株式会社テクノクラフト、日本救急医療教育機構が提携し、「バイタルナビ」を用いた医療現場のデジタルトランスフォーメーションに関する実証実験を開始

株式会社テクノクラフトのプレスリリース

株式会社テクノクラフト(本社:新潟県新潟市西蒲区、代表取締役:栂坂昌業、以下「テクノクラフト」)は、一般社団法人日本救急医療教育機構(東京都豊島区東池袋2-62-10池袋5thビル4F 代表理事:櫻井雅浩(以下「日本救急医療教育機構」)と千葉県の総合病院と共同で、バイタルデータの可視化システム「バイタルナビ」(以下「バイタルナビ」)を用いた医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する実証実験をこの度開始いたします。

日本の医療現場は「人手集約モデル」の限界に直面しており、特に急性期・回復期ともに看護師不足が慢性的な課題となっています。本実証実験は、バイタルナビと特定管理医療機器認定のスマートウォッチ HUAWEI WATCH D2(以下「D2」)を活用することで、業務効率化と診療品質向上の両立を目指し、医療業界全体の働き方改革と新たな価値提案に貢献することを目的としています。

D2は国内で特定管理医療機器認定を受けており、高精度に血圧を取得できるスマートウォッチです。テクノクラフトはD2の販売を取り扱っており、独自のバイタルデータ可視化システムであるバイタルナビにて、管理画面による一括での見守りを提供しています。

<実証実験の概要>

本実証実験は、医療機関にてバイタルナビとD2を用いた院内実証実験を実施し、機器検証を通じて、その有効性を検証します。

・検証目的: 業務効率化および診療品質の向上

<各社の役割>

・テクノクラフト:機器調達、初期設定、オンライン/オンサイト研修の提供、現場サポート、バイタルナビの提供を担当します。

・日本救急医療教育機構:病院窓口、利用規約・同意書整備、現場サポート、KPI データ収集・レポート作成を担当します。

・総合病院:バイタルナビとD2を用いた院内実証実験の実施協力を行います。

<目指す効果>

・看護ラウンドの効率化: 遠隔でのバイタル測定により、看護ラウンド時間の削減とデータ欠測率の低減を目指します。

・診断の精度向上:リアルタイムかつ継続的なバイタルデータのモニタリングを可能にすることで、断片的な検査だけでは見逃される傾向やパターンの把握をサポートし、診断の精度向上に貢献します。

・リハビリ支援の強化:リハビリ中のバイタル推移や傾向を継続的に記録することで、身体機能や持久力改善にむけた定量的な評価を可能にし、リハビリテーションの質向上に貢献します。

<「バイタルナビ」が可視化と効率化、新たな価値を提供>

D2で取得したバイタルデータはテクノクラフトのクラウドで分析されバイタルナビで可視化。

直感的なインターフェースで誰でもすぐに使いこなせる「バイタルナビ」とD2、院内閉域ネットワークを連携させることで「患者(家族)-看護師-医師」の三位一体のリアルタイム情報共有を実現します。

業務効率化に加え、24時間のバイタルデータ収集が可能となることで、常時血圧測定による新たな診療報酬獲得のプロセスを構築いたします。

<今後の展望>

今回の実証実験でKPIを達成した後、その成果を事例化し、医療福祉業界への水平展開を目指します。

新規開発アプリも追加し、地域循環器予防や在宅リハビリ支援までサービスを拡張していく予定です。さらに、匿名化されたビッグデータを活用した「3者間メソッド-アルゴリズム販売」により、新たな収益モデルの創出も視野に入れています。

この実証実験を通じて、テクノクラフト、日本救急医療教育機構の2社は、日本の医療現場が抱える課題解決に貢献し、持続可能な医療システムの実現を目指してまいります。

■株式会社テクノクラフト

会社名: 株式会社テクノクラフト
設立日: 1995年3月
本社所在地: 新潟県新潟市西蒲区越前浜字浜手6985番地2
代表取締役: 栂坂 昌業
事業内容: ゴルフカートナビを中心とした、GPSやインターネットを利用したアプリケーションやASPサービス、各種端末の開発・製造・販売・サポートによる、子どもから高齢者までの安全管理・健康管理の提供

■一般社団法人 日本救急医療教育機構

法人名:一般社団法人 日本救急医療教育機構
所在地:東京都豊島区東池袋2-62-10 池袋5thビル4F
代表理事:櫻井雅浩
事業内容:救急医療に関する教育・普及活動を通じた、医療従事者の育成と救急医療体制の発展

プレスリリースに関するお問い合わせ:health_contact@tecraft.co.jp

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