株式会社日刊工業新聞社のプレスリリース
株式会社日刊工業新聞社
2025年4月1日
日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『寄り道の科学 薬草の本』(佐竹元吉 著)を2025年4月2日(水)に発売します。「薬草」と聞いて、難しい名前の植物をイメージされる方もいるかもしれませんが、春の食卓を彩る山菜や、桃や柿などの果物も薬草のひとつです。実は薬草はわたしたちの身近に存在しています。そして、その歴史はとても古く、世界のいたるところで活用されているのです。
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実は身近にあるさまざまな薬草
春の山菜として知られるウドやコゴミ、日本を代表する花であるキクやサクラ、また果物としておなじみの桃やミカンなど、これらはすべて薬草です。植物やその部位によって用途は異なり、わたしたちはその都度使い分けをしてきました。本書では、さまざまな薬草の種類や用途をご紹介します。
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世界各地で活用される薬草
薬草の歴史は古く、また地域によって活用の仕方も異なります。古代エジプトでは、象形文字で数百種類の薬の名が記録されていたとも言われています。本書では、世界各地の薬草の歴史や、活用方法についてもご紹介します。
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見直される漢方の効能・効果
「漢方」とは、古代中国から伝わった医学が日本で独自の発展を遂げた伝統医学です。西洋医学が主流になってから漢方は衰退しましたが、現代の医療現場で見直されるようになりました。本書では、漢方薬の効能・効果についても紹介します。
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図表や写真を多数掲載
理解を促すため、写真を多数掲載しました。見るだけでも、知られざる薬草の世界が広がります。
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ルビを振って、読みやすさを向上
書籍『おもしろサイエンス薬草の科学』を読みやすく改題新版しました。ルビを多用し、読者層の幅を広げます。
・目次
Chapter1 人類と薬草の長くて深い関わり
Chapter2 薬草療法を最高度に体系化した中医と漢方
Chapter3 現代医学で見直される漢方薬の効能・効果
Chapter4 サプリメントとしても使われる薬草
Chapter5 毒にも薬にもなる植物
Chapter6 薬草を保護し栽培しよう
・書籍情報
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
仕様:A5判、並製、160頁
ISBN:978-4-526-08377-8
発行:日刊工業新聞社
発行日:2025年4月2日
・著者紹介
佐竹 元吉(さたけ もとよし)
1964年、東京薬科大学卒業。同年、国立衛生試験所(現・国立医薬品食品衛生研究所)入所。1991年、国立衛生試験所生薬部長。2001年、国立医薬品食品衛生研究所退官。2002年よりお茶の水女子大学生活環境研究センター教授。2006年より同センター客員教授。2013年より同センター研究協力員。2015年より昭和薬科大学薬用植物園薬用植物資源研究室研究員。学術博士。
[著書]
『基原物質事典』(編著、中央法規出版/一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会)、『ヒトは何故それを食べるのか』(共著、中央法規出版/一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会)、『基原植物事典』(編著、中央法規出版/一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会)、『スキルアップのための漢方相談ガイド』(共著、南山堂)、『薬用植物・生薬開発の最前線』(監修)、『薬用植物・生薬開発の新展開』(監修)(以上、シーエムシー出版)、『日本の有毒植物』(監修、学研教育出版)、『おもしろサイエンス機能性野菜の科学』(編著)、『おもしろサイエンス毒と薬の科学』(編著)(以上、日刊工業新聞社)など。
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