〜従業員の”次の一歩”を具体化し既存施策の価値を最大化。多様な健康サービスとの連携で未病領域の新たなハブを目指す〜
株式会社HILのプレスリリース

株式会社HIL(本社:熊本県熊本市、代表取締役:小熊美嘉、以下「HIL」)は、超音波を用いて腹部の脂肪や筋肉を可視化・スコアリングするサービス「お腹ソムリエ®」において、AIを活用したパーソナルレコメンド機能を新たに搭載し、提供を開始することをお知らせします。 本機能は、従来の「結果の見える化」から一歩踏み込み、個々の従業員に「具体的な次の一歩」を提示するものです。これにより、健康への意識変容を確実な行動変容へと繋げ、健康経営施策の投資対効果(ROI)を最大化し、企業の持続的な生産性向上に貢献します。

■開発の背景:利用者の「どうにかしたい」という熱意に応えるために
HILが提供する「お腹ソムリエ®」は、腹部の超音波画像を用いて皮下脂肪・内臓脂肪・腹筋の状態をリアルタイムで可視化し、独自のアルゴリズムで生活習慣をスコア化する特許取得済みのサービスです。健康診断の数値だけでは伝わりにくい生活習慣リスクを「自分ごと化」させる強烈な体験は、多くの従業員の皆様の感情を動かし、「このままではまずい」という意識変容のきっかけを生み出してきました。
サービス提供後、従業員の皆様からは「自分の体の状態がよくわかった」「生活を見直すきっかけになった」といった声に加え、「では、具体的に何から始めればいいのか?」という、より踏み込んだご質問を多数いただくようになりました 。これは、私たちのサービスが単なる結果提示に留まらず、利用者の皆様の心に火をつけ、行動への意欲を引き出すことに成功した証であると捉えています。
これまでは認定測定者の知見に基づきアドバイスを行っていましたが、そこには測定者の経験によってアドバイスの質にばらつきが生じ得るという課題がありました。加えて、利用者からは「内容を忘れてしまう」「具体的な行動プランも記録としてほしい」というご要望もいただいておりました。これら全ての課題を解決し、誰もが質の高いアドバイスに基づき確実な一歩を踏み出せるよう、AIによるパーソナルレコメンド機能の開発に至りました。

■今回の進化:単なる機能追加ではない、未来の健康サービスへの第一歩
今回のAIレコメンド機能搭載は、単なる「測定+アドバイス」のサービス強化ではありません。これは、オフラインでの強烈な体験を起点に、オンラインの世界へとシームレスに繋がり、一人ひとりの健康行動を継続的に支える未来の健康サービスプラットフォームへの進化を意味します。
1. AIによるパーソナライズされた改善プランの自動生成
測定結果や年齢などのデータをもとに、AIが一人ひとりに最適な生活習慣改善プランを自動で提案します。これにより、利用者は「何をすべきか」に迷うことなく、具体的で実践的な行動をすぐに始めることができます 。
・具体的な行動例:夕食後20分のウォーキング、就寝前の腹筋運動 など
・食生活の工夫:間食をヨーグルトに置き換える、昼食で野菜を一品追加 など
・生活習慣の改善ポイント:デスクワーク時の姿勢改善、睡眠時間の確保 など
2. 未来の健康サービスへの拡張性
さらに特筆すべきは、その先の可能性です。今回の機能は、様々な健康関連サービスとの連携を見据えたハブとしての役割を担います。将来的にはAPI連携を通じて、運動・食事・睡眠管理アプリや、健康食品、フィットネスサービスなど、多様なオンラインサービスへの導線を構築。オフラインの「お腹ソムリエ®」で得た強烈な動機付けを、オンライン上の様々なソリューションに繋ぎ、行動変容の継続を力強くサポートします。今回の進化は、未来のパーソナライズドヘルスケアを実現するための、大きな一歩です。
■健康経営におけるROIを最大化する「触媒」としての役割
多くの企業が、人間ドック補助、ジムの割引、健康セミナーといった様々な健康経営施策を導入しています 。しかし、その多くが既に健康意識の高い「実行層」にしか利用されず、大多数を占める「無関心層」や「関心はあっても行動しない層」には響きにくい、という構造的な課題がありました 。

「お腹ソムリエ®」のAIレコメンド機能は、この断絶を繋ぐ強力な「触媒」となります 。
・「自分ごと化」による動機付け
自身の腹部のリアルな画像という衝撃的な体験で、健康課題を「自分ごと」として認識させます。
・AIによる「次の一歩」の提示
具体的なアクションプランが示されることで、「何をすれば良いかわからない」という行動への障壁を取り除きます。
・既存施策の「覚醒」
「運動を始めよう」と決意した従業員が、会社の福利厚生であるジム割引を自発的に活用し始める。「食事を見直そう」と考えた従業員が、健康セミナーに参加する。このように、点在していた既存の健康施策が「お腹ソムリエ®」を起点として有機的に繋がり、利用率が向上。施策全体の相乗効果が生まれ、ROIが劇的に向上します。

■今後の展望
株式会社HILは、今回のAIによるレコメンド機能を第一歩として、将来的には血液データや日常の活動量データといった多様なヘルスケアデータとの連携を進め、より包括的で高度な健康管理支援の実現を目指します 。オフラインでの強烈な体験価値をオンラインサービスへと繋げることで、「未病」領域における新しいスタンダードとして「お腹ソムリエ®」を普及させ、生活習慣病の予防や医療費の削減という社会課題の解決に貢献してまいります。
<会社概要>
会社名:株式会社HIL(Healthcare Innovation Laboratory)
所在地:<本社>熊本県熊本市 <支社>東京都渋谷区
代表者:代表取締役 小熊美嘉
事業内容:超音波を活用した健康可視化サービス「お腹ソムリエ」の企画・運営、未病領域におけるヘルスケア事業の推進
ビジョン:「寿命=健康寿命」となる社会の実現を目指す。――「今、手に入る健康を守る」をミッションに掲げ、病気になる前の「予防」に重点を置いた事業を展開
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社HIL お腹ソムリエ研究所
mail:info@bodyscale.co.jp
