SPORTEC 2025にてフィットネス業界へ初公開。2026年初めのグランドローンチを目指す
株式会社hacomonoのプレスリリース
「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げる株式会社hacomono(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:蓮田 健一、以下、hacomono)は、コンシューマー(toC)向け新フィットネスサービス「FitFits」の開発を進めていることをお知らせします。
FitFitsは「やりたいことを毎回選べるフィットネスマーケット」をコンセプトとした月額制フィットネスプラットフォームです。ユーザーは、サブスクリプションプランに応じて発行されるコインを使い、提携する多数の施設から、ライフスタイルやニーズ、その時々の目的に合わせてヨガ、ピラティス、ジム、サウナなどを自由に選択・体験できます。
サービス提供を通じてフィットネスを「特別なもの」から「誰もが日常的に手軽にできるもの」へと変革することを業界のみなさまと共に目指します。
社会の流れとフィットネス業界の現状
超高齢社会が進む日本において、健康につながる運動習慣の重要性が今後さらに高まると考えられます。一方で、共働き世代の増加により、家庭と仕事の両立に追われる人が増え、「時間貧困」の深刻化も進行中です。限られた時間のなかで効率的に行動する”タイムパフォーマンス”の視点が重視されるようになり、時間に余裕がないことは、運動習慣を継続する上での大きな障壁となっています。
近年、フィットネス市場には24時間ジム、ヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニング、インドアゴルフなど多様なサービスが溢れていますが、ユーザーは自分に合ったフィットネスを探すことに時間や手間を感じています。また、従来の月額会員モデルでは、「続けられるかどうかやってみないと分からない」「通えないと損した気持ちになる」「気分に合わせて様々な運動を試したいけど、気軽に乗り換えられない」といった潜在的な課題もあります。
このように、ユーザーの「時間の制約」と「選択の難しさ」という二つの要素が、フィットネス業界の大きな課題として浮き彫りになっています。
「運動したい」と願うすべての人に寄り添う新サービス「FitFits」
hacomonoは、このような日本の超高齢社会およびフィットネス業界の「真の課題」に向き合います。「運動したい」という漠然とした気持ちがあっても、「このジムで頑張ろう」という気合いや根性、時間的・経済的な余裕が常に揃っていなければ、運動は生活からこぼれ落ちてしまうのが今の現実です。さらに、選択肢が多すぎることで、「どれが自分に合っているのか」「どれなら続けられるのか」と迷い、結局何も始められない、あるいはすぐに幽霊会員化してしまうという負のサイクルも生じています。
これらの課題に対応し、「運動したい」と願うすべての人に寄り添う新サービスがFitFitsです。サウナやランニングステーション、リラクゼーション、コワーキング施設などフィットネス以外の選択肢も提供することで、「運動の一歩手前」にいるライト層からも選ばれる存在を目指します。
FitFitsサービス概要
FitFitsは「やりたいことを毎回選べるフィットネスマーケット」をコンセプトに、施設・店舗とユーザーをマッチングする新しいフィットネスサービスです。従来の「特定のジムを1つだけ選んで通う」という固定的なスタイルを打ち破り、多様なニーズを持つユーザーに柔軟なフィットネス参加の機会を提供するとともに、施設・店舗には空き時間の有効活用によるビジネス拡大の可能性を創出します。
ユーザーへのフィット
ユーザーは複数のサブスクリプションプランの中から自身にあったプランを選び、プランに応じて発行されるコインを利用して、提携施設・店舗(ジム、ヨガ、ピラティス、サウナなど)を予約することができます。
スキマ時間での単発利用や直前予約、気軽な店舗体験、友人や家族を誘っての参加など、さまざまなライフスタイルに対応できる柔軟なUX設計です。
「続けられるかどうかやってみないと分からない」「気分に合わせていろいろな運動を試したいけど、気軽に乗り換えられない」といった、従来のフィットネス体験に対する潜在的な不満を解消します。
また、余ったコインは翌月に繰越しができるため、「忙しくて今月は通えなかった」「契約したけど続かないと損した気持ちになる」といった理由で自信を失い、フィットネスから離脱していってしまう事態も防ぎます。
施設・店舗へのフィット
施設・店舗は、稼働に余裕のある時間帯の枠をFitFits上に掲載することで、月額会員では埋めきれなかった時間を有効活用し、FitFitsユーザーによる追加利用で売上を効率的に向上させることができます。また、FitFitsを通じて、店舗を利用したユーザーに優れた店舗体験を提供することで、再来店を促し、月額会員への転換にもつなげることが可能です。
さらにFitFitsは、新規来店者の獲得や再来店の促進といったマーケティング活動を、対象地域内で一括して効率的に実施します。
「平日日中のアイドルタイムが非効率になっている」「新しいユーザー層を取り込めていない」「入会まで至らなかった人を継続的につなぎ止められない」「マーケティング施策まで手が回らない」といった、施設・店舗が抱える多くの課題を解決します。
また、hacomono導入店舗においては、hacomonoの入退館・予約システムと連携しているため、予約枠の二重管理などの煩雑さも発生せず、オペレーションの負荷なくサービスを利用することが可能です。
「hacomono」オリジナルな価値・優位性
FitFitsは、フィットネスクラブを中心に10,000店舗以上に導入されている、会員管理・予約・決済システム「hacomono」のSaaS事業で培ってきたノウハウをベースにしています。
ソフトウェアとハードウェアを組み合わせた「顧客体験デザイン」と「テクノロジー」の融合により、FitFitsは以下の3つの独自価値・競争優位を提供します。
「フィットネスマーケット」という新カテゴリの創造
メルカリが「フリマアプリ市場」を、タイミーが「スキマバイト市場」を創り出したように、FitFitsは運動ライト層に向けて”やりたいことを毎回選べるフィットネスマーケット”という新たな概念を提唱します。
従来の「特定のジムを1つだけ選んで通う」という固定的なスタイルを解放し、これまで運動に縁がなかった層にも開かれた、誰もが気軽に始められるフィットネス体験を実現します。
選択肢となるラインナップは、すでにhacomonoとお付き合いのある10,000以上の店舗を中心に構成し、業界最大級規模を実現。ユーザーは、多様な提携施設から、ライフスタイルやニーズ、その時々の目的に合わせてヨガ、ピラティス、ジム、サウナなどを自由に選択・体験できます。
このように、「選択の自由」と「体験の民主化」を通じて、フィットネスの本質的な価値をすべての人へ届けていきます。
店舗とユーザーの関係性の劇的な進化
これまでの店舗と消費者の接点は、新規月額会員獲得のためのマーケティングと店内接客が中心でした。福利厚生サービスや法人会員利用ではイレギュラーなオペレーションが必要となり、フロントスタッフの業務負担が増加していました。
FitFitsはhacomonoの会員管理システムと連携し、新規ユーザー受け入れのためのオペレーションを最小化します。統一システム内でのレッスン・クラスの定員管理により、二重管理やダブルブッキングを抑止します。
さらに、今後リリース予定のhacomonoのCRM機能を活用し、体験ユーザーやFitFitsユーザーへの最適なコミュニケーションを半自動的に行うことで、エンゲージメントの高い月額会員への育成を実現します。メールなどオンライン接点に加え、店内接客でもユーザーの利用データや入会・体験時などの各種アンケート情報を活用できるIoTプロダクトも開発中です。これにより、店舗スタッフの負担を増やすことなく、ユーザーエンゲージメントの向上が可能となります。FitFitsという新たなユーザーの入口ができた先には、大きく進化した店舗とユーザーの関係が待っています。
コーポレートウェルネスを担う基盤プラットフォーム
労働時間管理の厳格化やストレスチェックの義務化などに象徴されるように、社員の健康管理において企業が果たすべき責任は年々重くなってきています。近年では若い世代を中心にメンタルヘルスの課題が深刻化しており、企業が真剣に向き合うべき重要課題となっています。運動機会の提供は社員の健康管理に有効であると知られていますが、これまでの法人会員制度や大手の福利厚生サービスは、実際にはあまり利用されていないのが実情です。
FitFitsはこの課題を解決する法人向けサービスへの発展を予定しています。社員が自発的に使いたくなる魅力的なフィットネス体験を、直感的で使いやすいUXとともにお届けすることで、社員の運動機会を増やしたい企業の願いを実現します。健康経営だけでなく、働く環境としての魅力度を高め、退職率低下や採用力強化につなげたい企業にも活用いただけるよう、人事部・労務部向けの使いやすいUI/UXも将来的に導入していきます。
今後の展望
既に、総合フィットネスクラブやヨガ・ピラティス、24時間ジム、スタジオ、サウナやリラクゼーション領域など、幅広い分野にて、大小様々な店舗様に導入予定をいただいております。現時点で300店舗以上の店舗様の掲載を予定しておりますが、今後さらに掲載施設・店舗の獲得を進めて参ります。
秋よりモニター利用検証を開始し、2026年初めのグランドローンチを目指します。
※2026年初めローンチ時点の展開エリアは東京都23区(山手線内側、東京メトロ、東急東横線23区、田園都市線23区など)を予定しており、順次拡大予定です。
また、パーソナライズされたレコメンド機能の強化、そしてフィットネスを通じたコミュニティ形成など、ユーザーの「ウェルネスライフ」を総合的にサポートする機能拡充を進めてまいります。
関係するステークホルダーの皆様へのメッセージ
1. フィットネス業界の皆様へ
これまで業界全体で長らく課題となってきた「フィットネス参加率の低さ」「新規顧客獲得」「会員定着化」に対し、FitFitsは新たな解決策を提示します。
月額会員モデルだけではアプローチが難しかった”ぼんやり運動欲”を持つマジョリティ層の取り込みを可能にし、休眠顧客の掘り起こしや多店舗展開施設における稼働の最適化にも貢献します。
FitFitsをプラットフォームとして活用いただくことで、従来のアクティブ層だけじゃなく、これまで運動習慣を持たなかった新しいユーザー層にもまず試してもらう機会を提供し、これまでにない接点の創出を目指します。
2. hacomono導入企業・検討企業へ
FitFitsは、hacomonoの入退館・予約システムと連携可能なため、既存の運用フローに影響を与えることなく、シームレスなユーザー体験を実現します。予約枠の二重管理などの煩雑さも発生しません。さらに、”ぼんやり運動欲”を持つ潜在層に対しての認知拡大やクーポン配信など、新たなマーケティングチャネルとして活用いただくことができます。日中のスキマ時間におけるマネタイズにもつながり、施設の稼働効率を高める手段として活用していただけます。
SPORTEC 2025にて、サービス概要を初公開
現在、東京ビッグサイトで開催中の「SPORTEC 2025」にて、FitFits特設ブースを出展しております。サービス概要冊子の配布やコンセプトムービーの上映、β版アプリの体験をご用意しています。また、今後参加をご検討される店舗様向けに、その場で営業担当がご相談やお申し込み意向も承っております。
【SPORTEC2025 出展情報】
開催日:2025年7月30日(水)〜8月1日(金)10:00-17:00
会 場:東京ビッグサイト 東展示棟
hacomonoブース:E5-17-6
入場料:無料
※ご来場の際には必ずWEBの事前登録が必要です。以下よりお手続きください。
https://sportec2025.reg.tsoint.jp/ja/client-register
SPORTEC 2025公式サイト:https://sportec2025.reg.tsoint.jp/ja
SPORTEC2025会期中、国際展示場駅・東京ビッグサイト駅にて交通広告を掲出
SPORTEC2025でのFitFitsのサービス発表にあわせて、東京ビッグサイト周辺2駅にて交通広告を掲出中です。
同時に、「フィットネスが、日常に。7%→20% 」という新たなメッセージビジュアルも展開しています。
2022年にhacomonoが推進していた「PROJECT 3%→10%」(日本のフィットネス参加率を3%から10%へ引き上げる)のメッセージをアップデートしたもので、欧米に追いつく参加率を目指し、業界のみなさまとともに“フィットネスがより日常となる社会”を実現していきたいという思いを込めています。
掲出箇所
・りんかい線 国際展示場駅 ホーム・改札口周辺
・ゆりかもめ線東京ビッグサイト駅 改札内壁面
掲出期間
・2025年7月28日(月)〜8月3日(日)
お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。
※駅、及び駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。
サービス概要
サービス名:FitFits
施設・店舗とユーザーをマッチングする新フィットネスサービス
リリース予定:2026年初め
問い合わせ先:https://fitfits.hacomono.jp/
会社概要
社名:株式会社hacomono
所在地:東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル5F
代表者:代表取締役CEO 蓮田 健一
創業:2013年7月
事業概要:ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」の開発・提供