ストレスチェックの活用を促進し、企業の本質的な健康経営を支援
株式会社Smart相談室のプレスリリース
株式会社Smart相談室(本社:東京都港区、代表取締役・CEO:藤田 康男、以下「当社」)は、法人向け社外相談窓口サービス「Smart相談室」内で提供するストレスチェック機能をアップデートしました。80問版のストレスチェックの提供を開始するとともに、比較・分析機能の強化により、企業におけるストレスチェックの活用を一層促進し、組織の課題把握や職場環境の改善に向けた取り組みをより効果的に支援してまいります。
■アップデートの背景
2025年5月、改正労働安全衛生法が国会で可決・成立し、50人未満の小規模事業場でもストレスチェックの実施が義務化されることが決まりました。これは、従来ストレスチェックの実施率が低かった小規模事業場においても、労働者のメンタル不調の早期発見・予防が喫緊の課題となっていることを受けたものです。実際、厚生労働省が行う「労働安全衛生調査」ではメンタル不調の増加が示され(*1)、精神障害に関する労災の支給決定件数は初めて年間1,000件を超えています(*2)。こうした背景のもと、ストレスチェックは心身の不調を早期に察知し、職場環境の改善と健康経営を推進する重要な仕組みです。
当社が提供する法人向け社外相談窓口サービス「Smart相談室」でも従来よりストレスチェック機能を提供してきましたが、このたび企業がストレスチェックをより効率的かつ効果的に活用できるよう、機能のアップデートを実施しました。従業員のメンタル不調を未然に防ぐ仕組みとして、さらなる活用を支援します。
■アップデートの概要
まず、これまで提供してきた「職場のストレスチェック 57問版」に加え、「80問版」の提供を開始しました。80問版は、57問版の調査項目に加えて、ワークエンゲージメントやハラスメント、上司のマネジメントなど、職場の雰囲気や特定のストレス要因に対する従業員の反応をより詳細に捉える設問が含まれており、組織分析や傾向の精緻な把握に有効です。ストレスの有無を確認するだけでなく、組織改善や対話の促進、エンゲージメント向上にまでつながる「本質的な健康経営」を支援します。
さらに、ストレスチェック結果の比較・分析を効率的に行えるよう、「グルーピング比較機能」を追加しました。これは以前より多くの人事・労務担当者からご要望をいただいていた機能であり、ストレスチェックの結果を的確なアクションにつなげるうえで、重要な役割を果たします。当社のストレスチェックは、年1回の実施に限定されるものではなく、契約期間中であれば、必要なタイミング・必要な対象ごとに柔軟に実施することが可能です。この形式を活かし、比較機能ではご担当者さま自身で自由にグループを設定し、それぞれのグループごとの結果を比較できるようになっています。これにより、現場の状況に即した分析が可能となり、忙しい人事・労務担当者が、より効率的かつ実行力のある改善アクションを検討・実施いただけるよう支援します。
ストレスチェックは実施すること自体が目的ではなく、その結果をもとにどのようなアクションをとるかが重要です。「Smart相談室」では、忙しい人事・労務担当者が効率的に対応を検討・実施できるよう、今後も引き続き機能の開発と改善に取り組んでまいります。
■機能の詳細
<職場のストレスチェック 80問版>
80問版は、従来の57問版に23問を追加したもので、従業員はこれまでと同様にPCやスマートフォンで手軽に回答することができます。通常、80問版では個人のストレス判定が表示されないケースが多いですが、当社では57問版と共通する設問を活用することで、個人のストレス状態も判定し、従業員に結果を表示しています。これにより、セルフケアにつながる機能はそのままに、より詳しい組織分析が可能な80問版を提供できるようになりました。
企業向けのレポート画面では、57問版とは異なった80問版独自の計算方法のもと、レーダーチャートやマトリクスを用いて分析結果を表示します。
<職場のストレスチェックのグルーピング比較機能>
グルーピング比較機能では、まずこれまでに実施したストレスチェックのデータをもとに、比較したい対象ごとにグループを作成します(*3)。
次に、作成したグループの中から2つまたは3つを選んで比較すると、それぞれのグループの結果が、グラフやマトリクス形式でわかりやすくレポートに表示されます。これにより、グループごとの傾向や特徴が一目で把握でき、より具体的な課題発見や改善アクションにつなげることができます。
*1:厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策の現状等」https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001236814.pdf
*2:厚生労働省「令和6年度『過労死等の労災補償状況』を公表します」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59039.html
*3:職場のストレスチェックのグルーピング比較機能は、現時点では57問版のみに対応しています。80問版には対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。
■社外相談窓口サービス「Smart相談室」の概要
「Smart相談室」は、誰でも・いつでも・なんでも気軽に相談できる、法人向けの社外相談窓口サービスです。カウンセリングや医師相談に加え、法令対応を実現するストレスチェックやハラスメント窓口から人材の開発・育成につながるコーチングや個別研修など、幅広い機能を備えています。250名以上の専門家が在籍し、一人ひとりの悩みや課題に丁寧に寄り添います。不調になる前のささいな悩みや不安の芽を、早期に解消へ導くことで、メンタル不調の未然防止を実現し、企業の健康経営と働く人の心の健康に貢献します。
「Smart相談室」サービスサイト:https://smart-sou.co.jp/counseling
■「Smart相談室」の機能
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カウンセラー相談
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医師相談
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コーチング
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個別研修
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ハラスメント窓口
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セルフストレス診断
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ストレスチェック
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産業医面談調整
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意見箱
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eNPS
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ご利用ガイド
■トライアルプランについて
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対象:過去に契約したことが無い企業アカウント(企業・事業所)
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無料期間:登録日から21日間
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体験できる内容:
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カウンセラー相談
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コーチング
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個別研修
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セルフストレス診断
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職場のストレスチェック
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意見箱
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eNPS
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ご利用ガイド
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◼ 株式会社Smart相談室について
「働く人の『モヤモヤ』を解消し、『個人の成長』と『組織の成長』を一致させる」をミッションに、法人向けオンライン対人支援プラットフォームを開発、運営しています。2021年2月、医療系事業会社で10年間、新規事業開発と組織マネジメントに従事した藤田康男が代表として設立し、メンタル不調の未然防止により企業の健康経営を後押しする社外相談窓口サービス「Smart相談室」と、個人の可能性を最大化し企業の人的資本経営を加速させるコーチングサービス「Smartマイコーチ」を展開しています。Smart相談室はSmartHRのグループ会社です。
◼ 会社概要
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社名:株式会社Smart相談室
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代表取締役・CEO:藤田 康男
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事業内容:企業向けオンライン対人支援プラットフォームの開発、運営
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設立:2021年2月1日
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所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
※掲載されている製品名、会社名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
※記載情報は、発表日現在のものです。情報は予告なしに変更されることがありますので、 あらかじめご了承ください。