<快適な住まい情報 REPORT#01_日本サッシ協会>       災害級の猛暑から命を守る!自宅の熱中症対策

~窓リノベによる快適な住まい実現提案~

一般社団法人 日本サッシ協会のプレスリリース

一般社団法人 日本サッシ協会(東京都港区、理事長:平能正三)内に設置した快適な住まい情報室では、中立的・公益的な立場から住まいの猛暑対策をはじめとした、ウェルネスな暮らしの実現に資する情報を定期的に発信します。

このたび、第一弾として、近年の「災害級の猛暑」から命を守るための自宅での熱中症対策に焦点を当てた情報「災害級の猛暑から命を守る!自宅の熱中症対策 ~窓リノベで実現する快適な夏~」を公開しました。本情報は、記録的猛暑や熱中症搬送の実態を解説し、快適な住まいを実現するための窓リノベーションがもたらす多角的な便益について、Q&A形式で詳しくご案内しています。

なお、快適な住まい情報室による本リリースは、「窓の断熱リフォームによる熱中症対策」を広く周知することを目的とした活動であり、先進的窓リノベ事業の普及促進・啓発運動の一環として、環境省にご後援いただいています。

◆快適な住まい情報室 REPORT #01 概要

「災害級の猛暑から命を守る!自宅の熱中症対策」

調査レポートは、本文最終のリンクよりダウンロードいただけます。

•世界的な記録的猛暑と国内の熱中症警戒アラート発表回数の増加

2024年の世界の平均気温は15.10℃で、記録のある1850年以降で最も高く、2023年の記録を上回りました。また、2015年~2024年は記録史上最も暖かい10年間となっています。日本国内においても、熱中症警戒アラートの発表回数は年々増加しており、2024年度は過去最多の1,722回を記録しました。また、9月の発表回数は2023年9月の約3.6倍になるなど、残暑の長期化傾向も確認できます。

•熱中症発生場所の約4割が「住居」

総務省消防庁の発表によると、熱中症による救急搬送患者数は増加傾向にあり、その発生場所で最も多いのは住居で全体の約4割を占めています。安心・安全であるべき自宅で熱中症を発症するリスクが高いことが分かります。

•既存住宅の約8割は、断熱基準を満たしていない事実

国によると、我が国の既存住宅の約8割は、現在の断熱性能基準を満たしていません。これら、断熱性能の低い住まいでは、夏に屋外から流入する熱量自体が大きくなります。特に窓から入る熱は全体の73%にも及ぶと言われています。夏の暑さ対策には窓リノベが有効といわれる理由はここにあります。

•窓リノベによる光熱費削減効果

高断熱窓(樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス)と従来のアルミサッシ+単板ガラス窓を比較すると、熱貫流率(UW値)で約7倍の性能差があります。「先進的窓リノベ2025情報ステーション」公開資料の試算では、関東~九州の戸建住宅の全ての窓を高断熱窓に改修した場合、年間約2万円程度の光熱費削減が見込まれています。また、「快適な住まい情報室」で日本全国(沖縄県を除く)の約7割の住戸(従来のアルミサッシ&単板ガラスの窓が設置されていると言われる住戸)の窓をすべて高断熱窓に交換した場合の冷暖房費削減効果を推計したところ、年間約6,800億円という試算結果になりました。

•「先進的窓リノベ2025事業」による補助金活用で導入を促進

窓の断熱改修には、外窓の断熱性能を高める方法(ガラス交換、外窓交換)と内窓を追加する方法があります。 エアコンさえ使えば快適な暮らしが可能と考える方も多くいるかと思いますが、熱が入ってくる窓を断熱窓に変えることで、エアコンの負荷が軽くなるので、省エネかつ快適・健康な暮らしの両立が実現できるのです。

また、現在公募中である環境省による「先進的窓リノベ2025事業」を活用すると、窓改修工事費のおよそ半額程度の補助金を受けることが出来るので、実質的な費用負担を抑えて高断熱窓を導入することが可能です。

本資料は、日本サッシ協会ホームページよりダウンロード可能です。

・日本サッシ協会の以下のウェブページをご確認ください。

https://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/eco/pdf/sumai_johoshitsu_01(202507).pdf

d155595-4-b19cbc5dd3e630eff38e4b03289b3d2f.pdf

◆日本サッシ協会について

1954年に当時の通産大臣許可を取得し社団法人日本サッシ協会として設立。サッシ、ドア、シャッターその他及び

エクステリア等の住宅建材に関する性能、仕様の普及啓発、技術・品質及び規格に関する調査研究、防犯に関する普及啓発などを行うことにより、開口部建材製造業・流通業及び関連業の健全な発展、ひいては国民の住環境の向上に貢献する団体として活動を展開しています。

◆快適な住まい情報室について

2025年7月に、日本サッシ協会内に設立。 会員企業であるサッシメーカー4社(三協立山(株)、不二サッシ(株)、(株)LIXIL、YKK AP(株))が一丸となり、中立的・公益的な立場から住まいの猛暑対策をはじめとした、ウェルネスな暮らしの実現に資する情報を定期的に発信するとともに、メディアの皆さまの取材対応窓口業務を行っています。

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