【花王「寒暖差と入浴に関する調査」】約8割の人が「寒暖差疲労」を実感!お風呂専門家による血流セルフチェックシートを公開!約7割が知らない“血流促進”の力!疲労軽減に最適な“炭酸浴”のススメ

花王ホリスティックヘルスケアグループPR事務局のプレスリリース

 花王株式会社は、20~60代の男女1,000人を対象に「寒暖差と入浴に関する調査」を行いました。

 調査によると、秋から冬への季節の変わり目に寒暖差(「気温の急激な変化」や「室内と外の環境による温度差」を指します)を感じる人のうち約8割 (76.8%)が体の疲労感(「寒暖差疲労」)を感じていると回答。具体的な症状として、約7割(68.6%)もの人が「体のだるさ」を感じているほか、鼻水や風邪の症状が悪化するといった声などもあり、寒暖差疲労からくる様々な不調に悩んでいることが明らかになりました。

 寒暖差疲労の主な原因として、寒さなどで血管が収縮することによる“血流の滞り”が挙げられます。そこで今回、 25年にわたり7万人以上の入浴を調査してきた東京都市大学 人間科学部 早坂信哉教授に監修いただき、「血流セルフチェックシート」を作成。その内容を元に、実際にどの程度の人々が「寒暖差疲労予備軍」の条件に当てはまる血流が滞りやすい生活習慣を行っているのか、その実態を調査いたしました。

 チェックシートには、早坂教授が“血流の滞り”の原因と考えている「シャワーで済ますことが多い」や「デスクワークが多い」といった習慣や行動、“血流の滞り”のサインと指摘する「目が疲れやすい」や「肩こりがある」といった、日々の不調での兆候などの項目が入っています。調査では、これらの項目に3項目以上当てはまる「寒暖差疲労予備軍」の人が約4割を占める結果となりました。また、2項目以上当てはまる人は約6割と多くの人が注意が必要な状況も明らかになりました。

 一方、寒暖差疲労の軽減に対して血流促進が有効であることについて知らなかった人は約7割 (68.2%)という実態も。手軽に血流促進の効果を高める方法として“炭酸ガス入りの入浴剤を入れた「炭酸浴」”が有効とされていますが、半数以上 (54.3%)の人がその効果を「知らなかった」という課題も見えてきました。

 「血流セルフチェックシート」を活用し、寒暖差疲労を感じている人の約8割 (75.0%)が改善習慣として取り入れたいと回答した「炭酸浴」で季節の変わり目の寒暖差疲労対策をしてみてはいかがでしょうか。

【調査対象】

・対象  :20~69歳の男女1,000人、全国

・手法  :インターネットリサーチ

・実施期間:2025年8月

【主な調査結果】

01:約8割が感じる「寒暖差疲労」。体のだるさ、頭痛、肩こり、寝つきの悪さなど慢性的な不調感にも。

02:その寒暖差疲労、血流の滞りにつながりやすい習慣が原因かも⁉「シャワーだけ」「デスクワーク」など3項目以上当てはまる人は要注意。

03:7割の人が知らなかった、「寒暖差疲労」を軽減する“血流促進”の効果。血流の改善習慣として8割の人が「炭酸浴」を取り入れたいと回答。

【専門家プロフィール】

東京都市大学 人間科学部教授 早坂信哉

高齢者医療の経験から入浴の重要性に気づき7万人以上の入浴を調査した、入浴や温泉に関する医学的研究の第一人者。「世界一受けたい授業」「あさイチ」などテレビやラジオ、新聞や講演など多方面で活躍中。

著書「最高の入浴法」(大和書房)「おうち時間を快適に過ごす入浴は究極の疲労回復術」(山と溪谷社)など。


<TOPIC 01>約8割が感じる「寒暖差疲労」。体のだるさ、頭痛、肩こり、寝つきの悪さなど慢性的な不調感にも。

 多くの人が秋から冬へ季節が変わるタイミング(10月後半頃)で寒暖差を感じており、「寒暖差のある日に疲労感を感じる」(「寒暖差疲労」の)人がそのうち約8割(76.8%)を占める結果となりました。

 寒暖差疲労の具体的な症状を聞いた設問では、「体全体がだるい」(68.6%)、「頭がぼーっとする・頭痛」(35.9%)、「肩こりがひどくなる」(29.3%)、「寝つきが悪い」(27.3%)など日々の生活や仕事に影響を及ぼす慢性的な体の不調感を感じている人も見受けられました。その他、「鼻づまり」や「くしゃみ」など「風邪」の症状とも関連している可能性が考えられます。

Q.あなたは、秋から冬へ季節が変わるタイミング(10月後半頃)に、寒暖差を感じることはありますか。

(n=1,000)

Q.あなたは、寒暖差のある日に体の疲労感を感じますか。

(n=576/寒暖差を「よく感じる人」と「たまに感じる人」)

Q. 寒暖差のある日に疲労感を感じるとき、あなたにあてはまる症状をすべてお選びください。(いくつでも)

(n=576/寒暖差ある日に疲労を「よく感じる人」と「たまに感じる人」)

《その他 回答例》

鼻づまりや咳が出る(64歳・女性)/鼻水が止まらない(35歳・女性)/鼻水が出る(39歳・男性)くしゃみ、鼻水などの体調不良(25歳・女性)/くしゃみが止まらない(37歳・男性)/風邪を引く(54歳・女性)

■早坂教授コメント

寒暖差疲労は「気温の急激な変化や、1日の寒暖差が大きい環境に身を置くことで、自律神経が過剰に働き、適切に自律神経が働かなくなることによって心身に疲労や不調を感じる状態」と考えられています。今回の調査で多くの方が何らかの不調を感じている事がわかりました。昨今の激しい気候変動で今後もより一層、寒暖差疲労を感じる人が増えると思うので、日々の対策をしっかりと行う事が大事です。

<TOPIC 02>その寒暖差疲労、血流の滞りにつながりやすい習慣が原因かも⁉「シャワーだけ」「デスクワーク」など3項目以上当てはまる人は要注意。

 寒暖差疲労の主な原因として、寒さなどで血管が収縮することによる“血流の滞り”が挙げられます。そこで今回、25年にわたり7万人以上の入浴を調査してきた東京都市大学 人間科学部 早坂信哉教授による「血流セルフチェックシート」を公開いたします。

 早坂教授によると、「シャワーで済ますことが多い」や「デスクワークが多い」といった習慣や行動、「目が疲れやすい」や「肩こりがある」といった日々の不調での兆候など、計9項目のうち3項目以上当てはまる場合、「寒暖差疲労予備軍」の可能性があるといいます。寒暖差疲労の原因となりうる日常生活での行動や兆候など 無意識の“血流の滞り”サインがないかセルフチェックしてみましょう。

 調査では、約4割が3項目以上当てはまる「寒暖差疲労予備軍」である結果となりました。また、2項目以上当てはまった人は約6割と、半数以上が「寒暖差疲労予備軍」一歩手前の血流に注意が必要な状況であるという課題も見えました。原因となり得る日常の習慣で最も多かったのが「シャワーで済ますことが多い」(47.9%)、次いで「デスクワークが多い」(36.0%)、「階段よりエスカレーターを選びがち」(25.9%)となりました。現代のライフスタイルにおいては、湯船入浴の機会が少ない、同じ姿勢で長時間いるなど、血流が滞りやすい習慣も多く、特に寒暖差が激しくなる時期には注意が必要といえます。

 また、症状の項目では「目が疲れやすい」(44.0%)、「肩こりがある」(38.8%)、「朝スッキリ起きられない」(31.4%)などの兆候が多く見られました。血液には、全身の老廃物や疲労物質を回収し、体の隅々まで酸素や栄養を運ぶ役割があります。血流が滞ることでこれらの働きが鈍くなり、痛みや筋肉のこわばりといった目の疲れや肩こりの原因となる症状につながりやすくなるのです。

Q.あなたの普段の生活の中で、ご自身にあてはまるものをすべてお選びください。

(n=1,000)

■早坂教授コメント

調査からもわかるように寒暖差により血流が滞る事で発生する不調は様々です。今回、皆さんがついやりがちな習慣や感じている症状を用意しました。まずはどれが自分に当てはまるかチェックしてみましょう。3項目以上だと寒暖差疲労予備軍の可能性がありますので、血流促進で日々の生活を見直しましょう。

<TOPIC 03>7割の人が知らなかった、「寒暖差疲労」を軽減する“血流促進”の効果。血流の改善習慣として8割の人が「炭酸浴」を取り入れたいと回答。

 早坂教授によると、寒暖差疲労の軽減には“血流促進”が有効といいます。日中と夜間や、日毎の気温差が大きい状態にある場合、体温を一定に保つため自律神経が過剰に働きます。それによりエネルギーを多く消費することで、疲労が蓄積し、寒暖差疲労につながるとされています。このような寒暖差疲労に対して、血流を促進する炭酸浴が注目されています。炭酸ガスはお湯に溶け込むと皮膚からじんわりと浸透して、血管を広げてくれます。それにより、血流促進の効果を高めることができるのです。入浴、特に温浴作用を高める炭酸浴による血流促進により、血液が全身の老廃物や疲労物質を回収し、体の隅々まで酸素や栄養を運ぶ役割を活発にすることで、寒暖差疲労の軽減につながるといいます。しかしながら、今回の調査では、約7割 (68.2%)の人が寒暖差疲労に血流促進が有効であることを知らないという実態も明らかになりました。

 炭酸浴を含む入浴は、血流促進の効果を高める手軽な方法です。湯船につかり、全身を温めることで、血流が促進されます。今回の調査でも、入浴頻度が低い人(週に1~2日程度入る/全く入らない)は、入浴頻度が高い人(毎日入る/週に3~6日程度入る)に比べて約1.2倍“だるさ”を感じていました。つまり、入浴頻度の高い人の方が寒暖差疲労の症状で最も多かった「体全体がだるい」を感じにくいことがわかりました。

Q.あなたは、血流促進に関して「だるさや疲れやすさ、頭のぼーっとする感じなどの「寒暖差疲労」に、血流促進が有効」であることをご存知ですか。

(n=1,000)

Q.あなたご自身の入浴習慣について、あてはまるものをお選びください。

(n=395/寒暖差のある日に疲労感を感じるとき「体全体がだるい」と感じると答えた人)

 

 また、寒暖差疲労への対策として「効果的に血流促進できる「炭酸浴」を生活に取り入れたいか」という設問をしたところ、普段から寒暖差疲労を感じている人の約8割(77.8%)が「やってみたい」と回答。手軽な寒暖差疲労のための血流の改善習慣として生活に取り入れたい意向があるといえます。

Q.あなたは、「寒暖差疲労」への対策として、効果的に血流促進できる「炭酸浴」を生活に取り入れたいですか。

(n=576/寒暖差を「よく感じる人」と「たまに感じる人」)

■早坂教授コメント

血流促進には多くの健康効果があります。入浴は「温熱効果」による血行促進の効果がありますが、さらに炭酸入浴剤を入れた「炭酸浴」をすることで、効果が高まります。まずは手軽にできる「炭酸浴」からはじめ、効率的に血行促進を行っていただきたいです。寒暖差疲労の軽減で少しでも健康に過ごしてほしいですね。

今、あなたにオススメ