日本ロレアル株式会社のプレスリリース
日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、「すべての人のための美、一人ひとりのための美 – Beauty for All, Beauty for Each」というグループ方針のもと多様性を重視しており、長きにわたり女性のエンパワメントに取り組んでいます。当社では、女性の管理職が54%と半数を超え、女性の活躍推進に関する実施状況が優良な企業として、厚生労働大臣より与えられる「えるぼし認定」において最高位である3つ星を取得するなど女性が働きやすい職場としても定評があります。さらに、国際女性デーを機に、社会貢献活動を通じた多角的な女性支援の取り組みについてもご報告いたします。
科学を事業の中核に据え、75名の女性科学者を支援してきた「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」は20周年を迎える
フランス人科学者 ユージェーヌ・シュエレールにより創設されたロレアルは、1909年の創立以来、科学に基づく製品研究・開発を事業の中核に据え、「世界は科学を必要としており、科学は女性を必要としている」という信念のもと、1998年に、科学の発展に貢献した女性科学者を顕彰する「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」(仏・ロレアル財団主催)を創設しました。日本では2005年から「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を創設し、2024年度までに次世代を担う75名の女性科学者を支援してきました。受賞者の中には「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出されるなど、国内外で高い評価を受けています。2025年は、本賞創設20周年を記念し、EXPO 2025大阪・関西万博で授賞式を実施する予定です。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/divs/commitments/fwis-japanfellow/
2020年から4年間で27万人の女性を支援
日本ロレアルでは、サステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を開始した2020年以降、グループ傘下の4ブランドが主導する社会貢献活動を通じて、4年間で約27万人の女性をサポートしました。ロレアルにおいて、ブランドが主導する社会貢献活動は「ブランドコーズ」と呼ばれ、そのブランドの考え、フィロソフィーを強く反映した活動をNPOとのパートナーシップの下、幅広く展開しています。日本ロレアル傘下4ブランドの活動は以下の通りです。
ランコム「Write Her Future」
世界には7億7500万人もの非識字者(注1)がおり、その約3分の2が女性だと言われており、ランコムは女性の文盲問題に取り組んでいます。日本では、女性のデジタルリテラシー向上を目指し、啓発セミナー、キャリアセミナー、ワークショップなどを開催しています。
対象:大学生を中心とした女性
パートナー団体:NPO法人ハナラボ https://hanalabs.net/
https://www.lancome.jp/maison-lancome/sustainability-program/write-your-future-jp.html
イヴ・サンローラン・ボーテ 「Abuse Is Not Love」
親密なパートナーからの暴力(IPV)は深刻な社会問題であり、世界で女性の3人に1人が経験すると言われています。イヴ・サンローラン・ボーテはIPV防止プログラムを支援し、非営利団体を通じて2030年までに世界で200万人への啓発を目指しています。日本では、主に中高生向けのワークショップ・セミナーを通し、デートDVのメカニズムを学び、互いを尊重しあう対等な関係の築き方を伝えています。
対象:中学生~大学生
パートナー団体:NPO法人女性ネットSaya Saya https://saya-saya.net/
https://www.yslb.jp/lp-commitments-category-4.html
メイベリン ニューヨーク「Brave Together」
メイベリン ニューヨークは不安やうつの偏見をなくして、誰もがメンタルヘルスのサポートを受けられるようにすることをミッションに、若い世代のメンタルヘルスの問題に寄り添い、いっしょに話し、考えるきっかけをつくるためのプログラムを提供しています。特に、生きづらさを抱える10代20代の女性に対して、パートナーである NPO法人 BONDプロジェクト と共にLINEなどで1対1サポートを提供しています。
対象:10代、20代の女性
パートナー団体:NPO法人Bondプロジェクト https://bondproject.jp/
https://www.maybelline.co.jp/make-up-make-change/bravetogether
ロレアル パリ「STAND UP」
1909年の創業以来、すべての女性に寄り添い、エンパワーメントを支援しているロレアル パリにとって、女性が安全で尊重される社会を実現することは重要な使命です。リサーチパートナーであるIPSOSによる国際研究(注2)では、公共の場におけるセクシャルハラスメント(ストリートハラスメント:痴漢、ナンパ、声がけなどを含む性的な嫌がらせ)が世界中の女性が直面している課題であることが浮き彫りになりました。ロレアル パリは、この問題に立ち向かうため、国連女性機関RightToBeと協力し、2020年にSTAND UPを立ち上げ、ストリートハラスメントを目撃または経験した際にシンプルで効果的な介入方法、5Dを誰でもスマートフォンから学べる10分間のオンライントレーニングを提供しています。
対象:すべての女性
https://www.standup-international.com/jp/ja/
2025年から始まる新ブランドコーズ
より多様な環境にある女性を支援するため、日本ロレアルはヘレナ ルビンスタインとケラスターゼにおいて新しいブランドコーズをスタートさせます。
ヘレナ ルビンスタイン 「HELENA POWERS」
120年以上前に創業し、革新的な発想と製品で美の革命を牽引してきたヘレナ ルビンスタイン。その創始者、マダム ヘレナ ルビンスタインは、美しさの可能性を追求するだけでなく、人生を切り拓いた真のパイオニアでした。彼女のDNAを受け継ぐブランドとして、現代女性の夢と不安に寄り添い、起業を目指す女性を支援する新たなプログラムを3月8日(土)より開始します。
パートナー団体:一般社団法人 Social Innovation Japan https://www.socialinnovationjapan.com/
http://www.socialinnovationjapan.com/helena-powers-2025
日本ロレアルは、多角的な支援を通じて、女性をはじめとした全ての人が輝ける社会の実現に向けて貢献してまいります。
1 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター https://www.accu.or.jp/glossary/glossary_literacy/
2 公共の場におけるセクシャルハラスメントに関する国際調査、ロレアル パリとIPSOSによって2021年3月に実施。15か国15,500人以上から取得したデータを使用
▪︎日本ロレアルについて
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。社員数は2,300 人(2023年末時点)、取り扱いブランドは 20です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。日本はロレアルグループのなかでも重要な戦略的拠点のひとつであり、シュウ ウエムラとタカミの2つのブランド本部機能(商品企画やグローバル展開施策を策定)と、その他のブランドの営業・マーケティング等を担う新宿本社、全国に配置された支社に加え、川崎の研究開発拠点(日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター)、御殿場の製造工場(株式会社コスメロール)で構成されます。