呼吸サポートデバイスとサウナの親和性を示した検証結果をご紹介

サウナ外気浴中の「深呼吸サポートデバイス ston s」使用で自律神経が活性化!? – サウナ浴における“ととのい”レベル向上の鍵は 外気浴中の深呼吸 –

株式会社100plusのプレスリリース

株式会社100plus(本社:東京都、代表取締役CEO 加藤容崇)、BREATHER株式会社(本社:東京都、代表取締役 立岡茂伸)はサウナと呼吸の関連性を明らかにするため、BREATHERが手掛けるフレーバー付きの深呼吸サポートデバイス「ston s」を使用し、サウナ・水風呂・休憩、それぞれのフェーズにおいての「呼吸がもたらす効果」について検証しました。検証の結果、休憩中に「ston s」を使用することで、休憩時の呼吸が深まり、副交感神経活性が高まるとともにサウナサイクル全体での生理的・心理的リラックス効果が得られることがわかりました。

■ 実施背景

2025年3月7日、サウナ内で深呼吸を取り入れることで “ととのい” に好影響を与える調査リリースを発表いたしました。前回に引き続き今回は、サウナ浴における呼吸の可能性を検証するため、BTEATHERと連携を図り、都内のサウナ施設にて検証を行いました。検証では、サウナ専用ウェアラブルウォッチ「SHOWDOWN1」を装着した男性28人を対象に、外気浴中にBREATHERが提供している「ston s」を取り入れていただき、サウナ浴中の身体への影響を計測しました。

※今回は特別な許可をいただき温浴施設内での「ston s」の利用をしており、本来は施設内での「ston s」の利用はできません。

※検証では、カフェイン/GABAの成分を含まずフレーバーのみを含む「ston s」を用いました。

サウナ専用ウェアラブルウォッチ「SHOWDOWN1」
深呼吸サポートデバイス「ston s」

■ 検証結果

休憩中に「ston s」を使用することで、サウナ室と休憩室における自律神経活動量向上の傾向が見られた。

今回の検証では、ccvTPおよびLF/HFが、サウナ・休憩ともに有意に高い値を示しました。一方で、LF/HF比の上昇は交感神経優位を示唆する場合もあるが、サウナや水風呂での急激な温冷刺激がある状況下では「身体が積極的に刺激に反応できる状態」であるとも考えられます。休憩中の深い呼吸によって自律神経の反応性が高まり、次のサイクルで適切に交感神経と副交感神経の切り替えが行われた結果、ccvTPおよびLF/HFがともに上昇した可能性が考えられます。(図1, 2)

図1. ccvTP(自律神経全体の活動量を表す指標)の変化【*p<0.05】

ccvTPは健康な若い人ほど高い値を示し、加齢や疲労・ストレスにより低下します。一般的に、高値は自律神経機能が良好であることを示唆します。

図2. LF/HF(交感神経と副交感神経のバランスを表す指標)の変化【*p<0.05】

LF/HF= 値が⾼いほど交感神経優位、低いほど副交感神経優位を⽰します。ストレス状態では上昇する傾向があります。⽴位や精神的ストレス下では上昇し、臥位やリラックス時には低下します。

「ston s」を使用することによる滞在時間の変化に有意差は見られなかった

デバイスの使用・不使用によって、サウナ・水風呂・休憩それぞれの滞在時間が大きく変化することはありませんでした。

すなわち、単純に「デバイス使用のほうが居心地が良く、長く休憩していた」などの時間要因ではなく、呼吸デバイスを使ったこと自体による生理的変化と考えられます。(図3)

図3. 滞在時間の変化

休憩中にのみ「ston s」を使用しているのにも関わらず、サウナでも有意差が生じた

今回「ston s」を使用したのは休憩中のみだったのにも関わらず、休憩後のサウナで有意差が生じました。これには2つの可能性が考えられます。1つには、デバイスを使用することで休憩中の呼吸やリラクゼーション状態が深まり、その効果が次のサウナ入浴時にまで “持ち越し” された可能性があり、2つには、サウナ→水風呂→休憩という流れの中で、休憩中の自律神経状態が全体の生理応答に影響し、次のサウナセッションにも反映された可能性が考えられます。

■総括

本検証では、深呼吸サポートデバイス「ston s」を使用することで、休憩中の呼吸が深まり、副交感神経活性が高まるとともに生理的・心理的リラックス効果が得られたと推測できる結果となりました。デバイスを通して休憩中に得られた自律神経の安定化やリラクゼーション効果は、そのまま次のサウナ入浴時にも反映され、結果的にサウナ・休憩の両フェーズでccvTPやLF/HFが高まる現象が見られたと考えられます。

また、休憩中のみ「ston s」を使用したにも関わらず、サウナや休憩の自律神経指標が改善したことは、休憩時のリラクゼーション効果が全体のサウナサイクルに波及した可能性を示唆しています。

今回の調査ではccvTP・LF/HFのいずれも、サウナや休憩室での統計的有意差が見られました。一方で水風呂における統計的有意差は存在せず、原因の解明までは至りませんでした。今後は、さらなる被験者を用いた継続的な研究と異なる施設条件での検証が必要がと考えられます。

■ 実施概要

日時:2025年1月11日 10:00 -12:45

場所:サウナ&カプセルホテル北欧

調査人数:28人(うち男性:28人)

使用機材:サウナ専用ウェアラブルウォッチ「SHOWDOWN1」, 深呼吸サポートデバイス「ston s」

介入方法:サウナ後の外気浴中に「ston s」を使用する

※今回は特別な許可をいただき温浴施設内での ston s 利用をしており、本来は施設内での ston s の利用はできません。

■ 代表コメント

加藤容崇 MD, phD.

実証実験の結果から、深呼吸サポートデバイス「ston s」の使用により、休憩時の深い呼吸を促し、自律神経が活性化される可能性が示されました。特に休憩中に得られたリラクゼーション効果がサウナ入浴時にも波及し、自律神経の安定化がサイクル全体に及んだことは重要な知見です。このことは、休憩中の呼吸状態や環境が、サウナ浴全体を通じて自律神経へ影響を与えることを示しています。今後はさらに対象者を増やし、異なるフレーバーを検討するなど、デバイスの活用可能性を広く裏付け、深い“ととのい”に繋げることができるか探索することが望まれます。

■株式会社100plus 概要

私達のミッションは『Play’vention (Play:遊ぶ + Prevention:予防)』

楽しさの増幅を通して、真の健康に導くことです。

疾患の治療も早期発見ももちろん大事ですが、一番大事なのはそもそも病気にならないことが大事です。

病気になりたくないなら何かをしなさいというネガティブなメッセージではなく、

100plusは、楽しい行動(Play)を通じて、気が付いたら健康になっている(Prevention)明るく楽しい社会の実現を目指します。

会社名:株式会社100plus(ハンドレットプラス)

所在地:東京都渋谷区

設立年:2021年

代表者:代表取締役 加藤容崇

事業内容:サウナ専用ウェアラブルデバイス開発販売、アプリ『サの国』運営、アルゴリズム開発、サウナ機器開発

コーポレートサイト:https://100plus.co.jp

アプリ『サの国』:https://sanokuni.com

サウナ専用ウェアラブルデバイス『SHOWDOWN1』販売サイト:https://100plus.stores.jp

【本件に関するお問合せ先】

コーポレートサイト下部「お問い合わせ」よりお願いいたします。

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