最新!Z世代のリアル事情2025。「守る」から「楽しむ」へ進化するUVケア&夏メイク

〜「顔が見える街頭調査」から紐解く、おしゃれな人のインサイト。Z世代が求める「感性×機能」を捉えた新・夏メイク観を徹底解剖。〜

一般財団法人日本ファッション協会のプレスリリース

もうすぐ夏本番、海やフェス、リゾート旅行など、アクティブなイベントに心躍るシーズン。いつものメイクを少しだけ「夏仕様」にアップデートして気分を盛り上げれば、思い出もより鮮やかに残るはず。

一方、これからの季節に悩まされるのが、強い紫外線や汗、皮脂によるメイク崩れです。紫外線量は5月から8月(*1)にかけて、時間帯も日中の10〜14時にピーク(*2)を迎えることが分かっており、日常的なUV対策が不可欠です。

*1 日最大UVインデックス(観測値)の月平均値(気象庁)
*2 月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値(気象庁)

そこで、ファッション・ビューティ分野のリアルトレンドを発信する「スタイルアリーナ」ではZ世代の女性たちの最新の“夏メイク&UV対策”事情を探るため、おしゃれに敏感な若者が行き交う表参道にて街頭調査をインタビュー形式で実施し、対象者のリアルなインサイトを引き出しました。

今回の調査対象は、20〜25歳の社会人・学生を中心とした20名の女性。「今年の夏に挑戦したいメイクキーワード」「実際に使っているUVケアアイテム」「メイク崩れ対策の工夫」など、リアルな声を集めることで、彼女たちが注目するメイクトレンドや、リアルなUV対策事情、アイテム選びの基準など、夏に向けた“美容観の変化”が見えてきました。

【調査サマリー】

  • Z世代が注目する2025年夏メイクキーワードTOP5

  • 夏場のUV対策&メイクのリアルな両立事情

  • “UVケア×メイク”で楽しむZ世代の夏のおしゃれ事情

  • Z世代の美容観は「守る」から「楽しむ」へ

■Z世代が注目する2025年夏メイクキーワードTOP5

「この夏試してみたいメイクキーワード」を複数回答で尋ねたところ、特に「みずみずしいクリアリップ(8票)」「ジューシーなオレンジ(7票)」の2つが人気で、全体の55%(20名中11名)がいずれかを選択しており、関心の高さが際立っています。

全体で27件の回答が寄せられ、以下のような傾向が見えてきました。

「みずみずしさ」「透明感」「ツヤ感」といった質感への関心が高く、「ブルベだけどオレンジメイクに挑戦したい」といった色選びにも冒険的な姿勢が見られるのもサマーシーズンならでは。

パーソナルカラーに縛られず、“自分に似合う”だけでなく季節感を楽しみ、“気分が上がる”ことを重視しているのは、ファッション好きの方たちらしい傾向で、「質感盛り×夏カラー」がトレンドキーワードになりそうです。

■夏場のUV対策&メイクのリアルな両立事情

Z世代にとって夏のメイクは、「気分を上げるおしゃれ」だけでなく、“機能性との両立”が前提になっています。特に、紫外線や皮脂、汗によるメイク崩れは大きな課題。今回の調査では、実際に彼女たちが行っている対策や愛用アイテムが明らかになりました。

①崩れないための工夫

  • 「小鼻のヨレが嫌で、パウダーをこまめに塗ってます」(23歳/社会人)

  • 「フェス用にメイクキープミストをかけまくってる」(25歳/会社員)

夏場は、部分的な崩れ対策や持続性重視のミスト・パウダーの併用がスタンダードになりつつあります。

②UVケアの習慣とこだわり

  • 「田中みな実さんが“塗り直し大事”って言ってて、スプレータイプを持ち歩くように」(25歳/化粧品メーカー)

  • 「SPFが高すぎると肌荒れしやすいので、低めで調整してます」(20歳/大学生)

肌質との相性を重視した“使い分け”が進んでおり、単なるSPFの数値比較ではない“理由のある選択”が印象的です。

③紫外線がメイクに与える影響

  • 「高校の部活でシミができて後悔…紫外線は甘く見ない」(23歳/社会人)

  • 「ファンデと日焼け止めの重ね塗りで、メイク浮きが悩み」(25歳/アパレル)

UVケアとメイクの「一体化した使用感」へのニーズが高まっています。

④使用されていたUVアイテム

「使用しているUV対策商品」としては、ビオレ(25%)とアネッサ(25%)がトップ2

続いて、ラ ロッシュ ポゼ、d’Alba、ニベア(各10%)などが挙げられました。

  • ビオレUV:よく見かけて信頼感がある(23歳/社会人)

  • ラ ロッシュ ポゼ:肌に優しい&トーンアップ効果(20歳/大学生)

  • ニベア、クレ・ド・ポー、FASIO:使用感と浸透力(25歳/化粧品メーカー, 22歳/会社員)

「UV対策は当然」に加えて、「崩さない・乾燥しない・トーンアップできる」をすべて求めていて、フェスや外出など“楽しい夏の準備”としてのUVケアという位置づけが特徴的です。

Z世代にとってUVケアは、かつての「肌を守る義務」から「夏を楽しむための準備」へと進化。“しっかり守れる×軽やかに使える”の両立が支持されており、スプレータイプやトーンアップ機能付きが人気を集めています。アイテム選びの基準も、“可愛く見える”“気分が上がる”といった感性価値が決め手となっている点が特徴的です。

■“UVケア×メイク”で楽しむZ世代の夏のおしゃれ事情

「UVケアとメイクを両立させて夏のおしゃれを楽しみたいですか?」という質問に対し、調査対象者全員が「はい」と回答

自由記述からは、Z世代ならではのポジティブなマインドと、高い美容意識が伺えました。

① 夏イベント(フェス・海・プール・アウトドア)

  • 「今年はフェスに行きたい。写真をたくさん撮るから、カラフルなメイクでかわいく盛りたい」(23歳/社会人)

  • 「海が好きなので、UV耐水性のあるアイテムがマスト。紫外線対策をばっちりして夏を思いきり楽しみたい」(25歳/化粧品メーカー)

  • 「今年はサマソニ行きたい!アイラインやウォータープルーフで水対策も抜かりなく」(27歳/アパレル)

  • 「プールに行きたいので、夏に向けて水に強いアイテムを買いたい」(24歳/会社員)

  • 「海であるフェスに行くので、夏っぽいおしゃれメイク&しっかり紫外線対策で思い出つくります!」(23歳/会社員)

    Z世代にとってUVケアは“楽しむための土台”。夏イベント(フェス・プール・アウトドア)に耐えられる「持続性・耐水性・軽さ」がメイク&スキンケア選びの基準に。

② 日常のおでかけ(ショッピング・カフェ・散歩など)

  • 「カフェやショッピングなどお出かけを楽しみたい」(22歳/会社員)

  • 「夏は下地だけで乗り切りたい」(23歳/会社員)

  • 「夏らしく、いろんなカラーを取り入れてメイクもファッションも楽しみたい」(24歳/デザイナー)

    「特別な日」だけではなく、日常の中でも“夏らしい自分”でありたいというニーズが高く、抜け感や彩りを意識したコスメ選びが求められています。

③ メイクの工夫・意気込み

  • 「去年、フェスに行って水を浴びちゃって!今年もキープ力ガチガチでいきたい」(25歳/アパレル)

  • 「崩れやすいアイラインは避けて、ラメなど華やかさを重視したい」(23歳/医療系)

  • 「汗かいても、どれだけ遊んでも崩れないようにしたい」(24歳/アパレル)

  • 「いつもの下地+ファンデでしっかりUV対策して、海に出かけたい」(23歳/アパレル)

    “落ちないこと”は夏メイクの絶対条件。UVケアとメイクを一体化し、場面ごとの工夫を取り入れる“コスメのカスタマイズ力”が目立ちます。

④ UVケア意識の高さ

  • 「絶対焼きたくないので、こまめに塗り直してる」(22歳/会社員)

  • 「しっかり対策して、可愛くメイクしてフェスなど楽しみたい」(23歳/会社員)

  • 「紫外線対策をしっかりして、レジャースポットに行きたい」(24歳/会社員)

■Z世代の夏の美容観は「守る」から「楽しむ」へ

今回の調査から見えてきたのは、Z世代の女性たちはUVケアを単なる“美容習慣”としてだけでなく、安心して「夏を楽しむための準備」として取り入れているということです。「焼けたくない」「崩したくない」「可愛くいたい」—— これらの感情は、フェスやリゾートなど非日常の場面はもちろん、日常にも存在します。Z世代の美容観は今、機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムへのニーズが高まっています。

そして、Z世代に選ばれるために、今後ブランドや企業に求められるのは、

  • 「UV×メイクの両立」を叶える、一体型の製品設計

  • 夏イベント・シーン別にフィットする、​​体験訴求型マーケティング

  • “理由のある推し”を生む、共感型ストーリーテリング

  • 日常も非日常も支える、“感性価値”の可視化

これらが、ますます重要になってきそうです。彼女たちは単なる「日焼け止め」ではなく、「自分らしく夏を楽しむパートナー」としてのコスメを選び取ろうとしています。

PR・商品開発ご担当者様へ

スタイルアリーナでは、引き続きZ世代の美容・ファッションに関するリアルトレンドを追いかけ、企業様のマーケティングや商品開発のヒントとなりうる調査を実施しています。
今回の「顔が見える街頭調査」をはじめとした、オリジナル調査・共同企画・データ提供などのご相談も承っております。

お気軽にお問い合わせください。

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調査概要

調査名:最新!Z世代のリアル事情2025|「守る」から「楽しむ」へ進化するUVケア&夏メイク

調査対象:表参道に来街した20~25歳の女性

調査日:2025年4月12日(土)

調査方法:街頭インタビュー形式

調査有効回答数:20名

※調査を引用いただく際は、出典元が「スタイルアリーナ」であることとリンクを明記いただきますようお願いいたします。

スタイルアリーナ : https://www.style-arena.jp


スタイルアリーナ(日本ファッション協会)について

日本ファッション協会は、1990年4月4日、通商産業大臣の設立許可を受け、企業、団体をはじめ各地商工会議所などの幅広い支援のもと、財団法人として発足いたしました。


スタイルアリーナ(style-arena.jp)は、「東京のストリートファッション」をテーマに2002年6月よりスタートしたファッション情報サイトです。日本の躍動的なファッション=生活文化を、アジアをはじめ広く世界に向けて発信していくことを目的とし、一般財団法人日本ファッション協会が企画・運営しています。

■協会概要

名称:一般財団法人 日本ファッション協会

所在地:東京都千代田区神田神保町1-5-1 神保町須賀ビル7階

HP:https://www.japanfashion.or.jp

スタイルアリーナ : https://www.style-arena.jp

■問い合わせ先

担当:福嶋

メールアドレス:a.fukushima@japanfashion.or.jp

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