MENTAGRAPH、世代別「仕事に対するモチベーション」についての調査を実施 仕事にモチベーションがある人はわずか3割という結果に

世代別「仕事に対するモチベーション」についての調査を実施Z世代は、「給与」と「やりたいこと」で価値観が二極化

MENTAGRAPH株式会社のプレスリリース

MENTAGRAPH 株式会社(本社:東京都中央区、JT 100%連結子会社)は、全国の20歳~65歳のビジネスパーソン500名を対象に、仕事に対するモチベーションややりがいについての実態調査を実施しました。調査結果からは、モチベーションがある人とない人の、
仕事において重視する要素の違いや、仕事の「楽しさ」「やりがい」との関連性が明らかになりました。

調査サマリー

  • 半数以上が「給与はモチベーション向上に直結」と回答「給与」はすべての世代で仕事のモチベーションを高める要因に。

  • 仕事へのモチベーションがない人ほど「給与」に目が向きやすく、モチベーションがある人ほど「やりがい」や「自己成長」を重視する傾向あり。

  • 20代の仕事選びは、「やりたい仕事内容でないとやりたくない」層と、「やりたい仕事内容ではなくても、給与さえもらえればよい」層で二極化

モチベーションを持って働く人はわずか3割!
モチベーションが低い人ほど、「給与」を重視する傾向が明らかに。

現在の仕事に対するモチベーションについての質問では、「モチベーションがある」と回答した人が33.8%にとどまる結果になりました。
モチベーションを向上させる要因についての調査によると、向上要因として最も多く挙げられたのは「給与」(54.2%)となりました。給与をモチベーションの要因とする割合は、どの世代においても高く、世代を問わず重要視される結果となりました。(20-25歳で45.0%、26-32歳で63.0%、33-39歳で55%、40-46歳56%、47-65歳で58.0%)

「給与」に続いて、モチベーションを向上させる要因としては「評価(出世・昇進など)」が38.6%、「仕事のやりがい」が38.0%と、「給与」がいかに多くの人のモチベーションにつながっているかが分かります。

さらに、モチベーションがある人とない人における、モチベーション向上要因の違いを見てみると、モチベーションが高い人の特徴として、「仕事のやりがい」(モチベーションあり:50.3%・モチベーションなし:37.2%)、「クライアントやお客さんからの評価や感謝」(モチベーションあり:29.6%・モチベーションなし:19.5%)、「自己成長」(モチベーションあり:33.7%・モチベーションなし:20.1%)などの内的価値をモチベーションの源泉とする傾向があることが分かりました。

一方で、モチベーションがない人は「給与」を挙げる割合が高い(モチベーションあり:54.4%・モチベーションなし:65.0%)結果となりました。

仕事の「楽しさ」「やりがい」「モチベーション」の相関関係が明らかに。

調査結果からは、「仕事が楽しい」「やりがいを感じる」「やりたい仕事である」という3つの項目に相関関係があることが判明しました。仕事の楽しさとやりがいについては、「現在の仕事を楽しいと感じる」人の85.5%が「やりがい感じる」と回答し、「仕事を楽しいと感じない」人の84.0%が「やりがいと感じていない」と回答しました。

モチベーションとやりがいについても、「現在の仕事にやりがいを感じている」人の64.3%は「モチベーションがある」と回答し、「やりがいを感じていない」人の82.94%が「モチベーションがない」と回答しました。

上記の結果より、仕事を楽しんでいる人ほど、仕事へのやりがいを感じ、仕事へのモチベーションにつながっていることが推察され、心理的な充実感がモチベーションに直結していることが分かります。

Z世代は「やりたいこと」vs「給与」で価値観が二極化

仕事選びのスタンスに関する調査結果によると、20〜25歳では、「やりたい仕事内容でないとやりたくない」:30.0%、「やりたい仕事でなくても、給与さえもらえればよい」:26.0%と、理想追求型と割り切り型に分かれる傾向が見られました。一方、26歳以降では「やりがいを感じられればよい」という回答がどの世代でも最多となり、現実志向の強まりが見てとれます。

今回の調査では、どの世代でも「給与」がモチベーションの核である一方で、「仕事を楽しいと感じられるか」や「やりがいを感じられるか」に応じて、仕事へのモチベーションを左右することがわかりました。「やりがい」「楽しさ」を価値とする層が仕事への意欲を高めており、企業にとっても単なる待遇ではない内的報酬設計の重要性が問われています。

調査手法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年12月5日〜12月11日
調査対象者:20〜65歳のオフィスで働くビジネスパーソン500名


MENTAGRAPH株式会社について

主力プロダクトは、装着型センサー「mentoring」、アプリによる休憩レコメンド、ダッシュボードによる組織全体のストレス状態の管理などで構成される「Mental Battery」サービスこれにより、従業員の疲労やストレスをリアルタイムで数値化し、適切な休憩タイミングを可視化。管理職[YN2] ・人事は組織的なケアに活用可能です。

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