キヤノンマーケティングジャパン株式会社のプレスリリース
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて、心拍や体動など人が意識的にコントロールできない生体データを基に、感情の可視化とその活用に取り組むOlive株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役CEO:竹内精治、以下Olive)に出資しました。
Olive(オリーブ)は、生体データを活用して人の感情を可視化・分析するスタートアップ企業です。同社が提供する感情推定プラットフォーム「LaCause(ラクーズ)」は、スマートフォンやパソコンなどのカメラを通じて、心拍や脈拍、顔の輪郭の動きなどの生体データを非接触で取得し、感情を可視化します。本プラットフォームは、目や口などの動きに基づく表情解析を行わないため、意図的に作られた表情に影響されることなく感情を推定することが可能です。この特長により、表情や声の表出が難しい状況にある人の感情の可視化も実現します。また、録画・録音を行わないため、ユーザーのプライバシーに配慮した感情推定が可能です。
感情の可視化は、健康経営、教育、観光、店舗、ヘルスケア、エンターテインメントなど、さまざまな分野での活用が期待されています。Oliveはこの技術を活用し、人と人とがより深く共感し合い、言葉にしなくても相手の気持ちを「察してくれる」社会の実現に向けた取り組みを進めています。
キヤノンMJグループは、未来志向で社会課題を解決するため、最先端の技術やビジネスアイデアの探索とオープンイノベーションを推進し、新たな価値創造に取り組んでいます。
「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、投資領域の一つとして「Life Purpose(精神的な豊かさを通じて、誰もが健康で生きる活力を感じられるサービスの創出)」を掲げています。今回、Oliveが持つ高度な感情の可視化技術と、その技術が活用できる分野の広さに加え、経営陣の明確なビジョンと高い実行力に着目し、資金調達に参加しました。
今後はOliveとの提携を通じて、感情解析の技術を活用し、誰もが意思疎通できる環境を提供することで、ストレスの軽減や精神的・身体的健康の維持・向上といった日常生活の質の向上、そして安心・安全に暮らせる社会の実現を目指します。
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一般の方のお問合せ先:キヤノンマーケティングジャパン株式会社R&B推進センター
■Olive概要:
会社名 |
Olive株式会社 |
設立年月日 |
2022年8月 |
所在地 |
愛知県名古屋市中区錦二丁目4番15号 |
代表者 |
竹内精治 |
事業内容 |
心拍・体動等の生体データを通じた、人の感情の可視化とその活用 |
URL |
■Canon Marketing Japan MIRAI Fund概要
キヤノンMJグループは、未来志向で社会課題を解決するために新たな事業の創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター」を2024年1月に立ち上げました。さらに、最先端の技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションを加速するため、100億円規模のCVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を設立しました。
名称(登記名称) |
Canon Marketing Japan MIRAI Fund (キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合) |
無限責任組合員 |
グローバル・ブレイン株式会社 |
有限責任組合員 |
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 |
ファンド規模 |
100億円 |
■Canon Marketing Japan MIRAI Fund投資領域