評価する検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリング・予防につなげる検査「マイシグナル・チェック」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。4つの検査を通じて、自らの体質的なリスクを知り、日々のDNAのダメージをモニタリングすることで発症予防をサポート。それでも防ぎきれないがんを早期発見することを一気通貫でサポートし、がんの予防と早期発見を促進することを目指した包括的ながん対策です。

詳細はWebサイトをご覧ください。 

https://misignal.jp/

マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。

■ Craifについて

 Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。さらに、すい臓がんが当たり前に早期発見できる世の中を目指し、「すい臓がん啓発プロジェクト powered by マイシグナル」を発足し、がんの啓発活動を推進しています。

【会社概要】

社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)

代表者:代表取締役 小野瀨 隆一

設立:2018年5月

資本金:1億円(2024年3月1日現在)

事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®︎」の提供

本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F

URL:https://craif.com/

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