梅雨時期に感じる“冷え”は、美容にも健康にも見過ごせない不調のひとつ。今回は、「梅雨冷え」に関する調査を実施しました。冷え対策の方法や実際に使っている温活アイテムなど詳しくご紹介します。
株式会社FoRのプレスリリース
梅雨時期に気温が下がることで体が冷えた状態になる現象を「梅雨冷え」といいます。
梅雨時期に起こる「だるさ」「頭痛」「むくみ」などの不調は、もしかしたら「冷え」が関係しているかもしれません・・・
そこで、今回は梅雨時期にどんな不調を感じているのか、どんな冷え対策や温活を行っているのか、アンケート調査を実施しました。
調査概要
調査方法:アンケート調査
調査期間:2025/05/07~2025/05/09
調査対象:20代〜60代の女性
対象者数:100名
アンケート結果
【あなたの年代を教えてください】
今回調査にご協力いただいた美容意識の高い女性の各年代の比率は以下です。
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20代 15.0%
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30代 47.0%
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40代 21.0%
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50代 14.0%
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60代 3.0%
【梅雨の時期に「冷え」を感じることはありますか?/梅雨時に冷えを実感する部位はどこですか?(複数選択可)】
今回の調査では、「梅雨の時期に冷えを感じることがある」と回答した人が、「よくある」「ときどきある」を合わせて全体の96%にのぼりました。
また、年齢による大きな差は見られず、20代から60代まで幅広い年代の女性が梅雨時期に冷えを感じていることが明らかになりました。
梅雨冷えを感じる部位として、最も多く挙がったのは「手足」でした。特に末端の血流が悪くなりやすい季節の変わり目には、冷えを感じやすくなる傾向があります。
また、年代別で見ると、20代では「お腹まわり」の冷えを感じる人が少ないのに対し、30代以降になると「お腹まわり」の冷えを訴える人が増える傾向が見られました。
これは加齢によって基礎代謝が低下し、内臓周辺の冷えやすさが増すことが関係していると考えられます。
さらに、40〜60代では「肩・首まわり」や「腰」、50代では「顔まわり」の冷えを感じる人も一定数存在しており、更年期や血流の低下、自律神経の乱れといった要因も影響している可能性があります。
このように梅雨冷えは、単に「寒い」と感じるだけでなく、年齢や体質、ライフスタイルによって感じ方や影響が異なることが分かります。
冷えを放っておくと、だるさや頭痛、胃腸の不調などさまざまな不調につながることもあるため、早めの対策が重要です。
温活やインナーケアなど、外側と内側の両面からの冷え対策を意識することが、梅雨時期を健やかに過ごす鍵となります。
【冷えが原因で不調につながった経験はありますか?/冷えによって生じた不調を具体的に教えてください(複数選択可)】
梅雨時期に「冷えを感じることで体調不良につながった経験があるか」について尋ねたところ、「ある」と明確に答えた人が50%、「なんとなくある」と感じている人も47%にのぼり、実に全体の97%が冷えと不調の関連性を実感していることが明らかになりました。
年代別で見ると、40代が最も「ある」と答えた割合が高く(57.1%)、次いで20代(53.3%)が続きます。特に20〜40代は冷えによる不調を明確に自覚している人が多く見られました。
一方で、50〜60代では「なんとなくある」と感じている人の割合が高く、慢性的な冷えを自覚しつつも、体調との因果関係をはっきりと感じにくくなっている可能性も考えられます。
さらに60代では、「ある」「なんとなくある」「ない」の回答がほぼ均等に分かれており、冷えの自覚や体感が個人差に大きく左右される年代であることが伺えます。
このように、ほとんどの人が“冷えによる不調”を実感しており、冷え対策の必要性が改めて浮き彫りとなりました。特に梅雨時期は気温差や湿度によって体温調整が難しくなるため、日頃からの温活習慣やインナーケアの取り入れが、体調管理において重要なポイントとなりそうです。
では、実際に梅雨時期、冷えによってどんな不調を感じている人が多いのでしょうか?
梅雨時期に感じる冷えが、どのような体調不良に繋がっているのかを調査したところ、最も多かった不調は「だるさ・倦怠感」(23.0%)でした。次いで「頭痛」(16.0%)、「むくみ」(12.8%)が続き、いずれも日常生活に支障をきたしやすい不調であることが分かります。
年齢別に見ると、冷えによる不調に年代による不調傾向が見られました。
20代では「便秘・下痢」や「肌荒れ」など、消化機能やホルモンバランスの変化に敏感な症状が上位に。
30代になると「むくみ」や「生理痛の悪化」など、血流やホルモン周期の影響による不調が目立ちます。
40代は「寝つきの悪さ」や「胃腸の不調」が急増し、交感神経の乱れや更年期の影響が考えられます。
50〜60代では「寝つきの悪さ」が最多となり、自律神経の乱れや基礎代謝の低下が深く関与していると見られます。
こうした結果から、冷えは単なる「寒さ」の問題ではなく、体全体のバランスや自律神経、血流、消化機能などに多角的な影響を及ぼしていることが分かります。
冷えによる不調の予防・ケアには、温活を通じた血流促進や、内臓を冷やさない食生活、また睡眠環境の見直しなどの対策をしましょう。特に年代に応じたケアの意識が重要であり、「不調を感じてから対処する」のではなく、日頃からの予防的な取り組みが鍵となります。
冷え対策に役立つアイテムや食品、運動習慣など、梅雨が本格化する前にしっかり整えておきましょう。
【梅雨の時期に意識して行っている温活習慣はありますか?(複数選択可)/梅雨時期にインナーケアとして取り入れているものはありますか?(複数選択可)】
梅雨の時期に冷えを感じやすくなる中、美容意識の高い女性たちはどのような温活習慣を取り入れているのでしょうか。アンケート調査の結果、「ストレッチ・軽い運動」と「入浴(湯船に浸かる)」が同率1位となり、続いて「白湯を飲む」が上位に挙がりました。
いずれも血行を促進し、自律神経の乱れや内臓機能のバランスを整える効果が期待できることから、梅雨時期の冷え対策として有効といえます。
温活(おんかつ)とは、「身体を温めることを意識した日常の習慣や行動」を意味します。冷えによって起こる体調不良や不快感を防ぎ、心身のバランスを整えるために、体温を意識的に上げることを目的としています。
年代別に見ると、それぞれのライフステージや身体の変化に応じて、温活の内容や優先される対策にも違いが見られました。
20代では、「入浴」「白湯」「腹巻き」など、取り入れやすいシンプルな温活が人気を集めました。
代謝が安定しにくく、肌トラブルや便秘・下痢、寝つきの悪さといった悩みを抱えやすい時期でもあるため、腸内環境や自律神経を整えることが大切です。
湯船に浸かる習慣・温活系ドリンク・低刺激な保湿ケアの習慣化すると良いですよ。
30〜40代は「ストレッチ」や「入浴」を積極的に実施し、体の内外両面からの温めに意識が向いています。仕事や育児で忙しい中でも、血流を促す運動と下腹部を温めるケアが必須ですね。
30代は、女性ホルモンの乱れが出始める年代なので、骨盤周りの温めやバランスの取れた食事も重要です。骨盤ケアグッズ・温活レシピ・習慣的な軽運動をしましょう。
40代は「寝つきの悪さ」」「頭痛」「胃腸の不調」などが目立つようになります。女性ホルモンの減少や基礎代謝の低下が影響しやすいこの時期は、内臓を冷やさない食事と外側からの温めの両立が重要です。
白湯や温かいスープ、発酵食品の摂取・就寝前のストレッチ・温活系ドリンクを取り入れましょう。
50代では「食事による温活」が上位に挙がり、体質そのものを整えようとする意識の高まりがうかがえます。
更年期に伴うホルモンバランスの変化により、体温調整が難しくなり冷えが強まるため、心身のリラックスを意識したケアも有効です。ハーブティー・よもぎ蒸し・呼吸を整える瞑想習慣を取り入れてください。
60代では「運動」と「入浴」といった、無理なく続けられるシンプルな習慣が重視されているようです。
冷えによる血行不良は、胃腸の不調や生活習慣病のリスクにもつながるため、継続可能なルーティンが重要です。週に数回の軽い運動・ぬるめのお風呂・温かい食事中心の生活などを取り入れましょう。
梅雨時期の冷え対策には、自分の年齢や体調に応じた温活の工夫が必要不可欠です。
どの年代でも大切なのは、“無理なく続けられること”です。
梅雨時期のインナーケアでは、「温活系ドリンク」と「発酵食品」を取り入れている人が最も多く、全年代に共通して支持されていることがわかりました。
「インナーケア」は、体の内側から健康・美容を整えることに主眼を置いたアプローチです。栄養や成分、腸内環境、ホルモンバランス、自律神経の調整など、内側からの体質改善が目的です。
特に20代から30代にかけては、飲みやすさや手軽さから温活ドリンクが選ばれる傾向が見られました。
特にショウガやシナモンを使ったドリンクは、血流を促し体を内側から温める働きがあります。
一方で40代以上では、「漢方」や「サプリメント」が上位にランクイン。ホルモンバランスや自律神経の乱れによる冷えを自覚する年代では、体質改善を目指すケアが選ばれているようです。
漢方では当帰や生姜などの温性生薬が人気で、サプリメントでは鉄分やビタミンE、乳酸菌などが冷えに良いとされています。
インナーケアは即効性よりも継続することで変化が表れるため、自分に合った方法を見つけ、日々の生活に取り入れることがポイントです。
冷えの原因は食生活やストレス、運動不足など多岐にわたるため、まずは自身の生活リズムを見直すことも大切でしょう。
【冷えや温活を意識して選んでいる美容アイテムはありますか?(複数選択可)/温活を意識して摂取している美容成分はありますか?(複数選択可)】
梅雨時期に冷えや温活を意識して選ばれている美容アイテムについて尋ねたところ、最も多くの支持を集めたのは「入浴剤」で、全体の44.0%が選択しました。
次いで「ハーブティー」(26.0%)、「ホットアイマスク」(22.0%)が続き、リラックスしながら体を温めるアイテムが多くの女性に支持されていることが分かりました。
温活を意識した美容アイテムとしては、「入浴剤」「バスソルト」「よもぎ蒸しパッド」「ホットアイマスク」 が特におすすめ!
入浴剤は、冷えた体を芯から温める定番アイテム。
特に炭酸ガス系の入浴剤は、血流促進効果が高く、体全体の巡りを良くすることで、むくみやだるさの軽減にも役立ちます。さらに、無機塩類系は発汗を促し、デトックスにも効果的です。
「バスソルト」はちょっとしたプレゼントなどにもよろこばてち人気の温活グッズ。
バスソルトに含まれるミネラル成分は、末梢神経に働きかけ、入浴後もポカポカ感が長時間続くのが特長です。
とくに冷えやすい足元やお腹周りに効果が期待できます。
また、下着に貼るだけで手軽に使える「よもぎ蒸しパッド」も注目されています。
よもぎには血行を促す成分が含まれており、女性特有の不調や生理前のゆらぎを感じやすい時期にもぴったりです。
さらに、「ホットアイマスク」は、目元を温めて血流を促すことで、目の疲れや頭痛の緩和が期待できます。
梅雨時期のどんよりとした天候で気分が沈みがちな日にも、自律神経を整える助けとなるでしょう。
どれも日々の生活に取り入れやすく、継続しやすい点も魅力のひとつです。
温活を続けることで、冷えによる不調をケアしていきましょう。
梅雨時期に冷え対策として、日々の食事やサプリメントから意識的に摂取している成分について尋ねたところ、最も多くの回答を集めたのは「ショウガ」(37.4%)でした。次いで「鉄分」(22.2%)、「乳酸菌」(12.9%)が続き、体を内側から温める意識の高さがうかがえます。
体を温めてくれる成分としては、以下のようなものがあります。
<体を温めてくれる成分>
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ショウガ
古くから冷え対策の定番として親しまれており、生のショウガに含まれるジンゲロールという成分には、体を内側から温めて発汗を促す働きがあります。温かい飲み物に加えたり、料理に取り入れるなど、手軽に実践しやすいのも特徴です。
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鉄分
酸素を体中に運ぶ役割を果たし、貧血予防だけでなく、手足の末端の冷えを改善する効果が期待できます。特に女性は月経などで鉄分が不足しやすいため、意識的な摂取が重要です。レバーや赤身の肉、ほうれん草などの食品のほか、サプリメントで補うのも良いでしょう。
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乳酸菌
腸内環境を整えて代謝を促進し、冷えにくい体づくりに役立ちます。ヨーグルトや発酵食品などに多く含まれ、日常的に取り入れやすい点も魅力です。
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スパイス(シナモン・カルダモン・クローブなど)
胃腸を温める作用のほか、冷えによる食欲不振や消化吸収も助けてくれます。ハーブティーなどで手軽に摂取できます。
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ビタミンE
血行を促進し、冷えやすい手足の末端までしっかりと血液を届ける働きがあります。ナッツ類や植物油などに豊富に含まれ、日常の食事に取り入れやすい栄養素です。
こうした成分を意識的に摂取することで、体の内側から冷えにくい状態を維持し、梅雨時期の不調予防につなげることができます。
【「冷え対策アイテム」で気になっているものはありますか?(複数選択可)/冷え対策として、食事で意識していることはありますか?】
冷え対策アイテムとして最も関心を集めたのは「冷え取り靴下・腹巻」で32.2%、次いで「温活系ドリンク」が19.1%、「内側からのサプリ」が18.4%という結果になりました。
冷えを外側から防ぐアイテムと内側から温める習慣の両面での意識が高まっていることがうかがえます。
特に「冷え取り靴下」や「腹巻」は、簡単に取り入れやすく、身体の中心部や末端をしっかり保温してくれるアイテムとして人気です。
綿やシルク素材など、肌に優しく通気性の良い素材を選ぶと、季節を問わず快適に使用できます。
冷え対策グッズのほかに、「温活系ドリンク」と「内側からのサプリ」も多く挙げられました。
また、「温活系ドリンク」としては、ショウガ湯、ごぼう茶、黒豆茶、甘酒、ココア、紅茶などが挙げられ、体の内側から温める飲み物として広く活用されています。
中でもショウガ湯は、朝晩の冷えを感じやすい時間帯に摂取するのがおすすめです。
さらに、「内側からのサプリ」は、不足しがちな鉄分やビタミン、乳酸菌などの栄養素を効率的に補える点で支持されています。
ただし、サプリメントは継続することが前提となっているため、味やにおい、サイズ感など、毎日無理なく摂取できるかどうかを重視して選びましょう。
摂取回数や一度に飲む量が少ないタイプであれば、忙しい毎日でも続けやすくなります。
冷え対策は外側と内側からの両面で取り組むことが鍵となり、日常に取り入れやすい工夫が継続のポイントとなっています。
冷え対策として食事の中で意識していることを聞いたところ、「温かいものを食べる」と約6割の方が回答しました。
「温かいもの」は体温の維持に直結し、スープや鍋、煮込み料理などの温かい食事は、胃腸をやさしく刺激して血流を促進します。
また、「発酵食品」には腸内環境を整える働きがあり、体の内側から代謝を高めてくれます。納豆や味噌、ヨーグルトなど、普段の食卓に取り入れやすい食品なのでぜひ取り入れてください。
さらに「香辛料」には体を温める作用があり、シナモンやショウガ、唐辛子などを加えることで、血行促進や冷えの緩和につながります。
特に冷えやすい方は、日常の食事に少しのスパイスをプラスしてみてください。
食事は冷え対策の基本であり、日々の食習慣の中に少しずつ工夫を加えることが、梅雨時期の不調を和らげます。
梅雨時期の不調が気になる方は意識して、毎日の食事にプラスしてみてくださいね。
まとめ・考察
梅雨冷えについてアンケート調査を行ったところ、9割以上が梅雨冷えの経験があり、また冷えによって「だるさ」や「頭痛」「むくみ」など不調を感じている方が多いことが分かりました。
冷えの対策としては、ストレッチや温活グッズの使用など外側からのケアに加えて、体を温める食事やサプリの摂取など、内側からのケアも大切です。
梅雨時期の今、ぜひ冷え対策を検討してみてくださいね。
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LINE@やInstagramの配信によって、サービスの認知拡大を目指し、LINEの友達登録者数は約15万人、Instagramフォロワーは2.5万人を突破しました。(2025年6月5日時点)
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所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目9番9号東京建物渋谷ビル4階
代表者:代表取締役CEO高橋知暉
事業内容:メディアプラットフォーム事業
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