～老化に伴い衰える、筋力・認知・免疫機能の若返りを目指す～
NOMON株式会社のプレスリリース
2025年2月25日に創立６周年を迎えた帝人グループのNOMON株式会社（本社：東京都千代田区／代表取締役CEO：山名慶、以下 NOMON）は、国立大学法人大阪大学（所在地：大阪府吹田市、総長：西尾章治郎、以下「大阪大学」）大学院医学系研究科老年・総合内科学、健康発達医学寄附講座と連携し、若返りを目指す世界最大の国際コンテスト「XPRIZE Healthspanコンペティション」に参加しました。
XPRIZE Healthspanコンペティションは、米国の非営利団体「XPRIZE財団」が主宰するもので、7年間で総額1億100万ドルを投じ、老化へのアプローチに革命を起こすことをテーマに、50～80歳までの年齢の方を対象としたヒトでの臨床試験において、“筋肉、認知、免疫機能を、最低でも10～20歳若返らせることを可能にする方法”の開発を目指すものです。参加者のなかから上位40チームが選出され、その後、2025-2026年に、コンセプトを検証するための臨床試験を実施する準決勝が行われます。その準決勝にて、さらに上位10チームに選ばれた場合、2026-2029年に1年間の臨床試験を実施し、2030年に行われる決勝審査に臨みます。
NOMONと大阪大学大学院医学系研究科老年・総合内科学を中心とするチームでは、老化の原因であるエイジング・ホールマークスに対する解決策になると期待される有効成分の他、有酸素運動を中心とした運動習慣の組合せによって、筋力・認知・免疫機能に対する効果により、若返りを目指した臨床試験を実施する予定です。具体的には、ここ数年新たな栄養素として最も注目を集める成分の一つであるNMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）やこれまでのNMN研究において見出されたNMNの効果を増強する成分、抗炎症・抗酸化作用を持ち、認知機能改善作用が臨床試験において確認されているわさびスルフォラファンなどを組み合わせたものとなります。
臨床試験については、大阪大学大学院医学系研究科老年・総合内科学、健康発達医学寄附講座の臨床研究チームを中心に、免疫機能評価に関しては大阪大学発ベンチャーの株式会社ファンペップ、認知機能評価に関してはアイ・ブレインサイエンスと協力しながら、本プロジェクトを推進し、健康寿命を延ばすための革新的な解決策の開発を目指します。
プロジェクト代表：
山名 慶 NOMON株式会社 代表取締役CEO／帝人株式会社 ヘルスケア新事業CTO
プロジェクト共同代表：
中神 啓徳 大阪大学大学院医学系研究科老年・総合内科学、健康発達医学寄附講座 教授
参画機関：
l 大阪大学医学系研究科老年・総合内科学、健康発達医学寄附講座
l 株式会社ファンベップ
l 株式会社アイ・ブレインサイエンス
l NOMON株式会社
【XPRIZE Healthspanについて】
サウジアラビアに本部を置く世界的な非営利団体Hevolution Foundationが、月面探査コンテストなどで知られるXプライズ財団（XPrize Foundation）を通し、健康寿命延伸のための革新的な解決策を創出することを目的として企画されたコンテストです。
https://www.xprize.org/prizes/healthspan
【エイジング・ホールマークス（Aging Hallmarks）について】
老化の根本的なメカニズムを特定するために、2013年にオランダの研究チームによって生み出された枠組み。生物は加齢に伴う機能の低下を遅らせたり、疾患の発症を予防したりするために、老化メカニズムを理解する必要があることから、研究者や科学者が共通の基盤として使用するものとして、『AGING HALLMARKS』が提唱された。2023年には、最初に発表されてからの10年間でさらに蓄積された老化研究の成果を元に12種類の要因で新たに定義づけられた。NOMONは、『AGING HALLMARKS』を指標として、研究・開発を進めています。
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【国立大学法人大阪大学】
大阪大学は、大阪の政財界ならびに大阪府市民の強い要望を受け、1931年に帝国大学の 一つとして創立されました。その精神的源流は江戸時代の学問所であった懐徳堂と適塾に 見出すことができます。2007年には大阪外国語大学と統合し、外国語学部のある総合大学 になりました。人文・社会科学系、医歯薬学系、理工学系の充実した11学部、15研究科、6 附置研究所等を擁する我が国有数の研究型総合大学です。 2031年に創立100周年を迎える大阪大学は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、 社会との共創により、地域から世界に及ぶさまざまな課題に果敢に挑戦し解決を図ること で「生きがいを育む社会」を実現していきます。
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【NOMON株式会社】
帝人グループのNOMONは、ニュートラシューティカル（人々の日々の健康維持に有用である科学的根拠をもつ食品成分）を追求する企業として、独自の研究開発力をもとに自社製品についてエビデンスを構築し、社会課題の解決に向けて活動しています。食品成分の研究・開発に関わる業務を帝人株式会社、製品の販売・プロモーションに関わる業務をNOMONが実施しています。
・会社概要
■会社名：NOMON株式会社
■住所 ：＜本社＞〒100-8585 東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館
＜東京オフィス＞〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-25-12 FAMビル2F
■代表者：代表取締役CEO 山名 慶
■資本金：1,000万円
■事業内容：ニュートラシューティカル製品の販売とそれに関する事業全般
■公式サイト：https://www.nomon.jp/
■メディア：https://life-is-long.com/
【お問い合わせ先】
NOMON広報担当：坂本
電話： 03‐6822‐9570 FAX： 03‐6822‐9571
Email： info@nomon.jp
大阪大学 大学院医学系研究科 広報室 担当：篠原
電話: 06-6879-3387
Email: medpr@office.med.osaka-u.ac.jp