乾燥刺激によるROSの発生と皮膚バリア機能との関係性を明らかにし、肌内部での持続的なROSの発生を抑制する効果を「モリンガシード-TN-W」で実証。
株式会社テクノーブルのプレスリリース
1961年の創業以来、60年以上に渡って機能性美容成分の研究開発と製造販売を行っている株式会社テクノーブルは、スーパーフードとして知られるモリンガの種子より、新規の肌あれ防止成分として、モリンガシード-TN-Wの開発を行いました。季節を問わず乾燥肌に悩む方は多く存在します。その原因は紫外線やストレス、湿度の変化など様々です。その中でも今回テクノーブルでは、日常に潜む湿度の変化とそれに伴う肌細胞内の活性酸素種(以下、ROS)の発生に着目した研究を行い、モリンガの種子から得られるエキスに肌内部でのROS発生の持続的抑制効果があることを見出しました。
【慢性的な乾燥肌の原因とは】
エアコンの使用などによる湿度の変化は、乾燥刺激となり一時的にROSの産生を促します。この一時的なROSの発生は遺伝子発現量の低下を介し、お肌のバリア機能で重要な役割を果たすタイトジャンクション構造の形成低下を引き起こします。タイトジャンクション構造の形成が低下したお肌の内部ではさらなる乾燥によってROSが発生しやすくなり、乾燥肌トラブルが慢性化します。そのためROSの産生を抑制することが、慢性的な肌の乾燥の改善には重要となると考えられました。
【モリンガシード-TN-Wによる慢性的な肌あれ防止への新しいアプローチ】
モリンガシード-TN-Wは慢性的な肌トラブルの原因であるROSの持続的な発生を抑える効果を介して、お肌のバリア機能の低下を防ぐことを培養細胞および培養表皮3次元モデルを用いた実験にて見出しました。
今回の研究から、多くの人の悩みの種である季節を問わない乾燥肌トラブルの原因にはお肌内部でのROSの発生が原因であることを解明し、その改善策としてのモリンガシード-TN-Wが有効であることが判明しました。
【ネオモリンギンⓇとは?】
モリンガには生理活性成分として「モリンギン」が含まれていることが知られております。しかし、この「モリンギン」は水溶液中では不安定であることが知られており、化粧品へ配合すると安定的な効果を得ることが難しいのではと考えられました。そこで弊社では独自製法(DG製法)によって、モリンギンを2量体化することで活性がある安定な状態にすることを見出しました。添加剤を加えることなく安定なモリンギンである「ネオモリンギンⓇ*」の開発に成功致しました。
「ネオモリンギンⓇ」はお肌の抗酸化に関与する酵素の1つであるSOD1の遺伝子発現促進効果が、モリンギンと比較して約1.3倍高いことが確認されております。
*ネオモリンギンⓇ:独自製法によって得られるモリンギンの2量体
【モリンガシード-TN-Wに関して】
モリンガシード-TN-Wは、モリンガの種子から、弊社独自の製法で得られたエキスとなります。モリンガには「モリンギン」と呼ばれる活性成分が含まれており、抗酸化作用などを有することが知られております。
テクノーブルでは乾燥ストレスによって発生するROSの発生をモリンガシード-TN-Wが抑制することを発見しました。さらに、モリンガの活性成分である「モリンギン」を、独自の製法によって2量体化することで安定化し、乾燥によって起こるROSの持続的な発生を抑えて、お肌のバリア機能の低下を防ぐ機能を見出しました。
本研究成果は、2024年11月18~20日に神戸国際会議場で開催された第2回日本化粧品技術者会学術大会にて発表を致しました。
また、このスーパーフードであるモリンガの国産化に取り組む企業とタイアップを行い、素材の国産化の検討も行っております。日常に潜む湿度の変化とそれに伴う肌細胞内の活性酸素種の発生を抑え、慢性的な乾燥肌に悩むお客様のための新たな提案として発信していきます。
弊社では一層技術力を磨き、皆さまのお肌の美しさの維持とQOLの向上に貢献したいと考えています。
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