100plus×BREATHER×ブレインスリープ共同検証を実施!深呼吸がサウナの効果を最大化することを確認

株式会社ブレインスリープのプレスリリース

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、BREATHER株式会社(本社:東京都、代表取締役:御神村 友樹、以下「BREATHER」)、株式会社100plus(本社:東京都、代表取締役CEO: 加藤 容崇、以下「100plus」)と共同で、サウナと呼吸に関する検証を行いました。検証の結果、深呼吸を意識的に取り入れることにより、サウナ浴における自律神経の切り替えを効率化し、深く“ととのう”ことに寄与する可能性が示されました。

■本取組の背景

深呼吸は自律神経を整え、体をリラックス状態にさせる効果があると言われており、睡眠にも影響を及ぼす重要な機能です。ブレインスリープは、深呼吸の重要性を発信するために、日頃から深呼吸の可能性に着目しているBREATHERと共同で深呼吸が身体に及ぼす影響に関する検証を実施することとなりました。その第1弾として、サウナ浴における深呼吸の可能性を検証するため、100plusと連携し、都内のサウナ店にて本検証を行いました。本検証では、サウナ専用ウェアラブルウォッチ『SHOWDOWN-1』を装着した男性108人を対象に、呼吸習慣の変化によるサウナ浴中の身体への影響を計測しました。また、検証中の被験者には、呼吸コンサルタントである大貫 崇氏が提案する深呼吸(きほんの呼吸®)を取り入れていただきました。

■検証概要

検証期間:2024年12月2日~12月22日

検証場所:オールドルーキーサウナ銀座中央通り、オールドルーキーサウナ新宿駅新南口店

     オールドルーキーサウナ渋谷忠犬ハチ公口店

対象者 :男性108人

測定機器:サウナ専用ウェアラブルウォッチ『SHOWDOWN-1』※1

検証方法:「指定の呼吸法※2を取り入れてサウナ浴」「通常のサウナ浴」

※1 100plusが企画販売する心拍数データを計測し、専用アプリと連携して「ととのい値」を算出するサウナ専用のウェアラブルウォッチ

※2 呼吸コンサルタントである大貫崇氏が提案する深呼吸(きほんの呼吸®)

■検証結果

本検証では、呼吸方法の改善がサウナ浴における自律神経の切り替えを効率化し、体への負荷軽減やリラクゼーションの質が向上、そしてより深く“ととのう”ことに寄与することが示唆されました。また、深呼吸を取り入れることで、サウナ及び休憩室の滞在時間が通常時より短い結果となりました。これは効率的なサウナ利用が可能となり、施設の回転率向上や利用者満足度向上といった実務的なメリットも期待できます。今後は、さらなる被験者を用いた継続的な研究と異なる施設条件での検証が必要と考えられます。

株式会社ブレインスリープ

株式会社ブレインスリープ

【会社概要】
設立     : 2019年5月
所在地    :東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F
代表取締役  :廣田 敦
ブランドサイト:https://brain-sleep.com/
事業内容   :ブレインスリープは、睡眠医学に基づいた確かな知見と先進のテクノロジーを掛け合わせ、脳と睡眠を科学するソリューションカンパニーです。専門家と連携した睡眠研究、オリジナルプロダクト開発、企業やクリニックへのコンサルティングなど、睡眠に特化したあらゆるソリューションで人や社会の可能性を目覚めさせることを目指します。

Appendix
・深呼吸を取り入れることで、水風呂と休憩室における自律神経の活動量向上が見られた。

深呼吸を取り入れることにより、通常時に比べ自律神経の切り替えが効率化したことがわかった。(図1)

図1 ccvTP(自律神経全体の活動量を表す指標)の変化

ccvTP =自律神経全体の活動量を表す指標。年齢や心拍数の影響を受けにくい指標

健康な若い人ほど高い値を示し、加齢や疲労・ストレスにより低下。一般的に、高値は自律神経機能が良好であることを示唆する。

・サウナ室内で深呼吸を取り入れることで、通常時より交感神経が活性化し、水風呂で深呼吸を取り入れることで副交感神経が活性化した。

深呼吸を取り入れることにより、サウナ内での交感神経の活性化が見られました。この結果は、体が高温環境下に適応しやすくなる可能性を示しています。また、水風呂では、深呼吸を取り入れることにより副交感神経が優位に働くことが観察されました。深呼吸により水風呂利用時の身体への負担が軽減され、リラックス効果が向上したと考えられます(図2)

図2 LF/HF(交感神経と副交感神経のバランスを表す指標)の変化

LF/HF= 値が⾼いほど交感神経優位、低いほど副交感神経優位を⽰す。

ストレス状態では上昇する傾向。⽴位や精神的ストレス下では上昇し、臥位やリラックス時には低下。

・深呼吸を取り入れることで、サウナ及び休憩室の滞在時間が通常時より短い結果となった。

深呼吸を取り入れることにより、サウナの滞在時間が通常時より約3分減少し、休憩室の滞在時間が約3分半減少しました。これは、呼吸法の改善により、サウナ室では効率的に自律神経を活性化し、水風呂では迅速にリラックス状態に切り替えることが可能になったことが原因であると考えられます。この結果から、状況に応じた正しい呼吸を取り入れることで、効率的に「ととのう」ことができると考えられます。(図3)

図3 滞在時間(秒)の変化

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