ヴェントゥーノの化粧品原料「メカブ抽出エキス」が、3次元皮膚モデルを用いた美白評価試験によって、メラニン生成を抑制することが明らかになりました!

3次元皮膚モデルにメカブ抽出エキスを添加した結果、紫外線の照射によって生成されるメラニン量が低く抑えられ、美白効果が確認されました。

株式会社ヴェントゥーノのプレスリリース

※本研究は、原料に関する基礎研究です。当該原料を含有する当社製品で同等の効果が生じることを裏付けるものではありませんので、誤解されませんよう、ご注意ください。

<概要>

「KAISO」イノベーション企業である株式会社ヴェントゥーノ(福岡市中央区、代表取締役社長:中野勇人)は、3次元皮膚モデルを用いた美白評価試験において、福岡県糸島市で収穫されたメカブから抽出した自社化粧品原料「メカブ抽出エキス」のメラニン生成抑制効果を確認したことをお知らせします。当試験では、試験品を添加しなかった場合に比べて、紫外線の照射によって生成されるメラニン量が低く抑えられており、「メカブ抽出エキス」に美白効果があることが明らかになりました。

<試験の背景>

先の研究においてメカブ抽出エキスを用いたRNAseq解析(※)を実施した結果、様々な美容効果が期待されることが分かりました。特に紫外線対策に有用な可能性が示唆されましたので、今回、3次元皮膚モデルを用いた美白評価試験を実施することに致しました。

※次世代シーケンサーを用いてRNAの塩基配列を決定し、遺伝子発現を解析する手法のこと

<試験結果>

メラニン生成量の比較

図1にメラニンの定量結果を示します。無添加区では、紫外線照射の影響で3週間後、メラニン量が顕著に増加していました。一方、試験品(メカブ抽出エキス)区では、無添加区と比較して、メラニン量が有意に低い値を示しており、メカブ抽出エキスが紫外線照射に伴うメラニン生成に対して抑制効果を持つことが確認されました。また、試験品区と無添加区の違いが視覚的に分かり易いように画像を掲載致します(図2)。

図1 メラニン生成量の比較 **p値<0.01
図2 メラニン生成量の比較(メラノダーム画像)

細胞生存率の比較

表1に今回の3次元皮膚モデル試験における細胞生存率の結果を示します。1%コウジ酸、メカブ抽出エキス(試験品)いずれも高い細胞生存率を示しました。細胞生存率とは、人体への安全性を示す指標です。1%コウジ酸は、医薬部外品の美白有効成分として知られており、一般によく流通している成分です。

表1 細胞生存率

<総括>

ヴェントゥーノの化粧品原料「メカブ抽出エキス」について、3次元皮膚モデルを用いた美白評価試験を実施しました。その結果、メカブ抽出エキスは無添加の場合と比較して、メラニン生成量が有意に低く抑えられ、さらに細胞生存率も維持されていました。以上のことから、メカブ抽出エキスによる美白効果が示唆され、化粧品原料として大きな期待が寄せられます。

<メカブ抽出エキスについて>

福岡県糸島市で収穫されたメカブから抽出した当社のオリジナル化粧品原料です。

メカブとはワカメの茎の付け根にある新芽部分であり、アルギン酸、ビタミンK、カルシウム、鉄分など多くの栄養素を含んでおり、「海のスーパーフード」とも言われています。また、当社の商品主原料である「フコイダン」がワカメ葉状部分よりも豊富に含まれていることから非常に強いヌメリがあり、健康と美容に適した原料素材となっています。
今回明らかにしたメラニン生成抑制効果に加え、保湿成分の一種である「ヒアルロン酸」を比較対象とした保水性試験において、乾燥6時間後の溶液残存量が2倍あったことから高い保湿力が確認されています。

<ヴェントゥーノとは>

当社の社名である「ヴェントゥーノ」は、イタリア語で「21」という由来があり、21世紀を見つめ、1990年に創業しました。創業以来、もずくやメカブなどの海藻のぬめり成分「フコイダン」に着目し、九州大学や医療および行政機関などと連携して研究を進めながら商品開発を行ってきました。「海藻の可能性でイノベーションを起こし、人と海が美しい未来をつくる。」をパーパスに掲げ、海藻成分フコイダンをはじめとした「海藻」の可能性を信じ、今後も美と健康のサポート、そして社会課題の解決を目指した事業展開をして参ります。

■会社概要

株式会社ヴェントゥーノ

代表取締役社長:中野勇人

所  在  地:福岡市中央区大宮2-1-1       

設     立:1990年1月

資  本  金:2,000万円

事 業 内 容:健康食品・化粧品の卸売および  

        通販

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