3/8は国際女性デー、女性同士でも話しづらい悩みとは?
株式会社murmurのプレスリリース
日本製月経カップブランド「murmo/マーモ」(https://murmo.jp)を展開する、株式会社murmur(本社所在地:東京都品川区、代表取締役CEO:高島 華子)は、①10~20代の学生の女性/②中学生~大学生の娘がいる母親を対象に「生理に関する親子のコミュニケーション」に関する調査を実施しました。
調査概要:「生理に関する親子のコミュニケーション」に関する調査
【調査期間】2025年1月28日(火)~2025年1月30日(木)/2025年2月17日(月)~2025年2月18日(火)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,007人
【調査対象】調査回答時に①10~20代の学生の女性/②中学生~大学生の娘がいる母親と回答したモニター
【調査元】株式会社murmur(https://murmo.jp)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
母娘間の生理に関するコミュニケーションは一世代前より30%増加
はじめに、10~20代の学生の女性に「自分の母親と生理について話すことはありますか?」と質問したところ、8割以上の方が『ある(84.7%)』と回答しました。
一方で中学生~大学生の娘がいる母親に「あなたが10~20代だった頃、自分の母親と生理について話していましたか?」と質問したところ、約半数の方が『話していた(54.5%)』と回答しました。
現在、母親と生理について話している人は8割以上となり、母親世代のコミュニケーションと比較し3割(30.2%)も増加しています。
これは、過去よりも生理に対する情報が増え、社会的にもオープンになってきたことが、家庭内のコミュニケーションにも影響していると推測できます
現在の親子間では生理についてのコミュニケーションが比較的活発であることがうかがえますが、実際にどう感じているのでしょうか。
「現在、親子間(娘がいる場合は娘との間)で生理について十分にコミュニケーションがとれていると思いますか?」と質問したところ、親子どちらの世代もコミュニケーションが十分だと感じている方が7割以上を占めている一方、娘世代ではコミュニケーションが足りていないと感じている方も目立つ結果となりました。
『まったくそう思わない』
・娘世代 16.5%
・母親世代 3.2%
『あまりそう思わない』
・娘世代 8.7%
・母親世代 14.5%
十分にコミュニケーションがとれているとは「まったくそう思わない」割合は、娘世代の方が多く、この結果の乖離には親と子の「コミュニケーションの質」に対する認識の違いがあるのかもしれません。
例えば、親世代は「話していること=十分なコミュニケーション」と捉えやすい一方で、子ども世代は「悩みが共感・理解されているか」を重視する傾向があった場合、表面的な会話はあっても深い部分まで踏み込めず、子ども側が「まったく十分ではない」と感じるケースが一定数あるのかもしれません。
そこで、それぞれに生理に関するコミュニケーションについて深堀りしました。
母親が娘の生理について心配なことは「生理痛」や「体調の変化」が4割以上
ここからは、中学生~大学生の娘がいる母親にうかがいます。
「娘の生理について心配なことは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『生理痛(46.1%)』と回答した方が最も多く、『生理での体調の変化(43.3%)』『経血漏れ(38.4%)』と続きました。
母親は、生理痛を心配している方が最も多く、娘の身体的な不調や経血漏れなど生理に伴う生活への影響を特に気にかけていることがわかります。
そういった際に母親として子どもをサポートするうえで、悩んだ経験はあるのでしょうか。
「生理について話したり、サポートする際に困ったことはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『特に困ったことはない(55.5%)』と回答した方が最も多く、『どのように対応すればよいかわからない(16.1%)』『娘が生理について話したがらない(13.3%)』と続きました。
半数以上の母親は特に困ったことがないとしつつも、対応方法や会話のタイミングに悩む声が一定数あることが示されました。
娘が生理について母親と話しづらいと回答した方は4割!その理由とは
ここからは、10〜20代の学生の女性にうかがいます。
「生理について母親と話しづらいと感じたことはありますか?」と質問したところ、4割の方が『よくある(12.3%)』または『たまにある(28.0%)』と回答しました。
生理について母親と話すことに何らかの障壁を感じている方がいるようですが、その理由は何なのでしょうか。
「その理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『恥ずかしくて話しづらい(59.1%)』と回答した方が最も多く、『デリケートな話をする習慣がない(36.5%)』『生理の話をするタイミングがない(31.5%)』と続きました。
恥ずかしさが大きな要因となっており、家庭内の習慣や会話のタイミングも影響していることがわかります。生理は個人的かつ身体的な変化を伴う話題であるため、特に思春期の子どもにとっては、親に話すこと自体が気恥ずかしく感じられたり、家庭として機会をつくりづらいことが多いと考えられます。
続いて、「生理についての悩みを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『生理痛(46.4%)』と回答した方が最も多く、『イライラや落ち込み(38.3%)』『デリケートゾーンのムレ・におい(34.1%)』と続きました。
さらに、「その悩みの中で、母親に十分に相談できていないことがあれば教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『デリケートゾーンのムレ・におい(19.6%)』と回答した方が最も多く、『デリケートゾーンの肌荒れ・かぶれ(13.5%)』『イライラや落ち込み(12.3%)』と続きました。
娘世代が最も悩んでいる生理痛については、母親も同様に心配事項として最多となり、認識の相違はないようです。また、比較的オープンに話し合える話題であることがわかります。
一方で娘世代が3番目に悩んでいる「デリケートゾーンのムレ・におい」が、母親世代の心配事のトップ3に入っていないことです。
さらに、娘が母親に相談できていない悩みの中でもデリケートゾーンの「ムレ・におい」が最も多く、「肌荒れ・かぶれ」も2番目に挙がっていることから、デリケートゾーンに関する悩みは、若い世代にとって大きな関心事でありながら、母親世代には十分に認識されていないことが明らかになりました。
例えば、デリケートゾーンのにおいのような、恥ずかしさを感じやすい悩みについて相談したいと感じながらも実際にはできていない現状を示しているといえるでしょう。
では、娘世代は母親にどのようなサポートを望んでいるのでしょうか。
■子ども世代のリアルな本音が明らかに
・相談に乗ってほしい(10代/神奈川県)
・優しく見守ってほしい(10代/大阪府)
・茶化さないでちゃんと話を聞いてほしい。生理痛に効く薬や対処を教えてほしい(10代/千葉県)
・デリケートゾーンケアを教えてほしい(10代/埼玉県)
・「自分は経験が無いからわからない」「そんなことはない」などと、最初から否定せず話を聞いて欲しい。(20代/富山県)
・イライラしてても理解してほしい(20代/神奈川県)
・生理についてなにも聞かないでほしい(20代/兵庫県)
特に、理解、共感、そして真剣に話を聞いてもらいたいという要望が強いですが、一方でなにも聞かないでほしいという意見もあり、プライバシーを尊重してほしいと考える方もいるようです。
さらに生理用品や前問でも明らかになったデリケートゾーンの悩みを相談したいという声も寄せられました。
最後に「女性特有の悩みをシェアしあえる親子の関係性は理想的だと感じますか?」と質問したところ、この設問には世代間の差がみられず、約9割の方が『とてもそう思う(44.3%)』または『ややそう思う(44.7%)』と回答しました。
世代を超えて、女性特有の悩みを共有できる親子関係が理想的だと考えられていることを示しています。
「女性特有の悩みを親子でシェアできる関係は理想的」が9割
今回の調査から、生理について親子で話す機会は増えているものの、世代間で認識の違いや話しづらさがあることが明らかになりました。
現在の10〜20代女性の8割以上が母親と生理について話している一方で、母親世代が同じ年代だった頃に話していた割合は約半数にとどまり、過去と比べて生理についての会話が増えていることがわかります。しかし、生理について十分にコミュニケーションがとれていると感じる割合には親子で差があり、認識のズレも存在しています。
世代ごとの悩みを深掘りすると、「デリケートゾーンのムレ・におい」は娘世代の大きな悩みの一つであるにもかかわらず、母親の娘に対する心配事の上位には含まれていません。さらに、「ムレ・におい」や「肌荒れ・かぶれ」は母親に相談しづらい悩みの上位に挙がっており、こうした認識のズレが相談しにくい要因の一つになっていると考えられます。
また、4割の学生が母親と生理の話をしづらいと感じ、その理由として最も多かったのは「恥ずかしい」でした。「母親に話す必要を感じない」という意見もあり、インターネットや友人から情報を得られる現代ならではの傾向も見られます。
一方で、世代を問わず約9割が「女性特有の悩みを親子でシェアできる関係は理想的」と考えており、気軽に話せる親子関係を望む声は多いことがわかりました。
生理に対しては、親子間でもデリケートな話題であるがゆえに、どのように向き合うべきか悩む方も多いと考えられます。昨今では、生理や身体の悩みに対する情報も多く、今までよりも気軽に生理の話題にふれることができる環境にもなってきました。そういった機会もうまく活用し、親子間でのスムーズなコミュニケーションのきっかけをつかんでみてはいかがでしょうか。
生理の悩みを抱え込まない環境をつくりたい
調査結果を読みとくと、生理について話しやすい世の中になってきている兆しが見えます。。しかし生理は、人それぞれ異なるデリケートなもの。話したり、相談したくてもひとりで抱え込んでいる方もいるのではないでしょうか。
murmo(マーモ)は、そんな女性たちの声に耳を傾け、少しでも快適に、前向きに生理と向き合えるようサポートしたいと考えています。
そのために、商品開発はもちろんのこと、公式Webサイト内のJournal「わたしの生理」(https://murmo.jp/blogs/journal)で、生理を通して半生をつづるインタビュー連載を行っており、初経から現在まで、様々な女性たちの経験や想いをシェアしています。
学生の方から母親世代の方まで、リアルなエピソードを紹介しているので、もしかしたらあなたと同じような悩みを抱えている人がいるかもしれません。
・Vol.012 – 敬遠していた保健室 友達の後押しで訪れて はじめて知った温かさ:
https://murmo.jp/blogs/journal/vol-012
・Vol.002 – 少し楽になったのは母の助言より自分の選択を優先できるようになったから:
https://murmo.jp/blogs/journal/myperiod002
murmoを通じて、これからの生理との向き合い方がポジティブな方向に変わる手助けとなれれば幸いです。
国際女性デーの前後で開催される「TIB EmpowerHER WEEK」トークセッションに登壇決定
「Tokyo Innovation Base(TIB)」で開催される「TIB EmpowerHER WEEK」のトークセッションに、代表の高島が登壇いたします。「生理の悩みを解決したい」という想いから、日本製の月経カップ「murmo」をゼロから開発したストーリーをお話しいたします。
【概要】
生理の悩みをカタチに
-ゼロから始めた月経カップ開発ストーリー Powered by TIB FAB
murmoの『月経カップ』が、『ソーシャルプロダクツ・アワード2025』でソーシャルプロダクツ賞を受賞!
・ソーシャルプロダクツ・アワード (SPA)とは
SPAは、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会(所在地:東京都中央区、会長:江口泰広)が主催し、ソーシャルプロダクツ※の普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。
優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。
詳しくはこちら:https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/
※ソーシャルプロダクツ:人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、
購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるもの
・審査員コメント
日本製の商品として、日本人の体型や好みをあわせたデザインが多様で使いやすさを実現した商品。
さらに、折りたたみやすい設計により利用者の負担を軽減し、使用のハードルを下げることでこのカテゴリーの普及に貢献する可能性が高い。
ブランドの統一感もしっかりと確立されており、世界観が明確であることも評価できる。
生理に関する啓発活動を行い、LINEでのサポートを提供するなど、初心者が安心して使用できる環境を整えている点が素晴らしい。
医療グレードの品質を採用し、使いやすさと美しさを兼ね備えた設計は、多くの女性の負担を軽減し快適な生活をサポートするものとなるであろう。
日本の生理用品市場に新たな提案をもたらす革新的な商品であり、今後のさらなる普及が期待される。
生理中の不快感や行動制限を軽減する『月経カップ』
弊社が企画開発・販売する月経カップ『murmo/マーモ』は、はじめて使う人に向けた独自設計の日本製月経カップです。
murmo(マーモ)は、“アンウェルカムな生理をウェルカムに”をスローガンに、仕方ないと受け入れてしまいがちな生理の不快や我慢を減らし、“心地よく”生きられることを目指す、月経カップからはじまるこれからの生理用品ブランドです。
■月経カップとは?
月経カップは、折りたたんで腟に挿入し経血を溜める生理用品。生理中のムレやにおい、生理中の温泉やスポーツなどの行動制限を軽減することができます。また、洗浄して繰り返し使用できるため、生理用品のコストを大幅に削減することも可能です。
murmoは、「入れられる気がしない」「取り出せなくなったらどうしよう」など、多くの方が感じる月経カップへの不安を最小限にする工夫を詰め込んだ、独自設計の日本製月経カップです。
■Instagramでも月経カップの使い方やTIPSなどの情報発信中
公式アカウント:https://www.instagram.com/ourmurmo/
■商品詳細
商品名:murmo マーモ 月経カップ
価格:5,940円(税込)
サイズ:容量28ml (Mサイズ相当 1サイズ)
カラー:モーヴピンク(1カラー)
原材料:医療用シリコーン
内容:murmo(月経カップ) / 専用ケース / 取扱説明書 各1つ
医療機器届出番号:13B3X10360000001
製造販売元:株式会社murmur
月経カップの洗浄を簡単に!電子レンジで使える専用ポット「クリーンポット」
月経カップは生理期間の使い始めと使い終わりに煮沸消毒が必要。しかし「鍋で煮沸するのは面倒くさい」。その不便を解消する洗浄ポットです。
加熱直後も電子レンジから取り出しやすい取っ手や、沸騰したお湯を簡単に流せる湯切り穴、小さくしまえる折りたたみ式など便利な仕様です。生理期間以外の月経カップの保管にもお使いいただけます。
商品名:murmo clean pot
価格:2,200円(税込)
月経カップ生活を簡単にはじめよう!murmoはじめてセット
murmoの公式オンラインストアでは、月経カップとクリーンポットのセットもご用意しています。セットで10%おトクにご購入いただけます。
商品ページ:https://murmo.jp/collections/all/products/set
※セット割引は予告なく終了する場合がございます