ダイソンが「ダニダスト」対策に関する意識調査を実施 秋の「ダニダスト」リスクと正しい対策方法を専門家が解説
ダイソン株式会社のプレスリリース
ダイソン株式会社(東京都千代田区:代表取締役社長 添田 成久、以下ダイソン)は、全国の20代から70代の男女800人を対象に「ダイソン 秋の『ダニダスト』対策に関する意識調査」 を実施しました。アレルギー対策専門家・白井秀治氏は、「9~10月は年間で最も『ダニダスト』が増える時期であり、これらのアレル物質による睡眠への影響等の健康リスクを防ぐために、正しい対策が重要である」 と指摘しています。今回の調査からも、「ダニダスト」リスクや正しいダニの掃除方法の理解についての実態が明らかになりました。
※「ダニダスト」とは、ダニの死骸やフンのこと。
●調査概要
・調査タイトル:ダイソン 秋の「ダニダスト」対策に関する意識調査
・調査実施会社:ダイソン株式会社
・調査期間:2025年7月25日~7月29日
・調査対象者:800人
・年齢:20代~70代の男女
・調査方法:インターネット
・エリア:全国
●調査結果のまとめ
➀全体の半数以上がダニ対策に「必要性を感じていない」ことが明らかに。
「ダニ対策の必要性を感じる」と答えた人も、約3人に1人が実際にはダニ対策を実施せず。
→全体の半数以上が「ダニ対策の必要性を感じない」と回答。一方で、必要性を感じると回答した人も、3人に1人が実際の対策は行っていないことが明らかになりました。ダニ対策をしなくなった理由には「面倒」「効果が実感できない」という声があり、他の掃除に比べて効果実感が伴わず、優先順位が下がっていることが伺えます。
➁「ダニを意識して掃除している」人が最も実施する「天日干し(46.8%)」…実は不十分⁉
「ダニダスト」対策の正しい手順を実施できている人は8.8%と低迷する結果に。
→「ダニ対策を意識して掃除している」人が行っている掃除方法で最も多く挙げられたのは「天日干し(46.8%)」に。ダニ対策に有効な手順である“死滅”と“除去”については8.8%の実施率に留まり、ダニ対策意識がある人も効果的な掃除方法を知らないことが浮き彫りになりました。
③全体の8割以上が「“秋がダニの死骸やフンのピーク時期”であることを知らなかった」と回答!
「ダニダスト」リスクに対する知識や効果的な対策方法の理解不足が課題に。
→ダニの死骸やフンが原因のアレル物質が9~10月に最大化することについて、全体の8割以上が「知らなかった」と回答。「週数回の掃除機がけがダニ対策に有効」であることも55.3%が知らず、秋の「ダニダスト」リスクについての理解が進んでいない実態が浮き彫りになりました。
④約6割のペットオーナーが知らなかった“ペットのダニアレルギー発症リスク“
→「ダニダスト」を十分に掃除しないことでペットもダニアレルギーを引き起こす可能性があることについて「知らない」と答えたペットオーナーは約6割にのぼりました(58.1%)。ペットの健康のためにも秋の「ダニダスト」リスクについて理解し、布団やソファ、カーペットに潜むダニの死骸・フンへの正しい対策が急務と言えます。
①全体の半数以上が“ダニ対策は必要ない”と回答。理由は「面倒」「効果実感がない」
必要性を感じていても約3人に1人が「ダニ対策を実施していない」実態も
ダニ対策について意識的な掃除の必要性を感じるか訊ねたところ、全体の約半数以上(55.1%)が「ダニを意識した掃除の必要性は感じていない」という結果に。ダニ対策をしなくなった理由として「面倒だから」(28.8%)、次いで「効果を感じられないから」(17.3%)という声が挙げられました。さらに「必要性を感じる」と回答した人においても、およそ3人に1人が「実際の行動には移せていない」と回答。ダニという目に見えない存在に対する対策意識は低い傾向にあり、ダニ対策の意識を持っている人も掃除の優先順位として後回しになっている現状がうかがえます。
②「ダニを意識して掃除をしている人」が選ぶ「天日干し(46.8%)」は実は不十分⁉
効果的な掃除に必要な手順 “死滅”と“除去”を実施できている人は8.8%に留まる結果に
普段からダニ対策を意識して実施している人に「どのような掃除を行っていますか?」と訊ねたところ、第一位に挙げられた方法は「布団を天日干しする(陽に当てる)」(46.8%)でした。しかし、専門家によると天日干しだけではダニを死滅・除去することはできないことが指摘されています。
効果的にダニを除去するためには、布団乾燥機等で高熱乾燥させ、ダニを”死滅”させることに加え、死骸やフンなどのダニダストを掃除機でしっかりと吸引し”除去”することが必要です。しかし調査によると、この”死滅”と”除去”の手順を実施できていたのは全体の8.8%に留まり、ダニ対策を意識して掃除をしている人でも効果的な掃除ができている人はごく少数であることが課題として浮かびました。
③約82%が「9月はダニの死骸やフンが最も多い」と知らず…「ダニダスト」の理解が広まっていない現状。効果的な“掃除機吸引によるダニ対策”も半数以上が「知らなかった」と回答
暑さが落ち着くと繁殖を終えたダニが寿命を迎えるため、秋口は「ダニダスト」が最も増える時期だとされています。これについて「9〜10月はダニの死骸やフンが最も多くなる季節であることを知っていましたか」と聞いたところ、全体の81.9%が「知らなかった」と回答。また、ダニは約3か月の生涯で約500個のフンをするとされており、蓄積していく「ダニダスト」の対策として一度きりではなく「週に数回の掃除機がけ」が有効です。これについても全体の55.3%が「知らなかった」と答え、9~10月に増加する「ダニダスト」に関する知識が浸透していない現状が浮き彫りとなりました。
④ペットオーナーの約6割が知らなかった“ペットのダニアレルギー発症リスク”
一般的に「ダニダスト」は、床よりも寝具の隙間などに多く潜むとされています。そんな溜まった「ダニダスト」を掃除していないことで、ペットも“ダニアレルギー”を引き起こす可能性があることを知っているか訊ねたところ「知らない」と答えたペットオーナーは約6割にのぼり(58.1%)、ダニのペットへの影響を把握していない人が過半数を占めました。ペットの健康のためにも、これから迎える秋の「ダニダスト」が与える影響とそのリスクについて理解し、寝具やソファ、カーペットに潜むダニの死骸・フンをこまめに対策する必要があります。
■秋以降に増える「ダニダスト」が抱えるリスクとは?ダニが原因のアレル物質はペットへの影響も
アレルギー対策専門家・白井秀治さんが解説
◆9~10月は「ダニダスト」が最多に…秋こそ長時間滞在する寝具やソファのダニ対策が重要
夏が終わり秋に向かう9月は、室内に「ダニダスト」が多くなってきます。一般的にダニは梅雨~夏にかけて数を増やすため、ホコリの中にダニのフンが溜まっていきます。そしてダニの多くは秋に寿命を迎えるため、秋口にダニの死骸が増えていきます。
家でダニ対策を行う場合、長時間滞在する部屋や接触時間が長いインテリアが対象になります。主に寝室、特に多く接触する寝具はダニの餌となるフケや垢などが存在し、ダニの温床になりやすいため対策が必須です。また、布製ソファで過ごすことが多い場合も寝具同様に対策が大切です。
さらに、敷き布団やマットレスはもちろん、収納していた毛布や掛け布団にはダニが増殖し、「ダニダスト」が多く溜まっていることがあります。寝具に溜まった「ダニダスト」は、寝返りやベッドメークの際に空気中に舞い上がり、部屋中に広がるだけでなく、呼吸を通して吸い込む可能性があります。そのため、秋のダニ対策としては、ダニの死滅とともに、寝具からフンや死骸を除去することが大切です。
◆天日干しだけでは不十分⁉ダニ対策の最適解は“掃除機”による定期的な除去
寝具のケアとして多くの方が行う天日干しは、寝具を乾燥させ、ダニが繁殖しにくい状態になると考えられるため、頻回に行いたいことです。しかし、ダニ退治(ダニを死滅させる)の効果はあまり期待できません。
寝具から「ダニダスト」を除去するための効果的な方法としては、掃除機がけ、丸洗いなどがあります。特に掃除機がけは、手軽に行うことができるため、効果的なダニ対策になり得ます。寝具に掃除機がけを繰り返し行うことは、「ダニダスト」を吸い取り、除去することに役立ちます。さらには、ダニの餌となる人のフケや垢といったホコリも減らすことで、ダニが増えにくい状態を作ることも期待されます。
◆「ダニダスト」のアレルギーリスクは動物にも影響!ペットにもヒト同様のダニ対策を
近年の日本では、ペットとしてネコやイヌなどの飼育頭数が増加傾向にあり、その数は15歳未満の小児の数を上回っています。室内でペットを飼育すると、ヒト同様にダニのフンや死骸などを含むホコリに晒されることがあります。特にダニが繁殖して増加している可能性があるヒトの布団やインテリア用品の上で、ペットが過ごす時間が長い場合、ダニのフンや死骸を含むホコリにペットが晒され、ダニに対するアレルギーを獲得してしまうことも考えられます。そのため大切な家族であるペットの生活環境からも、ダニ対策を行うことが大切と考えられます。
NPO東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン研究班班長
白井秀治氏 プロフィール
家庭内のダニ対策・環境整備に取り組むアレルギー対策のエキスパート。
ダニ、花粉やペットによるアレルギー対策に関する講演や、テレビや雑誌などの監修も多数。またアレルギーに関わる医師とともに研究を行い学会発表なども積極的に行っている。
■9月から増える「ダニアレル物質」は、死滅後に吸引力の高い掃除機で吸引・除去がおすすめ
専門家監修・秋に向けた効果的な「ダニダスト」対策の3ステップをご紹介
ダニによる健康リスクの主な原因は、「生きたダニ」ではなく「死骸やフン」などのアレル物質です。正しいダニ対策は”死滅”させるだけでなく、その場からしっかりと”除去”し、その後も繁殖させないためのケアも含めた対処が重要です。今回は、専門家監修のもと、効果的なダニ対策を“3ステップ”で解説します。
①高温を当ててダニを“死滅”させる
ダニ対策の一歩目として、活動しているダニを“死滅”させるためには55℃以上の高温を30分以上かけることが有効とされています。実施している方も多い「天日干し」だけでは、内部まで高温にならず、ダニの死滅には不十分となるケースも。できるだけ布団乾燥機や家庭用乾燥機を使用し、特に寝具やカーペットなど、ダニが潜みやすい素材は重点的に熱風を当てるのがおすすめです。
②ダニの死骸・フンを吸引力の高い掃除機などで“除去”する
マットレスやソファ・絨毯等に潜んでいたダニを“死滅”させた後は、「死骸やフン」が蓄積された状態に。ダニによる健康リスクの主な原因となるこれらの「ダニダスト」は、掃除機での丁寧な吸引ですみずみまでしっかりと“除去”することがマスト。“どんな掃除機を使うか”も大きなポイントです。
<掃除機選びのチェックポイント>
☑ 布団やシーツの裏側・隙間にも届くハンディタイプ
☑ マットレスの中のダニダストもしっかり除去する高い吸引力
☑ 吸い込んだ「ダニダスト」を漏らさない高性能フィルター
③“週に複数回”の掃除機がけでアフターケアがおすすめ
ダニ対策は1回で終わりではなく、継続がカギになります。秋の「ダニダスト」を掃除できた後も、冬にかけて暖房で室温・湿度が高まりダニが繁殖しやすくなる環境になるため、継続的な掃除機がけを心掛けることが重要です。理想は、毎回ダニを熱で死滅させた上で除去することですが、難しい場合は、掃除機がけによって、ダニのエサを定期的に取り除くことで、繁殖を防ぐ対策も十分有用です。
■9~10月に家中に蓄積する「ダニダスト」はこれで一掃!
Dyson V8 Focus Clean ハンディクリーナーが9月5日(金)から再販開始
2023年5月に販売を開始し、好評いただいた「Dyson V8 Focus Clean ハンディクリーナー」が2025年9月5日(金)から再販開始します。「Dyson V8 Focus Clean ハンディクリーナー」は、ダイソン独自のモーターが生み出すパワフルな吸引力と、ナイロン製の硬いブラシにより、ダニダスト(ダニの死骸やフン)を99.9%除去する*¹、最も吸引力の高いハンディクリーナーです*²。また、優れた密閉性と5段階の捕集性能により、「ダニダスト」などのアレル物質を含む、0.3ミクロンもの微細な粒子を99.99%閉じ込め、浄化された空気を排出します*³。
マットレスや布団の掃除にとどまらず、毛足の長い絨毯、ソファ、車のシートなどの掃除にも最適です。その他の掃除ツールも充実しており、車や家中の行き届かない場所など、より細かい掃除が可能です。
ダイソンコアテクノロジー:
最もパワフルで、変わらない吸引力
ダイソン デジタルモーターが毎分最大107,000回転する最も吸引力の高いハンディクリーナー*²。サイクロンテクノロジーが強力な遠心力を生み出し、ゴミや微細なホコリを空気から分離し、変わらない吸引力を実現します*⁴。マットレスのすみずみまで吸引。ダニダストやホコリをかきだし吸引し、髪の毛も絡みません*⁵。
優れた排気性能
優れた密閉性と5段階の捕集性能により、0.3ミクロンもの微細な粒子を99.99%捕らえ、浄化された空気を排出します*³。
豊富な掃除ツール付属
用途に合わせて家中の掃除に使える5つのツールが同梱されています。
家の様々な場所に使えるツールから、ペットのグルーミングに使えるツールまで、別売りツールも多数。
【製品概要】
製品名 |
Dyson V8 Focus Clean |
細かく奥深くまで掃除したい方 |
|
カラー |
シルバー/シルバー |
本体サイズ*⁶ |
144x404x208mm |
本体質量*⁶ |
2.0kg |
最長運転時間*⁷ |
エコ40分/強5分 |
充電時間 |
5時間 |
ボタン |
トリガー式 |
付属ツール |
毛絡み防止スクリューツール、コンビネーションノズル、 スクラッチフリーソフトブラシ、アジャスタブル隙間ノズル、延長ホース |
価格 |
オープン価格 |
*1 CHEARI(中国)による試験結果。試験報告書:WC-23-30055。試験は強モードで実施(2023年に実施)。実際の使用状況により異なる場合がございます。「ダニダスト」とは、ダニの死骸やフンのこと。
*2 IEC(国際電気標準会議)規格62885-4 5.11による吸引力試験(2025年SGS-IBR(米国)にて実施)。ダイソンを除く国内の売上上位7社の最上位ハンディクリーナー(2025年1月-6月の独立調査会社のデータに基づく)を対象に実施。
*3 ASTM F1977-04に基づくGTT(中国)による試験結果。試験は0.3μm以上の粒子を使用し、強モードで実施(2022年に実施)。
*4 IEC(国際電気標準会議)規格62885-4 5.8, 5.9に準拠した、強モードで新品から1回目のゴミ満量まで使用した時点での、GTT(中国)による吸引力の変化の試験(2022年に実施)。
*5 実際の使用状況により異なる場合がございます。
*6 毛絡み防止スクリューツール、バッテリー含む
*7 非モーター駆動ツール装着時にエコモードで使用した場合の最長運転時間。JEMA自主基準(HD-10)により測定。実際の使用状況や床面により異なる場合がございます。