株式会社 ザ・ギンザのプレスリリース
ザ・ギンザは、ブランド誕生から20年以上に渡り、最新の皮膚科学研究に基づいたソリューションの提供を目指しています。その中で肌の自己回復力と安定力を高めることが、美しく、強く、揺らがない肌へ導く重要な鍵であることにたどりつきました。肌は人体の最外層を覆う重要な器官であり、外界からの刺激を受け続ける環境にあります。日々の生活の中で肌が受けたダメージを未来に残さないために、刺激を受けた際に共通して変動する因子を特定できないか、私たちは考えました。そこで着目したのが細胞間の情報伝達を担うエクソソームです。
3次元皮膚モデルを使用し、4つの異なる外的刺激(乾燥、低温、高温から低温への変化、低温から高温への変化)を受けたときに細胞から放出されるエクソソームを網羅的に解析したところ、共通して多く含まれる特定のマイクロRNAを発見。このマイクロRNAは長寿遺伝子(SIRT6遺伝子:サーチュイン6遺伝子)の発現を抑制してしまうことが明らかになりました。このマイクロRNAが細胞内で作られないようにするのが桜葉抽出液です。
環境刺激シグナルmiRNAの発見
エクソソームは細胞間の情報伝達を担っており、細胞が受ける刺激によってエクソソームの中に含まれる因子(RNA、DNA、マイクロRNA、タンパク質など)は異なります。本研究では4つの異なる外的刺激(乾燥、低温、高温から低温への変化、低温から高温への変化)をそれぞれ受けたときに放出されるエクソソームに共通して多く含まれるマイクロRNA (miRNA)を特定、環境刺激シグナルmiRNAと仮称しました。
桜葉抽出液が環境刺激シグナルmiRNAの発現を抑制
環境刺激シグナルmiRNAは長寿遺伝子SIRT6の発現を抑制します。表皮細胞内の長寿遺伝子SIRT6は、DNAの修復や酸化ストレスの軽減、炎症の調整など、細胞老化の抑制において重要な役割を果たしていることが知られています。
肌の老化を初期から防ぐには環境刺激シグナルmiRNAの抑制が重要と考え、数多くの化粧品原料の中から探索を行いました。その結果見出した成分が、桜葉抽出液です。ザ・ギンザでは私たちが目指す、美しく、強く、揺らがない肌を先々の未来まで持続させるための本知見を今後の研究開発の参考にしていきます。