シミックホールディングス、ブラックストーンとCRO事業における戦略的資本提携で合意

アジアのリーディングCROに向けて更なる成長を推進

シミックホールディングス株式会社のプレスリリース

シミックホールディングス株式会社(本社 東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男、以下、「シミックホールディングス」)は、Blackstone Inc.(ニューヨーク証券取引所上場)とその関係会社が運営するプライベート・エクイティ・ファンド(以下、総称して「ブラックストーン」)と、シミックホールディングスの傘下でCRO(医薬品開発支援)事業を展開するシミック株式会社(本社 東京都港区、代表取締役社長執行役員 三嶽 秋久、以下、「シミック」)の更なる成長に向けた、戦略的資本提携(以下、「本提携」)で合意したことをお知らせします。

医薬品業界では、バイオ医薬品を中心に新薬を海外依存するなど日本の創薬力の低下や、薬価改定等による日本市場の魅力低下に対し、最先端の基礎・応用研究やデジタル技術等の科学技術力を活かして革新的新薬を創出するため、産官学挙げて創薬エコシステムの構築に取り組んでおります。これらCROを取り巻く事業環境が大きな変革期を迎えていることから、CROにおいても従来以上にお客様へより高品質で効率的な医薬品開発支援を提供することが求められています。そこで、シミックはこの変革期を勝ち抜く組織への進化、非連続成長の実現に向けて、新たなパートナーの探索を進めてきました。

ブラックストーンは、世界最大級のライフサイエンスファンドであるブラックストーン・ライフサイエンス・ファンド(以下、「BXLS」)を有し、医薬品・医療機器の開発に対する投資および上市までの支援を行っており、世界中で約 150製品の上市を主導した実績があります。また、BXLSは米国を中心に世界中の製薬企業およびバイオテック企業との強いネットワークを有しており、ブラックストーンとの協業により、それらを活かした有力な海外バイオベンチャー企業とのネットワーク構築が可能になります。

ブラックストーンが国内外の投資で培ってきたヘルスケア・ネットワークや知見、各種成長支援機能の活用とブラックストーン傘下の企業との連携強化を通じて、これまでのシミックのサービスをより進化させ、高品質で付加価値の高い医薬品開発支援を推進し、将来的な株式上場を見越した事業成長を目指して参ります。

本提携により、シミックは2025年5月1日(予定)付で、ブラックストーンが60.0%、シミックホールディングスが40.0%を保有する持株会社の下で事業を展開することとなりますが、シミックグループの持つアジア各拠点とも連携しながら、アジアのリーディングCROに向けて、お客様へより充実したサービスを提供して参ります。

■シミックグループについて

シミックグループは、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC(”Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com

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