ゴルファーの9割が選ぶ「打ちっぱなし」vs「インドアゴルフ」練習環境の実態と課題を紹介

ここ数年でインドアゴルフ施設が一気に増加し、打ちっぱなしに代わる練習場として注目を集めています。

一方、本記事で行ったアンケート調査では、約9割もの人が打ちっぱなしを主な練習場所として利用していることがわかりました。

アンケートを通して「インドアゴルフ施設」にしかない魅力や、打ちっぱなしが抱える課題も浮き彫りになっています。

そこで本記事では、ゴルファーが実際に選んでいる練習環境の実態やそれぞれの練習環境の魅力と課題を詳しく紹介します。

「もっと効率的に上達したい」「自分に最適な練習環境を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

【調査概要】

• 調査対象：ゴルフ経験のある男女100名

• 年齢層：20～60代

• 調査方法：インターネットアンケート調査

• 実施期間：2025年5月1日～2025年5月15日

本記事の詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

https://chicken-golf.com/column/interview-indoor-golf/

ゴルファーに聞いた練習環境の実態

9割以上が打ちっぱなしを主な練習場所に選択

▼選択肢

• 打ちっぱなし（屋外練習場）

• インドアゴルフ（室内練習場）

• 特に練習していない

20代から60代までの幅広い年齢層のゴルファーに普段の練習環境について尋ねたところ、91%が「打ちっぱなし（屋外練習場）」を最もよく利用する練習場所として選択していることが分かりました。

この結果は、新しい練習スタイルとして注目を集めるインドアゴルフですが、まだ打ちっぱなしが主流であることを示しています。

練習場所別に練習頻度を比較してみると、インドアゴルフを主に利用するゴルファーの37.5%が「毎週」練習していると回答しているのに対し、打ちっぱなしでは「毎週」と回答したのは15.4%にとどまります。

▼練習頻度の違い

この結果から、インドアゴルフを選択する層は相対的に練習頻度が高い傾向にあることが示唆されています。

これはインドアゴルフの特性として、天候に左右されない点や予約制で時間を確保しやすい点が、定期的な練習を心がけるゴルファーにとって魅力となっていると考えられます。

ゴルファーが感じている練習環境の課題

打ちっぱなしの課題は「シミュレーターや映像分析ができない」が多数

▼選択肢（複数回答可）

• 立地

• 価格

• 周囲の目が気になる

• 天候に左右される

• 混雑時に待ち時間が発生する

• シミュレーターや映像の分析ができない

• その他

打ちっぱなしに対して感じている課題や不満について尋ねたところ、「シミュレーターや映像の分析ができない」（33.0%）、「天候に左右される」（30.0%）、「周囲の目が気になる」（26.0%）が上位を占めました。

最も多く挙げられた「シミュレーターや映像の分析ができない」という課題は、自分のスイングを客観的に分析し改善点を見つけたいという要望が満たされず、なぜそうなったのかという原因分析が難しい点が課題となっています。

また、「天候に左右される」も大きな課題として認識されており、雨や風・寒さなどの悪天候時には練習がしづらく、計画的に練習を続けたい人にとっては大きな障壁となることがわかります。

一方、インドアゴルフの最大の課題は「価格」

▼選択肢（複数回答可）

• 立地

• 価格

• シミュレーターの使い方がわからない

• 予約が取れない（取りにくい）

• シミュレーターの情報が信用できない

• レンタルクラブの質が低い

• その他

今回の調査で最も多く指摘されたのは「価格」の問題で、54.0%のゴルファーがこちらを課題として挙げています。次いで「シミュレーターの情報が信用できない」が19.0%、「立地」が15.0%と続きました。

インドアゴルフは、打ちっぱなしと比較して月額制の料金設定であることが多く、一見すると価格が高いように見えてしまいます。

一方、高頻度で練習するゴルファーには、交通費などを踏まえると1回あたりの金額が打ちっぱなしよりも抑えられる可能性が高いです。シミュレーターを通した質の高い練習ができることを踏まえても、上達を目指したいゴルファーにとってはインドアがより適切な練習場と言えるでしょう。

また、「シミュレーターの情報が信用できないところ」については、実際のコースでの感覚とシミュレーターでの数値に違いを感じるゴルファーが少なくないことを示しています。ただし、最新の機器であれば実際の飛距離と相違のない情報が得られ、目視での確認になる打ちっぱなしよりも正確に把握が可能です。

アンケート結果から分かった理想の環境で練習するコツ

今回のアンケート調査の結果からは、インドアゴルフの施設数は増えているものの、価格やシミュレーターに対するイメージを理由にして、打ちっぱなしが主要な練習場所として引き続き選ばれていることがわかりました。

一方、インドアゴルフの主な課題として挙がった「価格面」は高頻度で練習するゴルファーには懸念にはならないのと、「シミュレーターの精度」は質の高い機器を導入している場所を選べば十分解消できる課題でもあります。

打ちっぱなしの課題として挙がった「分析がしづらい」などの課題を解消できる練習場所なので、定期的に練習をして確実性高く上達をしていきたい人はインドアゴルフでの練習を検討してみてはいかがでしょうか。

インドアゴルフの魅力については、弊社運営メディアの「ゴルフの学び舎」にて、専門家の解説も交えながらより詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。

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