DPEARL、2025年4月よりAI搭載の遠隔歯科矯正システムを新たに提供開始

デンタルモニタリング社と業務提携し、AIの検出による経過観察の精度向上と通院頻度の低減を同時に実現する新ソリューションを全国へ

株式会社フィルダクトのプレスリリース

株式会社フィルダクト(代表取締役CEO:金子奏絵)はデンタルモニタリング・ジャパン株式会社(以下、デンタルモニタリング)と協業し、3Dテクノロジーの歯科矯正サービスDPEARLの矯正体験においてAI(人工知能)搭載の遠隔モニタリングシステムの提供を開始いたします。

■ 矯正治療におけるこれまでの課題と協業の背景

・対面診療とリモート矯正におけるそれぞれの課題

現代の矯正手法は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正に関わらず定期通院を前提とした対面診療型と利便性を求めたリモート矯正の2つのアプローチが存在しています。

対面診療型の矯正は歯科医師による直接の定期観察で安心感がある一方、通院回数の頻度が多く患者様の負担が多いという課題がありました。

また、従来のリモート型の矯正治療はスマホの写真撮影によって自宅にいながら遠隔で歯科医師の確認が受けられる一方、患者様の撮影環境による差分の是正や歯科医師による個別化されたデータ分析において課題がありました。

DPEARLは月1回を原則とする対面診療型とリモート型の両方を組み合わせた「Wサポート体制」によってサービスを提供してまいりましたが、この度歯科矯正における医療的な質と利便性の両方を叶えるため、デンタルモニタリングとの協業を通じAI搭載の新機能をサービスに取り入れることとなりました。

■ 今回の協業により実現する矯正体験

・マウスピース型矯正について

DPEARLが採用するマウスピース型の矯正は、0.数ミリ単位で理想的な方向に移動した形のマウスピースを7〜10日ごとに交換しながら移動させる手法です。ワイヤーとは異なり患者様の装着状況に応じて治療計画通りに進むかどうかが左右されるため、徹底した自己管理と定期観察の体制が必要とされています。一方、多すぎる通院頻度は忙しい患者様にとって負担がかかるものです。

・DPEARLのAI搭載の新たな遠隔歯科矯正システム

DPEARLの新たなAI搭載の遠隔歯科矯正システムでは、最小限の通院で精度の高いモニタリングが可能となります。(※1)

特徴1:矯正中のモチベーションの維持と効果の向上

自宅で患者様が専用機器とスマートフォンでスキャンした歯の写真データを元に画像解析を行い、事前に歯科医師が登録したプロトコルを元に分析を行います。分析結果は患者様へのフィードバックとして活用され、治療の進捗状況や注意点が共有されます。​これにより、患者様のモチベーション維持や治療効果の向上が期待できます。

特徴2:AIによる精密なデータ解析と早期のアラート機能

130項目以上の口腔内観察を遠隔で行い、治療計画からの逸脱があればアラート機能によって検知し、早期の臨床的対応が可能となります。これによって、治療の進行をよりスムーズなものとし治療期間の短縮が期待できます。

特徴3:週1回のスキャン(※2)による通院回数の削減

AIの遠隔システムを用いた週に1回の口腔スキャンによって歯科医師側は精密な追跡が可能となり不必要な通院は削減することが可能となります。歯科医師側では正面、咬合面、頬側面など、さまざまな角度から確認でき、過去の画像や計画との比較などを行うことができ、より安心なサポート体制となります。

DPEARLは、今春よりバージョンアップしたより快適な次世代型の歯科矯正機会を提供いたします。

※1:症例によっては担当歯科医師により通院が推奨される場合もございます。また矯正治療における対面処置を伴う場合には歯科医院に通院する必要があります。また本機能は数々の論文で有効性・エビデンスが確立され、国内における医療機器承認がなされたものとなります。

※2:スキャンの間隔はプロトコルによります。

・ テクノロジーの力でDPEARLが同時に目指す歯科医院のDX

今回の新機能は患者様に向けたメリットだけではありません。歯科医院サイドの定期モニタリングによるチェアタイムを40%以上削減し、より効率的にデータに基づいた精度の高い歯のモニタリングが可能となります。つまり歯科医院にとっても恩恵があるものです。

DPEARLは、歯科医院向けのクラウド管理システム『MediLeap』をDPEARLの提携クリニックに無償提供し、紙カルテや技工指示書等のアナログな管理方法からの脱却や診療に必要なデータの一元管理を通じて歯科医院のDXを推進してまいりました。 その中で、さらなる患者体験向上・歯科医院のチェアタイムの削減は不可欠なものでした。私たちは、都市部と地方、医師の技術差などによって生じる矯正治療の格差を解消し、誰もが質の高い治療機会を得られる環境づくりを目指しています。

今回の取り組みは、AIモニタリング技術を活用し、遠隔矯正治療の仕組みをデジタル支援と共に包括的に提供する仕組みとして、日本の歯科業界で進化した新たなデジタルソリューション(※3) となります。

※3:2025年2月当社調べ、デンタルモニタリングに聞き取りにおいて


■ DPEARL×遠隔モニタリングシステムの利用を検討中の利用者様向け情報

・予約方法 

本機能は、DPEARLの矯正サービスの一部です。ご検討中の方はDPEARL(ディパール)のLINEで最新の情報取得や予約が可能です。

LINE:https://line.me/R/ti/p/@334oyghg

・予約フロー

DPEARL Spot(提携クリニック)でまず検査を行い、歯科医師による適応判断・説明を受け決済し治療・サービスの利用ができます。
DPEARL公式サイト:https://dpearl.jp/

・提供開始日 

2025年4月1日(火)

■ DPEARL×遠隔モニタリングシステムの導入を検討中の歯科医師様に関する情報

オンライン説明会を随時行っており、お問合せはこちらのサイトから可能です。

医院向けHP:https://dpearl.jp/alliance/


■ 株式会社フィルダクトの取り組み

フィルダクトは、オーラルヘルスの未来を加速するというミッションのもと、3Dテクノロジーを活用した歯科矯正サービス『DPEARL』と歯科医院向けのAIl in oneシステム『Medileap』を提供している企業です。

近年、アカデミアでは口腔と様々な全身疾患とのつながりが明らかになっており、予防ヘルスケアの浸透やQOL向上の観点から口腔の健康(オーラルヘルス)に取り組む重要性が高まっています。しかしながら、オーラルヘルスの土台である歯科矯正領域は金額や通院などの様々な障壁が存在し、矯正が必要とされる人口の半分以上が矯正に踏み出すことができていません。フィルダクトはその課題を解消するため、全国の歯科医院や技工パートナーとなり”良質な歯科矯正・オーラルヘルスを身近にする”事業に取り組んでおります。

2023年度に東京医科歯科大学発(現:東京科学大学)ベンチャーとして認定され、2024年12月には日経トレンディ「未来のスタートアップ」に掲載いただきました。

オーラルヘルスの社会実装カンパニー「フィルダクト」は、これからもテクノロジーと新たな仕組みで、歯科医療のあらゆる課題の解決に尽力してまいります。

会社概要

企業名:株式会社フィルダクト (Philduct Inc.)

所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1丁目19−19 恵比寿ビジネスタワー 12F

代表者 : 代表取締役CEO 金子 奏絵

設立日:2018年3月6日

事業内容 : 歯科関連事業、審美及びヘルスケア関連事業

事業URL : https://dpearl.jp/

コーポレートURL:https://philduct.com/

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