女性の骨の健康に関する研究支援を推進
カリフォルニアプルーン協会のプレスリリース
カリフォルニアプルーン協会(米・カリフォルニア州ローズビル、以下CPB)は、2025年9月24日、女性の骨の健康に焦点を当てた2つの主要研究プロジェクトが、アメリカ合衆国農務省 国立食品農業研究所(USDA NIFA、以下NIFA)より連邦共同資金の助成を受けたことを発表いたします。
本助成により、CPBが複数年にわたって行ってきたプルーン摂取と中年女性に関する2つの研究が支援されます。これは、数十年にわたる栄養研究を基盤に、プルーンが骨の健康を支える食品として注目されていることを示しています。
本パートナーシップを通じ、CPBはプルーン摂取と骨の健康に関する研究を大学主導で推進します。ペンシルベニア州立大学とサンディエゴ州立大学にて実施されるこれらの研究では、閉経周辺期における女性の急激な骨量減少を、日常的なプルーン摂取が抑制または予防できるかを検証します。
カリフォルニアプルーン協会 事務局長 ドン・ゼア氏のコメント
「この節目は、当産業の信頼できる科学研究への継続的な投資の価値を強調するものです。連邦共助成を活用することで、生産者の資金効果を高め、“アメリカ・ファースト”の農業を支援し、プルーンを予防医療における強力なツールであるという科学的根拠を強化していきます。これは私たちの取り組みを裏付けるだけでなく、政策立案者、医療専門家、そしておいしく栄養価の高い科学的根拠に基づく解決策を求める世界中の消費者とより広く関わる機会を広げていきます。」
■女性の骨の健康における重要なタイミング「閉経周辺期」を対象に
新たな研究は「閉経周辺期」―すなわち閉経前後期から閉経後早期へ移行する約3年間を対象とします。この期間は女性が人生で最も急激に骨量を失う時期であり、臨床栄養研究では見過ごされがちなものの、予防の観点では極めて重要です。
従来の臨床試験では、プルーンが閉経後女性の骨量減少の軽減に寄与する可能性が示されていました。今回の新研究はそれを一歩進め、日常的なプルーン摂取が不可逆的な骨損失を防げるかを検証します。
【新研究の概要】
・ペンシルベニア州立大学
「閉経周辺期女性におけるプルーン摂取の予防戦略」
メアリー・ジェーン・デ・スーザ博士主導の18か月間の試験で、閉経周辺期におけるプルーン摂取が骨の健康に及ぼす影響を評価。
・サンディエゴ州立大学
「閉経前後期女性の健康最適化に向けたプルーン摂取」
シリン・フーシュマンド博士主導の24か月間の介入研究で、プルーン摂取が骨密度やより広範な健康結果に与える影響を検証。
両研究では炎症や腸内細菌叢の健康も測定し、女性の健康におけるプルーンの役割を包括的に解明します。
■プルーンの公衆衛生への潜在的影響
米国では1,000万人以上が骨粗鬆症に罹患し、年間200万件以上の骨折と500億ドルを超える関連医療費の原因となっています。骨折リスクがわずかに低減するだけでも、数十億ドルの医療コストの削減につながります。
「薬に頼らない予防策を求める女性にとって、この研究は大きな転換点となり得ます。プルーンは栄養豊富で、常温保存が可能で、手軽に摂れる自然食品です。これらの試験で、この重要なライフステージにおける骨量減少予防の効果が確認されれば、公衆衛生および経済的なインパクトは計り知れません。」
とドン・ゼア氏は述べました。
■栄養研究の伝統を礎に
NIFAは今回、23件のプロジェクトに総額1,000万ドル以上を助成。そのうち200万ドル以上がカリフォルニアプルーン研究に充てられました。この共同資金提供は、プルーンが骨の健康と健康的な加齢における強力な味方であることを立証してきた、数十年にわたるCPBの厳格かつ査読付きの研究をもとに決められました。
特に注目すべき研究は「プルーン研究」で、これはプルーンと骨の健康に関するこれまで最大規模の臨床試験であり、235名の女性を対象に、日常的なプルーン摂取が骨密度を保護し、大腿骨頸部(高齢者に多い重大な骨折部位)での骨折リスクを低減することを初めて示したものです。
プルーン研究の最初の論文は、2022年に『American Journal of Clinical Nutrition』に掲載され、1日わずか5〜6個のプルーン摂取により、閉経後女性の骨密度を維持し、骨折リスク低減を示唆することを明らかにしました。
その後も複数の査読付き論文が発表され、プルーンが骨の健康維持のためのユニークな栄養学的アプローチであることを裏付けています。
CPBの栄養研究についての詳細は CaliforniaPrunes.org をご覧ください。
カリフォルニアプルーン協会について
カリフォルニアプルーン協会は、1980年にカリフォルニア州食品農業省の権限のもと、生産者と加工業者を代表する組織として設立されました。世界最大の生産地カリフォルニアでは、サクラメントおよびサンホアキン・バレーに広がる果樹園でプレミアムプルーンが栽培されています。協会は、「カリフォルニア産プルーンを通じた一生涯の健康」を理念に、食品安全と持続可能性の厳格な基準、そして世代を超えて受け継がれてきた栽培技術と知見により、市場をリードしています。California Prunes. Prunes. For life.
■カリフォルニアプルーン協会ジャパン公式サイト:https://www.prune.jp
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