UHA味覚糖は、4週間のグミサプリの咀嚼によるオーラルフレイルの改善効果を日本老年歯科医学会で発表

UHA味覚糖株式会社のプレスリリース

UHA 味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:山田泰正)は、東京歯科大学老年歯科補綴学講座 上田 貴之教授、太田 緑講師との共同研究結果として、OF-5を用いて判定されたオーラルフレイルの者に対し、コラーゲンを配合した市販のグミサプリを4週間継続して摂取した時の口腔機能の改善効果を、日本老年歯科医学会第36回学術大会(2025年6月27日~29日)において、発表しました。

コラーゲンを配合したグミサプリ

【オーラルフレイル】オーラルフレイルは、歯の喪失や食べること、話すことに代表されるさまざまな機能の『軽微な衰え』が重複し、口の機能低下の危険性が増加しているが、改善も可能な状態のとこです。

 

【OF-5(Oral frailty 5-item Checklist)】オーラルフレイルに該当するかどうかを手軽にセルフチェックできるように開発された5つの質問からなるリスト(下図参照)。5項目中2項目以上該当で、オーラルフレイルに該当となります。

【調査概要】

・調査期間 : 2024年9月20日 ~ 2024年11月16日

・調査機関 : UHA味覚糖株式会社

・アンケート実施機関 : 有限会社エルシーカンパニー

・調査対象 : オンラインにおけるOF-5のアンケートで2項目以上該当する(オーラルフレイルに該当)20歳以上80歳未満の健康なボランティア

・サンプル数 : 108名

・調査方法 : ハードタイプであり、コラーゲンを配合したグミサプリを1日2粒、4週間継続摂取し、摂取後に再度OF-5によるアンケート調査を実施。摂取前後のOF-5該当項目数について比較した。

 

【背景・目的】

「オーラルフレイル」という言葉は、2024年4月に3学会(一般社団法人日本老年医学会、一般社団法人日本老年歯科医学会、一般社団法人日本サルコペニア・フレイル学会)の合同ステートメントで、正式に定義されました。オーラルフレイルは、咬みにくさ、食べこぼし、むせ、滑舌の低下などの高齢期に生じる複数の課題が重複して生じる”口の衰え”のことです。オーラルフレイルであると、将来のフレイル、要介護認定、死亡のリスクが高いことがわかっています。オーラルフレイルは適切なトレーニングにより改善が可能なので、早期にオーラルフレイルの兆候を評価できるように、だれもが手軽にオーラルフレイルを自分でチェックするためのリストとしてOF-5が策定されました。

また、オーラルフレイルの理解やOF-5の認知拡大のために、楽しく続けられる手軽なトレーニングが求められてきました。

一方、通常より硬いグミの摂取は、 口腔機能低下症を改善することが明らかにされており1)、 今回、我々は4週間のグミサプリ摂取がオーラルフレイルである人の口腔機能に及ぼす影響についてOF-5を用いて評価することにしました。

 

1) Fujiwara S. et al. J Oral Rehabil. 2021 Aug;48(8):909-915.

 

【結果】

オーラルフレイルに該当する108名のうち、67人(62%)に何らかの改善が見られ、その内の40人(37%)はOF-5の該当項目が1項目以下であり、オーラルフレイルから脱していました。(冒頭グラフ参照)
また、試験に参加したボランティア全員が4週間の摂取を継続できたことから、グミサプリの摂取は口腔機能の改善に役立つ継続可能なトレーニングに適している可能性が示されました。

 

【今後の展開】

UHA 味覚糖は、現代の健康寿命を延ばすという社会貢献の一環として、オーラルフレイルやOF-5の啓発活動を続け、今回の試験結果を踏まえた、楽しく継続できるオーラルケアの習慣作りを行っていく予定です。

今後も、UHA 味覚糖は、グミサプリやオーラルケア製品を通して、口腔内の健康に貢献してまいります。

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