世界初!Piezo Sonic社の純国産AMR:Mighty-D4が、九州国際スリーデーマーチ2025にて公道20Kmをノートラブル・ノーメンテナンスで完走

月面探査ロボットの不整地走破技術を応用したAMR:Mightyが、九州国際スリーデーマーチ2025で公道20kmをノートラブルで走破。今後、工場・プラントでの搬送・検査業務への活用を目指す。

株式会社Piezo Sonicのプレスリリース

株式会社Piezo Sonic(東京都大田区、代表取締役:多田 興平)は神田工業株式会社(熊本県八代市、代表取締役社長:髙島 一郎)と共に2025年2月28日から3月2日にかけて熊本県八代市で開催された「第30回 九州国際スリーデーマーチ2025」において、同社の搬送用自律移動ロボット:Mighty-D4を一般参加枠で出走させ、世界で初めて公道20Kmを約5時間でノートラブル・ノーメンテナンスで完走しました。

出発前、挨拶の様子
公道20Kmの道のりを走るMighty

3年連続の快挙! 一般参加者とともに歩むロボットの未来

Mightyは2023年3月に開催された同イベントより3年連続で参加しており、一般参加者の方々にも広く受け入れられています。

今回の走行では、Mighty-D4が世界で初めて公道20kmを約5時間で完走。舗装された平坦な道路だけではなく、砂利道や歩道と車道の境界となる切下げ部などの凹凸のある地形も安定して走破し、その高い走行性能を実証しました。

搬送ロボットが人々の生活の中で活躍する未来を感じさせる、画期的な実証イベントとなりました。

2025年のスリーデーマーチの様子(YouTube)


・ Piezo Sonic 公式サイトURL:https://www.piezo-sonic.com https://www.piezo-sonic.co.jp

・ 神田工業公式サイトURL:https://www.kanda-kogyo.co.jp/

・ 九州国際スリーデーマーチ2025 特設サイトURL:https://www.9i-3daymarch.com/


九州国際スリーデーマーチ2025について

「第30回 九州国際スリーデーマーチ2025」は八代市内5つの旧町村で、地域の名所・旧跡等を通る5km~40kmコースを設定したウオーキング大会(リーグ)です。九州国際スリーデーマーチは世界26の国と地域で、29の大会が開催される国際的なウオーキングリーグの一つとして認められています。日本での公式大会は埼玉県東松山市の「日本スリーデーマーチ」と、八代市の「九州国際スリーデーマーチ」の2つです。2025年は2/28~3/2に開催され、5Kmコース、10Kmコース、20Kmコース、40・30Kmコースの4つのコースが設定されています。また、開催日毎にルートが異なり、各自の体調に合わせたルートを選択できるため、自分のペースでウォーキングを楽しむことができる大会です。

足場の悪い路面でも自動搬送を実現するAMR:Mighty-D4

Piezo SonicのMighty-D4は、優れた走行性能を持つAMR(自律移動ロボット)であり、最大12cmの段差を乗り越える能力を備えています。この特性により、不整地や悪路での走行が得意で、屋内外を問わずさまざまな環境での運用が可能です。特に、都市部や工業地域、病院、高層マンションなど、複雑で多様な環境における物流にも幅広く対応できます。

Mighty-D4にはカメラとLiDAR(ライダー)技術が搭載されており、目的地までの自動走行や、人やマーカーを正確に認識した追従走行が可能です。これにより、市街地や病院内、高層マンションなどでの非接触・非対面物流を実現し、荷物の運搬や遠隔応対をスムーズに行えます。人と直接対面せずに作業ができるため、感染症対策などの安全面でも非常に効果的です。

また、Mighty-D4は標準仕様に加えて、お客様のニーズに応じたカスタマイズが可能です。搬送する物品や運行する場所に合わせて、必要な機能を追加・調整できます。例えば、特定の環境に適したセンサーの追加や、特別な荷物に対応するための積載機能の調整など、多岐にわたる要望に対応しています。

2025年 Mighty 20Km 完走!
完走(完歩)証

世界初! ウォーキングラリーを走破した自律移動ロボット

一般参加者が歩くウォーキングラリー 20Kmをロボットが完走したのは世界初の快挙。今後、搬送ロボットの実用化が進む中で、Mighty-D4の技術が社会インフラや物流の未来に大きく貢献することが期待されます。

公道走破実証の成果と今後の展望

今回の実証実験では、Mighty-D4が公道20kmをノートラブル・ノーメンテナンスで完走できることが確認されました。この結果を踏まえ、今後は大きな敷地で複数の建物を持つ工場やプラントでの搬送・検査業務へと応用に取り組んで行く予定です。

今後も、株式会社Piezo SonicはMighty-D4をはじめとする革新的な技術の研究・開発を進め、より実用的で社会に役立つ製品の提供を目指してまいります。

Mighty-D4に関する詳細や導入のご相談は、以下よりお問い合わせください。

https://www.piezo-sonic.co.jp/contact


株式会社Piezo Sonic について

株式会社Piezo Sonicは宇宙で活躍するモーターとロボット技術を開発し、その技術を活用して一般の環境で利用できるモーターとロボットを提供する宇宙ベンチャー(スタートアップ)です。
創業者は電力ゼロでも姿勢を保つことができ、精密な動作が可能な超⾳波モーターの開発・研究に28年以上携わっており、その経験を活かして超音波モーターの課題であった長寿命化を実現。ピエゾソニック モータとして精密搬送や医療機器、ロボットの分野に展開しています。
また、ハードウェア、ソフトウェアともに自社で開発しており、搬送・検査用AMRであるMightyは屋内・屋外・不整地が走行が可能な点が高く評価され、国内外の工場・プラントなどの産業施設での導入が進んでいます。

Piezo Sonicでは製品の設計コンセプトとして3C(Cool、Cute、Compact)に基づいてデザインすることを心がけており、生み出された製品はグッドデザイン賞やCES イノベーションアワード、精密工学会ものづくり 最優秀賞 などを受賞し、国内・国外で高く評価されています。

事業内容:
 ○ ロボットやMRI用医療機器のアクチュエータとして最適な超音波モーターの開発・製造・販売
 ○ モーターとIoT技術を活用した応用機器、搬送用自律移動ロボットの開発・製造・販売。
 ○ お客様のための新製品・新サービスを開発する「コンサルティング開発サービス」の提供。

会社名:株式会社Piezo Sonic
代表者:代表取締役 多田 興平
設立:2017年12月
モータ事業URL:https://www.piezo-sonic.com
ロボット開発事業URL:https://www.piezo-sonic.co.jp

神田工業株式会社について

神⽥⼯業株式会社は電⼦部品事業に進出し約40年間、大手電機メーカー様・プラントメーカー様のモノづくりパートナーとして、その時代を代表する多くの製品に携わらせて頂き世界中の方々に貢献してきました。近年は、従来からの受託生産に加え、非接触で操作が可能な空中結像ディスプレイ、世界最薄のIoTデバイス、車載用フレキシブルLED製品などの革新的な製品の開発と販売、人材派遣および請負事業と新たな事業拡大のためにグループ企業への展開を図っています。また、2021年にステッピングモーターの制御技術を保有する株式会社バンガードシステムズをグループに迎え入れ、常に新しい事業に取り組み、今後も世界中のお客様から信頼されるモノづくりパートナーとして貢献してゆきます。

事業内容
 ○OEM/ODM事業(ものづくりノウハウを活かし開発設計から試作・量産化まで一貫して対応)
 ○SMT事業(微細・高密度・高精度を得意とした部品実装)
 ○FPD事業(中小型ディスプレイの各種組立)
 ○ダイレクトボンディング事業(タッチパネルと液晶の光学貼合、OCA・OCR貼合の量産化)
 ○イルミネーション事業(独自のフレキシブル筐体とLEDを組み合わせた車載向け商品を開発・販売)
 ○物流外注事業(弊社倉庫内における車載用ディーラーオプション品のピッキング・梱包・発送)
 ○物販事業(独自の流通チャネルやコネクションを活かし、新規事業の展開や事業支援等)

会社名:神田工業株式会社
代表者:代表取締役社長 髙島 一郎
設立:1970年9月
事業URL:https://www.kanda-kogyo.co.jp/

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