パワーリフティング専用シューズ JIRIKIから国産、フルスペックモデルが登場

ベンチプレスに加えデッドリフトでもパフォーマンスを発揮する設計に。「JKP-#2」

日進ゴム株式会社のプレスリリース

 パワーリフティング専用シューズとして多くの競技者から支持されるJIRIKIから2025年2月26日に新モデルが発売される。引き続き生産される既存モデル「JKP-#1」は、JIRIKIを手掛ける日進ゴム株式会社(岡山県)が研究を重ね、滑らないソールを追求したHyperVを搭載し、ベンチプレスでのフォーム固定に特に高い評価を受けているモデルである。

 今回発売される「JKP-#2」は、ほとんど全ての設計や素材を一新している。選手からのフィードバックを元に、大幅な性能、フィット感、操作性の向上と、デッドリフトでもより高いパフォーマンスを発揮するためのこだわりが詰め込まれたフットギアとなっている。

JIRIKI 「JKP-#2」 2025年2月26日発売予定

日本製が実現した同社史上、超防滑かつ極薄。フルフラットのソール

 JIRIKIを手掛ける日進ゴム株式会社の超防滑ソール「HyperV(ハイパーV)。前モデルに引き続き#2でももちろん搭載されるが、驚くべきはその薄さ。前モデルが7㎜だったのに比べ、今回は約4㎜とさらに薄くなり、競技者のフロアへのパワー伝達をより高めてある。

左が前モデル。右が新モデル「JKP-#2」。

 つま先から踵までまさにフルフラットであり、競技者の力を吸収することなくフロアにダイレクトに伝達する。

 しかしメーカーが苦労したのが、この薄いソールで繊細な感覚を出しつつ、パワーリフティングに求められる強度を確保すること。そのためにはアッセンブル作業時のブレを極限まで排除しなければならない。このため、同社シューズ部門での勤続40年以上の熟練者が日本の若い職人を十分にトレーニングした上で同社岡山工場にて生産する選択をした。

 「JKP-#2」で使用されるソールも日本製。前モデルよりもさらにきめ細かい防滑意匠を組み込んだソールでプラットフォームとのグリップ力をより高めてある。

「JKP-#1」で使用されるHyperVソール「X7」

デッドリフトでのパフォーマンスを強化するための新たな発想

 まず多くの競技者から要望されていた、大きく開脚した姿勢で力を発揮するために「より力が入れやすいように、指を広げられる設計に」という要望。これに応えるため新しく靴型(シューラスト)を削り出し創作。極薄のソールと広げた指で地面を掴める感覚を最大限引き出す。

特に親指側が広げられるオブリークな形状になった靴型

 また「靴の中で足が動かないように」この要望に応えるため、靴紐とダブルストラップだけではなく、シューズ内部表面(中敷)に粘りのある細かなシボのある特殊素材を採用。フットギア対足のグリップ性能を大幅に向上させた。

 さらに「デッドリフト時に外側に靴が変形することを防いで欲しい」という要望も多くよせられていた。これを解決できれば大きく開脚した姿勢でさらに足に力を加えることが可能になる。このために日進ゴムでは三つのゴムパーツを設計。つま先側からホールドカウンター、足の外側縦アーチと横足アーチの着地部分にあたる小趾球部にはデッドリフトの用途に特化したデッドリフト・フィクスチャー。踵部の、より高く設計されたアウトカウンターラバーはベンチプレスでもデッドリフトでも踵をホールドする。

3つの特殊なゴムパーツ。左からホールドカウンター、デッドリフト・フィクチャー、高めのアウトカウンター

全国のアンバサダージムにて試着可能

 前モデルに引き続き、本モデルも全国のJIRIKIアンバサダージムにて試着可能の予定としてある。最適なサイズを選択することが可能。またアンバサダージムではディスカウントクーポンを配布している。この機会に是非「パワーリフティングのためだけに設計されたフットギアをさらに磨き上げたフットギア」を手に取ってもらいたい。

 JIRIKI 「JKP-#2」 の展開サイズは23.0~30.0㎝ カラーはブラックのみ。

 直営ECショップにて税込22,000円で販売予定。 https://jiriki.store/collections/jiriki-jkp-2

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