メガネブランド「Zoff」が、女性従業員約1,600人に子宮頸がんリスク(HPV)検査キットを配布

20代からの子宮頸がん対策を強化。健康経営の一環で「安心して働ける環境づくり」を推進。「子宮頸がんで苦しまない会社」を目指し、国内企業では初の大規模導入

株式会社インターメスティックのプレスリリース

https://www.zoff.com/zoff-focus/20250428-5568/

メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を展開する株式会社インターメスティック(本社:東京都港区)は、健康経営の一環として、2025年4月より20歳以上の女性従業員 約1,600人を対象に、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染有無を、自宅で手軽に確認できる検査キットを配布します。

このような数千人規模での企業によるHPV検査キットの導入は国内初の取り組みであり、女性従業員の健康リスクの早期把握と、安心して働き続けられる環境の実現を目的としています。


子宮頸がんは30〜50代の女性に多く、年間で1万人以上が新たに診断されています。その主な原因であるHPVの持続感染は、予防や早期発見によって対処可能であり、定期的な検査が重要とされています。一方、日本における子宮頸がん検診の受診率は約40%未満にとどまり、欧米諸国の70~80%と比較して極めて低い水準です。

Zoffではこれまで、30歳以上の女性社員に対して子宮頸がん検査(細胞診)の受診を推奨してきましたが、今回の取り組みでは、細胞診とHPV検査を併用することで、予防効果を高め、女性社員の健康リスクのさらなる低減を図ります。

さらに、2025年度からは20代社員も細胞診を無料で受診できる体制を整備。女性比率が高く、女性の活躍を推進しているZoffでは、健康経営の一環として、国内で初めて、企業単位で数千人規模のHPV検査キットを導入することで、女性が安心して働き続けられる環境づくりと、子宮頸がん検査(細胞診)受診率の向上を目指します。


■HPV検査キット配布の概要

  • 対象者|20歳以上の女性社員(正社員・契約社員・一部のアルバイト)

    ※2025年4月1日時点で在籍。20代や3月15日時点で入社決定している方も含む。

  • 配布時期|2025年4月14日以降、順次配送

  • 実施期間|到着日~4月30日頃まで(5月以降も順次対応)

  • 実施方法|自宅で実施、ポストに投函で完了

  • サポート|医師監修の動画で、実施手順や子宮頸がんに関する正しい知識をわかりやすく案内 

    ※同社向けHPV検査は、医療法人名翔会 名古屋セントラルクリニックおよび衛生検査所を運営する株式会社ジー・キューブと、名古屋大学発のベンチャー企業である株式会社ジーシーサイエンスが協業し、共同でサービス提供を開始しました。


■専門医のコメント

今回の取り組みにあたり、動画の監修を行った総合内科専門医で元名古屋大学教授の柴田玲先生より、以下のようなコメントをいただいています。

 「日本国内における子宮がん検診の受診率は、残念ながら4割にも満たない状況です。子宮がんから女性を守るためには、現在未受診の6〜7割の方々にいかに検査を受けていただき、早期発見につなげていくかが極めて重要です。そのような中、自宅で手軽に受けられる子宮がんリスク検査キットを、企業が主導して、すべての女性従業員に提供した今回の取り組みは、女性の健康に対する社会的意識の向上につながるものであり、また子宮がん検診の裾野を広げるうえでも非常に効果的な手段であると考えます。子宮がんの予防と早期発見に寄与する、意義深い取り組みです。」


インターメスティックグループでは、「社員一人ひとりの健康こそが会社の基盤である」という考えのもと、従業員が健やかで前向きに働ける職場環境の整備と、心身の健康増進に取り組んでまいりました。

今後も、全社員が安心して働き続けられる環境を目指し、健康経営の取り組みを一層強化してまいります。なかでも女性の健康支援に関する啓発活動の推進や医療機関との連携を通じて、持続可能な取り組みの実現を図ります。

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