国境の垣根を越える新たなアプローチで、環境や人権問題に取り組む
ロサ・フェア株式会社のプレスリリース
ロサ・フェアは、2025年2月18日(火)、UEBT協会(Union for Ethical BioTrade)の日本初となるメンバーシップを取得いたしました。このメンバーシップの取得は、ロサ・フェアが掲げる「すべての人々と自然界がともに繁栄できる世界」の実現というビジョンに対する、より強固なコミットメントの表れです。
近年、化粧品の大量生産に伴い、原料として使用される植物の需要が高まり、発展途上国を中心に大規模かつ集中的な栽培が進行しています。その結果、森林破壊による自然の生息地の喪失や、合成農薬・肥料の使用による土壌および水質の汚染といった、深刻な環境問題が多発しています。
また、美容業界が及ぼす社会的影響も決して軽視できるものではありません。たとえば、多くの化粧品に使用されているマイカ(雲母)というケイ酸塩鉱物は、製品に輝きを与える目的で使用されます。しかし、マイカの採掘においては倫理的な問題が指摘されており、インドなどの発展途上国では、非公開かつ大規模な児童労働が行われている実態が研究によって明らかになっています。
ロサ・フェアは、原料調達プロセスの改善に向けた取り組みの一環として、UEBTによって承認された3か年計画に基づき、スノーローズなどの主要な天然成分において、生物多様性や人権を保護するための厳格な認証要件を満たすことを目指し、今後三年以内に該当する認証を受けるためのプロセスを開始する予定です。
◾️UEBT協会(Union For Ethical Biotrade)
UEBT協会は、オランダ首都アムステルダムに本部を構え、企業とそのサプライヤーが自然界から原料を調達する際の適正規範を策定する非営利団体(NPO)です。その会員は、食品、化粧品、天然物医薬品等、多岐に渡る業界で高い水準を設けて活動を展開しています。
◾️責任ある美しさ、ロサ・フェアの誓い
創業以来、ロサ・フェアは唯一無二の卓越したスキンケア製品を創り続け、美しい自然が秘めた無限の可能性を探求しながら、その素晴らしさを次世代に継承することに注力しています。私たちは、志を同じくするパートナーとともに歩みながら、調達方法の細部までこだわり、透明性の高いサプライチェーン構築に努め、地域や国際社会との共生を目指します。
【創業者からのメッセージ】
本質的な美しさとは、内面からにじみ出るもの。そしてその美しさは、私たちが世界とどのように関わるかによって形作られると、私は信じています。「クリーンビューティ」とは、単に合成成分を使わないことではなく、透明性・倫理性・持続可能性に基づいた、新しい時代にふさわしい美しさのあり方を定義するものであるべきです。
ロサ・フェアは、「誰かの犠牲の上に成り立つ美しさではなく、すべての命と地球に敬意を払った美しさを実現したい」という強い想いから生まれたブランドです。私たちは、原料の原産地を明確にすることで、自然環境の破壊や児童労働、過酷な労働環境といった問題を排除した持続可能なサプライチェーンを構築し、次の世代により美しい世界を残すために尽力してまいります。
お客様とともに、この新しい美しさを育んでいけることを、心より願っております。私たちの製品を手に取ることが、未来を変える一歩となるよう、社員一同、誠心誠意努めてまいります。