~株式会社ビズジーンが独自の歯周病検査システムを「大阪ヘルスケアパビリオン」内に出展~
株式会社ビズジーンのプレスリリース
大阪大学産業科学研究所発のベンチャー企業、株式会社ビズジーン(事業所:大阪府茨木市美穂ヶ丘、代表取締役:開發 邦宏)は、2025年6月10日(火)から16日(月)まで開催される大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」内の「リボーンチャレンジ」ゾーンに出展し、自宅などで簡単に歯周病を検出できる検査システム「VisPerio(ビズペリオ)」を展示します。
■ 歯周病検査キット「VisPerio」について
歯周病は、ギネス世界記録において“世界で最も患者数の多い病気”として認定されています。成人の約8割が罹患している“国民病”でありながら、初期段階ではほとんど自覚症状がなく、早期発見が難しいことでも知られています。
さらに近年では、歯周病菌が歯肉から血管内に侵入し、心疾患や糖尿病などの全身疾患の引き金となることが明らかになっており、そのため歯周病を簡便に検出できる技術の開発が強く求められてきました。
こうした背景を受けて、当社は、スワブで口腔内のサンプルを採取し、デバイスにセットするだけで、その場で歯周病のリスクを約4段階で迅速かつ正確に判定できる検査システム「VisPerio(ビズペリオ)」を開発しました。
本製品は、当社がこれまでに培ってきた病原体のバイオセンシング技術を活用し、歯周病菌が分泌する特定の酵素を定量的に検出することで、従来の歯周病検査と同等レベルの精度を維持しつつ、利便性を飛躍的に高めたものです。
今後は、大阪・関西万博での展示を通じて製品の認知度向上を図り、2025年度内の本格的な市場投入を目指します。さらに、歯周病検査をはじめとする予防医療分野において、継続的な技術革新に取り組むことで、健康寿命の延伸に貢献していく方針です。
■ 開發 邦宏 代表取締役コメント
「歯周病は全身の健康に大きな影響を及ぼす疾患でありながら、早期発見の機会が限られているのが現状です。実際、全国の歯周疾患健診の受診率は約5%と低水準にとどまっており、人々のQOL(生活の質)向上や医療費の抑制に向けて、2025年以降、国民皆歯科検診制度の導入が予定されています。こうした中で、『VisPerio』を通じて、より多くの方々が手軽に歯周病のリスクを確認し、日常的な健康管理に役立てていただけることを願っております。」
■ 大阪・関西万博での展示概要
出展先: 大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」内「リボーンチャレンジ」ゾーン
出展期間: 2025年6月10日(火)~6月16日(月)
「リボーンチャレンジ」は、大阪の中小企業・スタートアップによる週替わり展示として企画されており、革新的な技術や製品を世界に発信する場として注目されています。
■株式会社ビズジーンについて
株式会社ビズジーン(https://www.visgene.com )は大阪大学産業科学研究所での研究成果を実用化するため2018年4月に設立された大学発スタートアップ企業です。ミル・シル・カエルを理念とし、あらゆる遺伝子の情報を目的に応じて可視化(ミル)し、リスクやベネフィットをしること(シル)で、人々の生活をよりよく変える(カエル)ための技術とサービスを提供しています。
■会社概要
社名:株式会社ビズジーン
所在地:〒567-0047 大阪府茨木市美穂ケ丘8-1
大阪大学 産業科学研究所オープンイノベーション棟OI-104
代表取締役:開發 邦宏
会社HP:https://visgene.com/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
担当者: 尾形 勝弥
mail:info@visgene.com
お問い合わせURL: https://visgene.com/inquiry/