産官学での「睡眠(スリープ)テック勉強会」を開催

一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会のプレスリリース

 一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(所在地:東京都千代田区、理事長:小林孝徳、以下「SHA」)は、議員有志の勉強会と連携して、2025年6月12日(木)に衆議院第2議員会館にて「睡眠(スリープ)テック勉強会」を開催しました。

近年、私たちの健康意識の高まりとともに、睡眠ヘルスケアの重要性が改めて注目されています。特に、睡眠を可視化・改善する「スリープテック」分野は、急速に拡大する成長産業として多くの期待を集めています。普及が進むウェアラブルデバイスやIoT機器によって収集される睡眠データは、個人の睡眠状態の可視化にとどまらず、疾病の早期発見や生活習慣の改善、医療的介入の最適化に資するなど、大きなポテンシャルを秘めています。しかし、その利活用にはデータの標準化、プライバシー保護、制度設計の課題など、多くの論点が存在しています。

こうした背景のもと、本勉強会ではデジタル政策を牽引する平井卓也衆議院議員、牧島かれん衆議院議員をはじめとした政界関係者、内閣官房、デジタル庁、経済産業省など関係省庁のご担当者、学術界、SHAの会員企業をはじめとした民間事業者の皆様に参加いただき、「睡眠データの利活用とその課題」をテーマに多角的な意見交換・議論を行いました。

今後も、政策・技術・現場の連携を通じて、スリープテックの健全な発展と社会実装に向けた取り組みを推進してまいります。

  

平井卓也衆議院議員によるご挨拶
牧島かれん衆議院議員によるご説明
SHAの外部有識者であるNCNP栗山健一先生の発表

■睡眠サービス、製品のエビデンスを評価する「スリープサポート認証制度」第3回審査を実施し、新たに2製品、サービスを認証

申請企業名    :NECソリューションイノベータ株式会社                        

サービス/商品名 :NECパーソナル睡眠コーチ 

審査結果     :ゴールド

※もう1つは新製品のため、認証企業の意向により非公表とさせていただきます。

★スリープサポート認証制度について

 スリープサポート認証制度は、健常な一般消費者の睡眠にポジティブな影響を及ぼす睡眠ヘルスケア製品、サービスおよび測定する機器・方法に対し、信頼性の高いエビデンスが得られているかを、公平・中立的な立場のアカデミアを中心とした睡眠の専門家が認証評価委員として、睡眠ヘルスケアの観点から客観的に評価を行い、製品やサービスに関して認証マークの使用を認める制度です。

 今回認証マークを取得した製品、サービスは、睡眠の専門性をもつ有識者がエビデンスの信頼性を精査しておりますので、消費者が安心・信頼して選択していただくことができるものになります。2024年7月にスタートし、この度の第3回審査を受け、これまで合計7製品、サービスの認証を行いました。次回の審査会は2025年11月頃を予定しております。

詳細については、下記URLをご覧ください。

https://shca.jp/activity/certification

※本認証制度で認証した製品やサービスにおいて、病気の予防や治癒をすることを認証するものではありません。

★本制度の認証評価委員

三島 和夫(秋田大学大学院 医学系研究科精神科学講座 教授)

栗山 健一(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部 部長)

有竹 清夏(公立大学法人埼玉県立大学 大学院保健医療福祉学研究科 / 保健医療福祉学部 健康開発学科 検査技術科学専攻 教授)

岡島 義(東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科 教授)

■一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(SHA)について

 本協議会は、同じ志をもった、ヘルスケア分野における睡眠商品、サービスを提供している事業者とアカデミアなど専門家が中心となった業界団体で、「睡眠サービス提供事業者が遵守すべきガイドライン」の策定、スリープサポート認証制度、講習会やイベントなどの啓発活動を通じて、生活者が安心・安全に適切なサービスを享受できる社会の実現を目指して活動しています。

団体名:一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会  Sleep Healthcare Association(略:SHA)

所在地:東京都千代田区紀尾井町3-33プリンス通りビル2階

加盟社数:24社(2025年6月16日現在)

ホームページhttps://www.shca.jp/

事業内容:ヘルスケアにおける睡眠・睡眠サービスに関わる調査研究、自主基準(ガイドライン等)の作成・品質表示の推進及びマークラベル等の発行、啓発のためのイベント、講習会の開催、関連団体、関係省庁との情報交換及び連携・協力のための活動

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。