~万博レガシーとして、日常の中にヘルスケアが溶け込んだミライ社会を実現~
西日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース
西日本旅客鉄道(以下 JR西日本)とBIPROGYは、博報堂と3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」として、公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン(以下 大阪パビリオン)と「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する業務委託契約を締結しました。大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで提供している「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」仕組みを、会期後も継続的に提供していきます。
背景と経緯
健康データは、個人の健康状態を記録・分析する情報であり、現代のヘルスケアにおいて極めて重要な役割を果たしています。日常の中にヘルスケアが溶け込んだミライ社会を実現するためには、血圧や心拍数などの日々の計測データや、健康診断や人間ドックなど年単位で計測する健診データに加えて、認知症や生活習慣病予防のための月次の健康データ計測が重要になります。
JR西日本とBIPROGYが博報堂と3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」は、大阪パビリオンの「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」の委託事業者に選定されました。この事業は、万博会期中にパビリオンで提供する「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みを、民間事業者の自立的な運営のもと継続的に実施することを目的としています。
業務委託契約の概要
1.業務名称
ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託
2.業務目的
大阪ヘルスケアパビリオンでのリボーン体験により、健康に対する意識が高まった来館者の健康増進活動を支援し、ひいては、社会全体の健康増進につなげるため、会期中にパビリオンで提供する、「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みそのものを民間事業者の自立的な運営のもと継続的に実施することを目的とする。
3.契約期間
令和8年2月28日まで
4.業務内容(事業内容)
会期中にパビリオンで提供する、「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」といった体験の仕組みを実装する。
実装に向けた取り組み
現在、JR西日本の大阪駅などに設置している「カラダ測定ポッド」の活用を継続し、心血管、筋骨格、髪、肌、脳などの健康データの計測サービスを提供する予定です。計測した健康データを継続的に管理できる機能(グラフなど)を持つ新しいアプリケーションの提供も予定しており、利用者は万博会期中に計測した健康データを新しいアプリケーションに引き継ぐことができます。
今後は、JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内で、ヘルスケア関連の新商品やサービスの紹介・展示を予定しています。また、オフィスビルやコンビニエンスストアなどへの展開、専門的なコンシェルジュによる健康アドバイスの提供、ヘルスケアデータと行動データの掛け合わせによる、よりパーソナライズされた体験の提供などを目指します。
今後の展開
JR西日本とBIPROGYは、博報堂と3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」として、オフィスビルなどの施設やパートナー企業と共に、生活者が日々の日常生活の延長で、負荷なく健康管理や健康対策ができる環境を創り、日常の中にヘルスケアが溶け込んだミライ社会を実現します。
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。