株式会社Vitalizarのプレスリリース
【詳細URL】https://vitalizar.net/
国立大学法人東京科学大学(Science Tokyo)の誕生後はじめて東京科学大学認定ベンチャーの称号を授与された株式会社Vitalizar(本社:東京都千代田区、代表取締役:大石 裕)は、同大学と日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下 NEC)が共同で保有する特許を用いて、たった1分間のカメラ撮影で呼吸運動をミリ単位で可視化するアプリ「BREVI」を開発中です。全国の治療院やトレーナー向けに2025年4月のリリースを予定しており、現在は年間24,000円オフとなる価格がずっと続く事前申込キャンペーンを実施しています。
■現状の呼吸運動の評価はあくまで「徒手的」
昨今、呼吸に関しては自律神経や腰痛との関連性をはじめ多くの研究論文が発表されており、生活者の周りでもヨガ、整体院、リハビリといった場面で様々なからだの専門家が呼吸の観察と介入を実施しています。
その一方で、からだの専門家による安静時呼吸の評価方法は、Hi-Loテストに代表される徒手的な評価方法が一般的であり、計測者が対象者の胸とお腹の動きを目視で確認しています。
そのために、客観的数値に基づいた評価がなされておらず、介入後の身体変化も利用者の体感に依存せざるを得ない状況です。この状況に対し当社は、利用者の呼吸数や呼吸中の胸腹部の振幅などを客観的、かつ簡単に計測できるアプリ「BREVI」を開発中です。
呼吸の状態やその変化がBREVIを通して客観的に示されることで、からだの専門家と利用者との間の目線のあったコミュニケーションを実現します。また、研究機関や企業様からは、取得データの研究への活用、寝具・健康用品の効果検証・データづくり、実際の商品の販売現場での活用などに関して、多くの期待の声が寄せられています。
■1分のカメラ撮影で微細な呼吸運動を計測
計測の際は、三脚やスタンドにBREVIをインストールしたタブレット端末(iPad Pro 第2世代以降に対応予定)を固定し、座位又は仰臥位の状態で1分程度撮影します。
このとき、アプリは計測点を自動で特定(胸とお腹にマークを自動表示)しますので、撮影者はタブレット端末のカメラを利用者にかざすだけで呼吸状態を計測できます。
■呼吸計測アプリ「BREVI」の今後の展開
このたびのNEC、東京科学大学との特許利用許諾の合意をもとに、2025年4月のリリースを目指して開発中です(現在実施中の事前申込キャンペーンはサービスリリースと同時に終了予定)。リリース後は、可視化されたデータを用いたBREVIのバージョンアップや、呼吸のトレーニング機能を搭載したBtoBtoCアプリの開発を実施していく予定です。手軽で取組みやすい「呼吸」という健康活動を世の中に広め、健康寿命の延伸に寄与できるよう、これからも様々な取組みを続けて参ります。
なお、本件に関する特許利用許諾に関してはNECからも発表が御座います。
(参考)NECプレスリリース
NEC、タブレット端末に搭載の3次元センサを活用し、非接触で呼吸の状態を可視化する技術を東京科学大学と共同開発
~運動指導の効果を定量化~
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000836.000078149.html
■東京科学大学認定ベンチャー称号制度について
東京科学大学の研究成果又は人的資源等を活用しているベンチャー企業に、審査のうえ称号を授与する制度です。東京医科歯科大学と東京工業大学の統合に伴い、研究成果や技術等の社会実装をさらに促進するため称号授与対象を拡大し、研究成果等から世界を変える大学発スタートアップの創出に向けた新たな称号制度として開始されました。
(参考)東京科学大学プレスリリース
量子センサの実用化と呼吸ヘルスケアの2社へ東京科学大学認定ベンチャーとして称号授与
-東京科学大学最初の認定ベンチャー称号-
URL:https://www.isct.ac.jp/ja/news/5la74s6vlt09
■株式会社Vitalizarについて
東京科学大学 運動器機能形態学講座(JA共済総合研究所との共同研究講座) 二村昭元教授を取締役に迎えて2024年8月に発足したヘルスケアベンチャー。初手事業を「呼吸」とし、からだの専門家向けにBtoB事業/ BtoBtoC事業を実施して参ります。
【会社概要】
社名 :株式会社Vitalizar
本社所在地:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目7番8号VORT秋葉原Ⅳ2F
代表取締役:大石 裕
取締役 :二村 昭元
事業内容 : ヘルスケアアプリの企画、開発、運営
設立 : 2024年8月