博報堂、BIPROGY、JR西日本、PHRコネクト共同企業体として大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンにおける体験の社会実装に向けた事業を推進

―日常にヘルスケアが溶け込んだミライ社会実現を目指すー

株式会社博報堂のプレスリリース

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司 以下 博報堂)は、BIPROGY株式会社(以下 BIPROGY)、西日本旅客鉄道株式会社(以下 JR西日本)と「PHR(パーソナル ヘルス レコード※)コネクト共同企業体」を構成し、大阪ヘルスケアパビリオンで現在提供されている「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」体験の仕組みを、万博会期後も継続的に提供する事業に取り組むことになりましたのでお知らせします。

※PHR(パーソナル ヘルス レコード)…個人が自身の健康に関する情報を、一元的に収集・管理・活用するための仕組み

※提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン

現在開催されている大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンでは、「カラダ測定ポッド」により自身の健康データを測定し、それをもとに生成された25年後の「ミライのじぶん」とともに、「ミライのヘルスケア」をはじめ、2050年の都市生活を体験できます。

公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンは、本パビリオンで健康に対する意識が高まった来館者をはじめとした生活者の健康増進活動を支援するため、民間事業者の自立的な運営のもと、会期後も継続的に実施することを目的とした公募を行い、この度3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」が実施事業者として選定されました。PHRコネクト共同企業体は、公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンと「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する契約を締結、万博のレガシーを社会実装する事業を推進します。

※契約期間:令和8年2月28日まで

本事業において「PHRコネクト共同企業体」は、各社の強みを活かした役割分担のもと、未来のヘルスケアサービスの構築に挑みます。博報堂は生活者発想・クリエイティビティを強みにプロデュース機能として事業全体の推進を担い、ITサービス支援における豊富な実績を持つBIPROGYはデータアーキテクチャ・インフラ機能としてPHRデータを活用するためのシステム構築・運営を担います。また鉄道事業を基軸とした多様な事業により人・企業・技術をつないできたJR西日本は、プロダクト・プレイス提供機能として、PHR計測機器の開発及び保守、場の提供を担います。

具体的な取り組みとして、現在、JR西日本がJR大阪駅などに設置している、中に入って短時間で自身の健康データを測定できるポッド「カラダ測定ポッド」の活用を継続し、心血管、筋骨格、髪、肌、脳などの健康データの計測サービスを提供する予定です。計測した健康データをグラフなどで継続的に管理できる機能を持つ新しいアプリケーションの提供も予定しており、利用者は万博会期中に計測した健康データも引き継ぐことができます。

今後は、 JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内で、ヘルスケア関連の新商品やサービスの紹介・展示を予定しています。またオフィスビルやコンビニエンスストアなどへの展開、専門的なコンシェルジュによる健康アドバイスの提供、ヘルスケアデータと行動データの掛け合わせによる、よりパーソナライズされた体験の提供などを目指します。

博報堂、BIPROGY、JR西日本は、「PHRコネクト共同企業体」として、オフィスビルなどの施設や協賛企業と共に、生活者が日々の日常生活の延長で、負荷なく健康管理や健康対策ができる環境を創り、すべての人が心身ともに豊かに、活き活きと暮らせる未来社会の実現に貢献してまいります。

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