〜地域の自然にふれ、環境意識を高める体験の場に〜
株式会社アミノアップのプレスリリース
株式会社アミノアップ(北海道札幌市、代表取締役会長 小砂憲一、代表取締役社長 北舘健太郎)は、2025年5月10日(土)に札幌市清田区*1との共催で『清田区ネイチャーツアー「春」』を開催し、約100名の札幌市民がハイテクヒル真栄緑地で野鳥と春の植物の観察、株式会社アミノアップの工場見学を行いました。2022年春にスタートしたこのツアーは、季節ごとに年3〜4回行われ、今年で4年目を迎えました。
ネイチャーツアーの詳細
<名称>
清田区ネイチャーツアー2025「春」〜緑地を散策、野鳥や春の植物を観察しよう!〜
<開催日>
2025年5月10日(土)1部:5:00〜8:00、2部:9:00〜12:00
<開催目的>
身近な緑地で暮らす動植物の観察や専門家によるレクチャーを通じ、緑地の保全が生態系維持や生物多様性保全につながることを参加者に伝え、市民の環境保護へ向けた意識の醸成を目指す。同時に株式会社アミノアップの環境活動についても理解を深めてもらう。
<主催>
札幌市清田区役所、株式会社アミノアップ
<ツアーガイド>
株式会社エコニクス*2
<参加者>
一般公募した札幌市民100名
<イベントの概況と今後の展望>
株式会社アミノアップでは、地域の自然とふれあう機会として、敷地内に参加者を迎え、観察エリアに生息する動植物の紹介や、森へ入る際の心得などについてのレクチャーを行いました。案内役は、自然環境調査のスペシャリストである株式会社エコニクスのネイチャーガイドが務めました。
レクチャーの後は、施設裏手に広がるハイテクヒル真栄緑地の散策路を歩きながら、野鳥をはじめとする生きものたちの姿を探しました。当日は風が強く、鳥の鳴き声は多く聞かれたものの、その姿をとらえるのは難しい状況でしたが、参加者は耳を澄ませ、自然の気配を感じ取りながら、ガイドの解説に熱心に耳を傾けていました。
午後には天候が崩れ、観察の中心は植物へと移りました。野鳥ではカワラヒラやウグイス、シジュウカラ、アカゲラなどが確認され、植物ではタチツボスミレ、ヒメイチゲ、ニシキゴロモなどが観察されました。また、森の一角では、エゾタヌキが縄張りの印として特定の場所に排泄する「ため糞」も見つかり、動物たちの暮らしぶりに触れる一幕もありました。
この取り組みは、単なる自然観察にとどまらず、地域に息づく生態系への理解を深める機会として、今後も継続的に実施していきたいと考えています。
観察後は株式会社アミノアップの工場見学。独自の培養方法で製造するAHCC®の工場を中心に見学ツアーを行いました。
<ツアーの成果>
参加者100名のうち、半数が札幌市の広報誌や学校で配布されたチラシで知り、初めてこのツアーに参加されたということで、より多くの市民に自然環境について学んでいただくことができました。またツアー中も、姿は見えずとも多くの野鳥の鳴き声が聞こえ、専門家が解説しながら散策するという特別な体験を通じて、自然環境の大切さに目を向けていただけました。
<参加者のコメント>
「鳥や動物の痕跡、草花の事など専門家の話を聞きながら散策できることが素晴らしい」、「説明が丁寧でわかりやすかった」と専門家と一緒に回るツアーは毎回高評価をいただきます。また工場見学では「清田から世界中につながっている会社があるのは知らなかった」と驚かれる方が多く、会社を知っていただける良い機会になっています。
次回のネイチャーツアー夏は、8/1(金)夜の昆虫観察、8/23(土)川の生き物観察です。それぞれの専門家を迎え、採集・観察を行います。
ネイチャーツアー開催の背景
2011年に株式会社アミノアップの現在の社屋(エコハウス棟)と工場(AHCC棟)を増築した際、周辺環境に配慮した様々な仕組み*3を取り入れ竣工しました。同時に増築とその後の企業活動による周辺環境への影響を確認するため、敷地周辺の環境調査を竣工直後から定期的に行いました。比較の結果、調査期間の10年間で動植物の生息状況に大きな変化はなく、社屋や工場が周辺環境に馴染んでいることがわかりました。また、この調査期間中、調査を依頼している株式会社エコニクスの調査員による報告会や自然観察ツアーが社員向けに行われ、社員が自然環境に目を向けるキッカケとなりました。そこで地域貢献活動の一環として、地域住民にも清田区の自然環境に目を向けてもらい、環境保全の大切さを伝えようと札幌市清田区役所と連携し2022年春にネイチャーツアーという形で実施しました。以来、季節ごとに春・夏・秋・冬と開催しています。1年目は清田区在住の小学生を持つ家族限定で開催していましたが、少しずつ参加者の幅を広げ、2024年からは、住所・年代に関わらず、どなたでも参加できるツアーとして開催しています。
参考URL
*1札幌市清田区
https://www.city.sapporo.jp/kiyota/
*2株式会社エコニクス
*3アミノアップ社屋の周辺環境に配慮した仕組み
https://www.aminoup.jp/socialactivity/environmental/biodiversity/
株式会社アミノアップ
株式会社アミノアップは、1984年設立以来、北海道に拠点を置きグローバル展開する機能性食品・農業資材開発メーカー。独自開発した機能性食品「AHCC®」(担子菌培養抽出物)をはじめとする食品素材や、バイオスティミュラント「Dr. アミノアップ」などのアグリ事業を展開し、特許取得と論文発表に重きを置く。社内では医学・薬学・農学・理学・獣医学・工学など幅広い分野を専門とする研究チームが新製品の開発や科学的根拠の検証を続けていると同時に、世界100以上の医療機関や大学などとの共同研究を行なっている。さらに研究の促進、研究機関同士の連携などを目的として、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)を後援するなど、自社独自のグローバルネットワークの構築・交流にも精力的に取り組んでいる。環境対策にも力を入れており、自社製品の製造1トン当たりのCO2排出量 を10年前と比較して40%削減した。
商 号 :株式会社アミノアップ
所在地 :北海道札幌市清田区真栄363番地32
代表者 :代表取締役会長 小砂 憲一
代表取締役社長 北舘 健太郎
資本金 :3億6900万円
事業内容:機能性食品・サプリメント原料および植物活力資材の自社開発・製造・販売