山田養蜂場 「シニアの健康意識調査2025」 実施~コロナ明けで健康習慣は改善傾向も、認知機能への新たな不安要素も

認知機能への不安は60代以上で減少も40代で増加

株式会社 山田養蜂場のプレスリリース

 株式会社山田養蜂場(所在地:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生)は、全国の30歳以上男女2,861名を対象に健康に関する意識調査を行いました。本調査はお客様の生活や健康意識の現状を知るため2019年から実施しており、今回はコロナ自粛明け初の調査となりました。前回実施したコロナ禍の2021年の調査結果と比較すると、生活習慣の改善や運動習慣の定着が進んでいることが明らかになりました。また、「認知機能の低下」について、60歳以上のシニア世代では不安に思う割合が減少した一方、40~50代における不安割合が増加しました。専門家によると、コロナ以降、感染後の認知機能低下や、若年層も含むブレインフォグなど、新たな社会的不安も増加しているといいます。

 

【調査背景】
 日本が超高齢社会を迎える中、健康寿命の延伸は重要な社会課題となっています。山田養蜂場は、創業以来「ひとりの人のために」という理念のもと、ミツバチ産品の有用性研究に取り組み、予防医学やアピセラピーの観点から人々の健康を支えてまいりました。その一環として、2019年より生活者の健康意識や生活習慣の変化を把握するための調査を継続的に実施しています。今回は、コロナ禍を経て感染後の認知機能低下や若年層を含むブレインフォグなど、新たな社会的不安が高まる状況を踏まえた調査となりました。

●1回目(2019年)調査結果:

  http://beekeeper.3838.com/release/20190911_senior_survey.pdf?sc_bid= 

●2回目(2020年)調査結果: 

 https://prtimes.jp/a/?c=30748&r=99&f=d30748-99-pdf-0.pdf

●3回目(2021年)調査結果:

 https://prtimes.jp/a/?c=30748&r=131&f=d30748-131-441bd94626e51d84d0beac632510ebbd.pdf

【調査対象】
 30歳以上の山田養蜂場の通販会員 男女2,861名

【期間】
 2025年7月10日~7月18日

【サマリー】

■前回(2021年)調査時と比較し、健康への悩みを持つ方の割合は減少傾向

コロナの自粛が明けて数年経ったことで、外出増加等の生活習慣の変化が影響していると考えられる。

■シニア世代における健康習慣の改善傾向

60代以上の方のうち、50%以上の方が、健康のために「規則正しい生活」や「栄養バランス」、「自分でできる運動」等を心掛けている。前回(2021年)調査時と比べ、運動を行う方も増加している。

■認知機能への悩みを持つ方の割合も減少傾向「60代以上で23.8%=約4人に1人」

前回(2021年)調査時は、2人に1人の割合だったことから、認知機能に関しても、同様にコロナ前後の行動変容による影響があると考えられる。

■将来の健康不安 トップは「物忘れ・認知機能の低下」 

60代以上のシニア世代の60.2%が「物忘れ・認知機能の低下」に不安を感じており、その他疾病と比較しても高い結果となった。また、40代~50代でもダントツで「物忘れ・認知機能の低下」が健康不安のトップであり、60.6%もの高割合を示した。

■認知機能対策に関する意識変化

認知機能対策として、どの年代でも「趣味の活動を楽しむ」方が多い。

近年、ブレインケアという概念で、いわゆる脳トレ以外での認知機能対策への取組みが拡大している。

認知機能対策としてのサプリメント飲用割合は、40~50代で7.9%、60歳以上で10.6%と、

早期対策を講じる傾向がみられる。一方で、依然として「何も対策をしていない」割合は、40~50代で34.6%、

60歳以上で14.2%と一定数おり、その要因として「何をしたらよいかわからない」が最多の回答となった。

 2021年から2025年にかけて、シニアの「認知機能への不安」は依然として強いままですが、健康維持行動は 「受動的」から「積極的」へとシフトしている様子が見られました。特に運動習慣の増加は顕著であり、社会環境の変化や健康意識の高まりが影響していると考えられます。

また、40代~50代においては、認知機能への関心の高まりがうかがえます。近年の認知症患者数の増加傾向を背景に、自分ごとの課題として捉える意識変化が進んでいると考えられます。さらに、ビジネスパーソンの間では、仕事のパフォーマンス向上を目的とした「ブレインケア」という発想も少しずつ広がりつつあります。 

 一方で、認知機能対策については「何をすれば良いか分からない」という課題が続いており、今後は 「具体的で分かりやすい行動提案」 や 「取り入れやすい素材や方法の普及」 が求められます。

【専門家コメント】

医療法人社団TLC 医療会 ブレインケアクリニック名誉院長

一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所所長 今野 裕之 先生

 コロナ禍に比べると、行動制限によるストレスが軽減され、運動やコミュニケーションなど、認知症予防に役立つ生活習慣に積極的に取り組む人が増えてきました。実際、最新発表されたデータでは、認知症患者数は過去に推計された数字を下回っています。

 一方、新型コロナウイルスの罹患後などに、「どうも頭がすっきりしない」「集中力が続かない」といった、いわゆるブレインフォグのような症状を訴える方が増えています。これは、頭にモヤがかかったように思考がぼんやりしたり、強い眠気を感じたりする状態で、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。認知機能の低下が高齢者ばかりでなく、若年層にも増えてきている印象があります。

年代を問わず、脳の健康を守り、認知症を防ぐためには脳トレだけでは不十分で、定期的な運動、質の良い睡眠、バランスの取れた食事などを心がけていくことが何よりも大切です。

 忙しい方にとってはサプリメントの活用も有効です。DHAやイチョウ葉の有用性は広く知られていますが、プロポリスなど認知機能に関わる新たな素材の可能性については、まだ十分に周知されていないようです。

 私たちは、皆さんの健康をサポートする専門家として、正しい情報をお届けしたいと考えています。今後は講演活動など様々な機会を通じ、生活習慣や適切な栄養補給が、いかに重要かをお伝えしていきたいと思っています。何かご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。皆さんが健やかに毎日を過ごせるよう、私たちも一緒に考えていきたいと願っています。

 山田養蜂場は「ひとりの人のために」という創業の精神のもと、ミツバチが持つ可能性に着目し、ミツバチ産品の有用性研究に取り組んでまいりました。予防医学の観点からミツバチ産品を健康に役立てる「アピセラピー」を追究し、お客さま一人ひとりの健康に寄与することで、超高齢化社会に貢献したいと考えております。

 また、自社研究機関である「みつばち健康科学研究所」、グループ会社「免疫分析研究センター」、米国「LifeSeasons社」と連携し、時代のニーズに応える商品開発に一丸となって取り組んでまいります。

■調査概要

【調査名】 山田養蜂場「シニアの健康意識調査2025」

【調査方法】 インターネット調査

【対象】 30歳以上の山田養蜂場の通販会員

【実施期間】 2025年7月10日(木)~7月18日(金)

【サンプル数】 2,861名

 

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 ③健康のため、習慣的に行っていることはありますか

 ④認知対策で取り組んでいることはありますか

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