3月8日は「国際女性デー」。半数の女性が更年期症状に対するケアを行っていないことが浮き彫りに

オムロンヘルスケアのプレスリリース

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)は、3月8日の「国際女性デー」に向けて、30代から50代の女性900人を対象に、基礎体温と更年期症状に関する意識調査(以下本調査)を実施しました。「国際女性デー」とは、ジェンダー平等と女性の素晴らしい活躍と勇気ある行動を称えることを目的として、1975年に国連で制定された記念日です。
 
本調査では、更年期症状と思われる症状が「ある」と答えた人は全体の27.7%、具体的な症状としては「疲労感またはエネルギー不足」と答えた人が最多となり、「ホットフラッシュ(顔や体が急に熱くなる)」(57.0%)、「不眠または睡眠の質の低下」(47.0%)といった回答が続きました。また更年期症状に対するケアとしてどのような対策を行っているのか質問したところ、約半数の人が「特に対策は行っていない」と回答しました。また、基礎体温と更年期症状に関連があると感じていると答えた人は全体の23.3%でした。

当社は、脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)を循環器事業のビジョンに掲げています。また、女性のライフステージに寄り添い健康をサポートする商品およびサービスの提供や、啓発活動を行っています。本調査の結果をふまえ、更年期高血圧のリスクや家庭での血圧測定の重要性を広く伝えることで、一人でも多くの女性のゼロイベントを実現していきます。
 
 
産婦人科医師/医学博士 対馬 ルリ子先生よりコメント
今回の調査結果から、更年期症状に対するケアや治療の意識が十分に浸透していないことがうかがえます。更年期が近づくと、少しずつ卵巣の機能が低下し、それにともなって月経周期や基礎体温も変化していきます。また、閉経に近づくと、高温期を作っていたプロゲステロンが減少していくため、基礎体温は、基本的に高温期がなくなり、低温期のみが続くようになります。このように基礎体温と更年期症状は密接に関係しています。そのため、日常生活から基礎体温の記録を行い、自身のからだを把握しておくことが非常に重要です。また、閉経をはさんで10年くらいの間は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌が減少することで、自律神経の働きが乱れ、血圧のコントロールにも影響すると考えられています。血圧測定を合わせて行うことで、自律神経のバランスを整え健康管理にもつながります。
また、更年期の時期には、婦人科や内科のかかりつけ医と相談しながら、治療とケアの両方を行うことが重要です。適度な運動やバランスの取れた食生活、十分な睡眠も心掛けてください。
 
対馬ルリ子先生

産婦人科医師・医学博士
医療法人社団 ウィミンズ・ウェルネス 理事長
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 理事長

【調査結果のまとめ】
1.更年期に対して不安を感じている人は52.0%
2.更年期症状を感じている人は、全体で27.7%。30代で5.0%、40代は28.0%、50代は50.0%
3.更年期症状として当てはまるものは、「疲労感またはエネルギー不足」が全体で58.6%。特に、30代、40代は約70%が感じている。50代はホットフラッシュが69.3%と最多
4.約半数の女性が更年期症状に対するケアを特に行っていない
5.基礎体温を測ったことがある人は60.0%。その目的は妊活が41.5%とトップで、更年期症状発生の周期把握のために行っている人はわずか2.4%
6.基礎体温と更年期症状に関連があると感じている人は23.3%

【調査結果の詳細】
1.更年期に不安に感じている人は52.0%
更年期に対してどのように感じているかを尋ねたところ、「不安に感じている」と答えた人は全体で52.0%でした。特に、40代では62.3%と多く、次いで30代の52.7%、50代の41.0%となり、これから更年期を迎えるか更年期が始まる世代に不安が大きいことがわかりました。

2.現在、更年期症状と思われる症状を感じている人は、30代で5.0%、40代は28.0%。50代では50.0%が症状を感じている
更年期症状と思われる症状を感じているかという質問に「はい」と答えた人は、30代で5.0%、40代は28.0%。50代は50.0%が症状を感じていると回答しました。「わからない」と答えた人は全体で23.8%でした。また約半数の人が「いいえ」と答えました。

3.更年期症状として当てはまるものは「疲労感またはエネルギー不足」が全体で58.6%。特に、30代、40代は約70%が感じている。50代はホットフラッシュが69.3%と最多
更年期症状の具体的な症状について尋ねたところ、「疲労感またはエネルギー不足」と答えた方が、全体で58.6%と最多になりました。続いて、「ホットフラッシュ(顔や体が急に熱くなる)」(57.0%)、「不眠又は睡眠の質の低下」(47.0%)といった症状も多くみられることがわかりました。40代の70.2%が疲労感またはエネルギー不足、50代の69.3%がホットフラッシュを症状としてあげ、年代によっても症状が異なることがわかりました。

4.約半数の女性が更年期症状に対するケアを特に行っていない
更年期症状のケアを尋ねたところ「特に対策は行っていない」と答えた人が全体で49.8%と最多でした。「サプリメントまたは健康食品」(25.7%)、「運動・食事管理」(22.9%)といった対策も行われていましたが、年代を問わず半数の人は対策を行っていませんでした。また、ケアとして基礎体温の測定を行っている人は4.4%にとどまりました。

5.基礎体温を測ったことがある人は60.0%。その目的は、妊活が41.5%とトップで、更年期症状の周期把握のために行っている人はわずか2.4%
基礎体温を測ったことがある人は60.0%。その目的を聞いたところ「妊活の一環として」と回答した人が41.5 % 、続いて「生理周期の把握のため」が29.4%でした。「更年期症状の把握のため」は2.4%にとどまりました。

 

 
6.基礎体温と更年期症状に関連があると感じている人は23.3%
基礎体温と更年期症状に関連があると感じるか尋ねたところ「はい」と答えた人は23.3%で、「わからない」と答えた人が67.8%を占めており、ほとんどの人が基礎体温と更年期症状の関連性を感じていない実態が浮き彫りとなりました。

 
調査の概要
調査目的 : 基礎体温と更年期症状の関連性における意識調査
調査対象 : 900人
女性 30-39歳 300人
女性 40-49歳 300人
女性 50-59歳 300人
調査方法 : オンラインアンケート調査
調査期間 : 2025年1月8日(水)~2025年1月10日(金)

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