株式会社博報堂のプレスリリース
株式会社博報堂（本社：東京都港区、代表取締役社長：名倉健司、以下博報堂）は、TAZ Inc.（株式会社たづ、本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：高橋祥子、以下 TAZ）と共同で、「不老長寿社会」におけるイノベーションアイデアを創出する事業構想プログラムの提供を開始したことをお知らせいたします。本プログラムは、博報堂関西支社が推進してまいります。
近年、高齢化の進行や健康意識の向上により、ヘルスケア領域への社会的関心が高まっており、健康寿命の延伸やQOL（生活の質）向上を目指したサービス・技術の社会実装が進んでいます。とくに医療分野における老化回避技術をはじめとした不老長寿実現に向けた研究開発は世界的に加速しており、今後のヘルスケア市場にも大きな影響を与えると言われています。
博報堂は、東京大学発の先端バイオテクノロジーを強みとする不老長寿テック・スタートアップTAZと共同で、この先到来しうる「不老長寿社会」に向けて、社会や各業界で起こりうる変化に対応し、イノベーションを生み出すアイデアや事業を創造するプログラムを開発、企業に提供していきます。
TAZが持つバイオテックやウェルビーイングに関する専門的な知見や実績と、博報堂の生活者発想に基づくマーケティング・事業開発における知見を融合させることで、企業のオープンイノベーション創出を支援します。本プログラムでは、加齢に対する生活者の意識変容を踏まえた先端技術の社会実装をテーマに、アイデア開発の土台となる未来洞察、独自フレームを用いたアイデア開発ワークショップ、最終プレゼンに向けたメンタリングサポート等を通じて、企業のアイデア創出を支援します。さらに、取り組みを通じて将来を担う人材育成支援も行ってまいります。
博報堂は今後も、企業やアカデミア等と連携しながらイノベーションを共創し、持続可能な未来社会の実現に貢献してまいります。
■TAZ Inc.について
TAZ Inc.（株式会社たづ）は、起業家兼生命科学者の高橋祥子が「不老長寿をすべての人に」を掲げて設立し抗老化テック関連の創薬研究・商品企画開発を行う東京大学発バイオテクノロジースタートアップ。抗加齢成分のスクリーニング研究や、加齢に伴う疾患に特有のバイオマーカーの開発、さらにはそれらの疾患に対する創薬研究を行っています。医療機関と連携した抗老化関連商品の研究開発と商品企画も積極的に進めています。